人財教育・人材育成、他人の意見と自分の判断

New


人財教育・人材育成、他人の意見と自分の判断

【目次】

    ▼さらに深く学ぶなら!
    「行動科学」に関するセミナーはこちら!

    1. アドバイスや指摘を聞き入れるか拒否するか

    色々な状況で人からアドバイスや指摘されることはあります。相手との関係性やアドバイスの内容にもよりますが、言われたことを素直に聞き入れるか拒否するか判断しています。大変なこと、責任あること、面倒なことは拒否しやすいです。また自分の考えと反対の意見も拒否しやすいです。無駄なことを、無意味なことを聞き入れる必要はありませんが、大変だけど成果や成長のためにやらなければならないことは聞き入れた方が良いです。しかし、本当に役に立つアドバイスかどうかは、言われた時点では完全にはわからないです。実際に実行しないと正確な判断はできません。拒否して何も変わらない時のリスクと、受け入れて失敗した時のリスクを想定して判断するしかありません。なお、何も変わらない時のリスクは明ら...


    人財教育・人材育成、他人の意見と自分の判断

    【目次】

      ▼さらに深く学ぶなら!
      「行動科学」に関するセミナーはこちら!

      1. アドバイスや指摘を聞き入れるか拒否するか

      色々な状況で人からアドバイスや指摘されることはあります。相手との関係性やアドバイスの内容にもよりますが、言われたことを素直に聞き入れるか拒否するか判断しています。大変なこと、責任あること、面倒なことは拒否しやすいです。また自分の考えと反対の意見も拒否しやすいです。無駄なことを、無意味なことを聞き入れる必要はありませんが、大変だけど成果や成長のためにやらなければならないことは聞き入れた方が良いです。しかし、本当に役に立つアドバイスかどうかは、言われた時点では完全にはわからないです。実際に実行しないと正確な判断はできません。拒否して何も変わらない時のリスクと、受け入れて失敗した時のリスクを想定して判断するしかありません。なお、何も変わらない時のリスクは明らかなマイナスですが、失敗した時のリスクがプラマイゼロであれば、試してもよいかもしれません。

       

      よく聞き入れる人は素直な人に見えて、拒否ばかりする人は頑固な人に見えます。聞き入れる時は単に鵜呑みにするのではなく「自分で判断して決めた」と言えることです。拒否する時も正当な理由があれば拒否します。どちらの判断をする時も「〇〇さんが言ったから」ではなくしっかり自分で決めることが大事です。

       

      2. 自分の勝ちパターンは成功者の言葉よりも自分の経験の方が頼りになる

      仕事に限らず成果を出すための方法やパターン(いわゆる勝利の方程式)はその人その人によって違います。少しずつ時間をかけて成果を出す人、人とのつながりと交渉によって成果を出す人、千差万別です。多くの成功した人に秘訣を尋ねると人によって回答が異なるのもこのためです。成功した人でも勝ちパターンが人によって異なります。遠目からみると、似たような成果を出していても、本人にとって成果を出すための道のりは異なるようです。これは全く同じ知識、同じ経験、同じ感性を持つ人はいないので当然の結果でもあります。

       

      そのような先人の知恵や経験を鵜呑みにコピーしても自分にマッチしないと成果はでません。しかし、全くあてにならないこともありません。自分が試してだめなら止めればよいだけです。他の方法をためすだけです。試行錯誤するうちに自分にとって最も成果をだしやすいパターンが見えて来るでしょう。そして自分の勝ちパターンは成功者の言葉よりも自分の経験の方が頼りになる時があります。例え子供の時の小さな成果でも、その成果を成し遂げるためには自分だけの勝ちパターンを行っている可能性があります。自分にとっては当たり前すぎて気づきにくいことです。その上で効率化、合理化を進めると自分の勝ちパターンが成長していきます。

       

      連載記事紹介:ものづくりドットコムの人気連載記事をまとめたページはこちら!

       

      【ものづくり セミナーサーチ】 セミナー紹介:国内最大級のセミナー掲載数 〈ものづくりセミナーサーチ〉 はこちら!

       

      ▼さらに深く学ぶなら!
      「行動科学」に関するセミナーはこちら!

         続きを読むには・・・


      この記事の著者

      福﨑 昌宏

      金属組織の分析屋 金属材料の疲労破壊や腐食など不具合を解決します。

      金属組織の分析屋 金属材料の疲労破壊や腐食など不具合を解決します。


      「人財教育・育成」の他のキーワード解説記事

      もっと見る
      革新的テーマを継続的に創出するための表彰をより良く機能させるためのポイント

       革新的テーマを創出するための環境には「ハードの仕組み」に加え、心理的な「ソフトの仕組み」が必要の訳ですが、今回はこの中から、表彰に焦点を当て議論をしたい...

       革新的テーマを創出するための環境には「ハードの仕組み」に加え、心理的な「ソフトの仕組み」が必要の訳ですが、今回はこの中から、表彰に焦点を当て議論をしたい...


      内容が明確に伝わる技術文書の書き方(その23)

          今回から、「6つのルールと18の書き方」に関する補足解説をします。今回は、「ルール1:冒頭に書く」の中の「書き方1:要...

          今回から、「6つのルールと18の書き方」に関する補足解説をします。今回は、「ルール1:冒頭に書く」の中の「書き方1:要...


      内容が明確に伝わる技術文書の書き方(その10)

        今回は、「6つのルールと18の書き方」に関し、「6つのルール」および「18の書き方」の概要について解説します。「6つのルールと18の書...

        今回は、「6つのルールと18の書き方」に関し、「6つのルール」および「18の書き方」の概要について解説します。「6つのルールと18の書...


      「人財教育・育成」の活用事例

      もっと見る
      人財教育・人材育成、こだわりと責任範囲

      【目次】 ▼さらに深く学ぶなら!「ビジネススキル」に関するセミナーはこちら! 1. こだわり「別の方法がある」と考えることも大事 ...

      【目次】 ▼さらに深く学ぶなら!「ビジネススキル」に関するセミナーはこちら! 1. こだわり「別の方法がある」と考えることも大事 ...


      人材の課題 伸びる金型メーカーの秘訣 (その20)

       今回、取り上げる金型メーカーは、I 精機株式会社です。同社は、高い職人技術で、金型製作から試作板金、部品加工まで幅広く手がけてきましたが、今後はその職人...

       今回、取り上げる金型メーカーは、I 精機株式会社です。同社は、高い職人技術で、金型製作から試作板金、部品加工まで幅広く手がけてきましたが、今後はその職人...


      人財教育・人材育成、対極の考察

      【目次】 ▼さらに深く学ぶなら!「行動科学」に関するセミナーはこちら! ▼さらに幅広く学ぶなら!「分野別のカリキュラム」に関するオ...

      【目次】 ▼さらに深く学ぶなら!「行動科学」に関するセミナーはこちら! ▼さらに幅広く学ぶなら!「分野別のカリキュラム」に関するオ...