1. 悲劇の主人公から抜け出す
自分にほとんど非がないにもかかわらず、理不尽な出来事が起きる時におちいる状態があります。それが「悲劇の主人公」です。例えば、ある日突然好きな仕事を外されたり、いわれなきことで悪い噂が立ったり、減給・降格処分になったり、友達から急に冷たくされたりすることなどです。このような出来事が起きると、大半の聞いてる人は同情してくれます。しかし、ここには大きな落とし穴があります。
一度、この状態になると、自分で解決しようという気力が次第に減っていきます。そのため、ただ単に「自分は可哀そうな人」つまり自分は「悲劇の主人公」として周囲に話すようになります。周りの人は同情はしてくれますが、それだけです。中には解決策を提案してくれる人もいるかもしれません。しかし、本当に解決できるのは本人だけなのです。もちろん解決には大変な努力、時間、仲間、お金などが必要なこともあります。
この「悲劇の主人公」は自立した人間として愛と感謝を届けるという生き方とは違い、単に周囲の注目を集めるだけの状態です。そこには人としての愛も尊敬も生産性もありません。本当にこの状況を抜け出すためには、自分自身が本気で「悲劇の主人公」をやめるしかありません。「やめる」と決めれば必ず解決できます。私も解決できました。「やめる」ことは同時に自...