◆ 標準速度での物流作業を
物流作業においても「人がいるから仕事を作る」といった現象が無いとは言えません。しかしビジネスを行っている以上、付加価値を生まない仕事はできるだけ排除していく必要があります。仕事の効率化を考える時、まず真っ先に考えるべきことは「その仕事を止められないか」ということではないでしょうか。
そこで今やっているその仕事を止めたらどのような影響があるのかについて検討してみることをお勧めします。
「本質的に必要はない仕事だけど時間が余っているからやっておこう」、という姿勢は改めるべきでしょう。時間が余ってしまったら余分なことをせずに、改善活動を行ってみてはいかがでしょうか。
時間が余ると今の作業速度を落として終業時間にちょうど終わるように調整することがあります。作業のペースを作業者に任せてしまうとこのような現象が発生します。これについても避けなければなりません。
余分な仕事、標準速度以下での仕事の実行などを見過ごしていてはライバル会社に負けてしまうことでしょう。これらも新鮮な目で現場を見ることである程度防ぐことができます。特に仕事の速度などは他職場の人が見ればいかにもゆったりとやっている様子が見られるはずです。
また、職場の人には他職場や他企業見学を積極的に行い、問題点を見つける目を養う機会を与えてあげると良いでしょう。自動車の組み立てラインを見てそのスピー...