SDSとその周辺基本事項・分類判定の実際(演習付き)【全3回/1回のみの参加も可能】
化学物質管理になくてはならないSDSを基礎から学ぶ。
GHS・SDSの構成要素や伝えるべき、受け取るべき情報やSDS作成に必須で理解の難しい「危険有害性の区分判定」も1日かけて詳細に解説。
実際にSDSの作成も行い、間違いやすい点などのフィードバックや年々変わる情報収集の方法などもお伝えし、一人でSDSを読めるように、書けるようになることをゴールとしたセミナーです。
※1日のみ、ピンポイントでのご参加も可能です。
日時
第1回:2022年2月17日(木)12:30~16:30
実践講座①:初級編
「SDSの作成・理解・利用に必要な基礎知識」
第2回:2022年2月18日(金)10:30~16:30
実践講座②:初級編
「SDS作成に欠かせない分類とラベリングの理解―様々な危険有害性を通して区分判定を会得する―」
第3回:2022年2月28日(月)12:30~16:30
実践講座③:SDS作成実習
「混合物SDSの作成実習で実務を身に着ける」
セミナー趣旨
化学物質管理の中でサプライチェーン上の情報伝達は重要な一つの分野を構成しています。
化学品(化学物質と混合物)の安全取扱い情報の伝達はGHSによって記述されたSDS及びラベルが主要な手段であり、その作成や配布の義務は施行される国の法規によってそれぞれの国情等にあわせて施行されています。
GHSによるSDSとラベルは、化学品を製造する化学メーカーだけではなく流通を担う商社や使用者等、サプライチェーンに参加する全ての企業がその内容や法規義務を理解してそれぞれの立場において運用 しなければならない現状があります。
本セミナーでは、 まずSDSとラベルの成立と各国法制の概要を示し、次にSDSとラベルの文書構成と化学品の危険有害性の判定及び分類とラベリングについて解説いたします。さらに実務対応を容易にするため各国法規を比較 し、SDSの対象物質について概要を示します。
2日目には分類とラベリングの実際を、危険有害性クラスの代表例に対して具体的にどうやって判定するかを示します。また成分物質数2~3程度の混合物をモデルとして提示しますので、これに対してのSDS作成を受講生の方にお願いいたします。
3日目はモデル混合物のSDS作成例を示します。また受講生の方の作成SDSを講評いたします。さらに学習するための参考資料、情報収集方法について言及いたします。
セミナープログラム
―1日目―
2022年2月17日(木)12:30~16:30
「SDSの作成・理解・利用に必要な基礎知識」
Ⅰ. SDSとラベルの成立までの流れ
(1)サミット・SAICMによる枠組みづくり
―今までの流れからSDGsまで―
(2)化学物質管理の国際的枠組み:各条約・GHSの概要とそれらの共通部分
2. GHSとSDS
(1)GHSが作られた目的と背景
(2)国連勧告文書
(3)SDSとは
(4)SDS・ラベルの項目
3. 化学物質管理全体の中の位置づけ
4. サプライチェーン間の情報伝達と情報の運用
(1)伝達すべき情報の種類
(2)誰に何をどう伝えるのか
5. 各国での法制化へ ~労働安全と環境保護~
(1)3種類の法律
(2)化学物質の製造から製品化・廃棄までの流れと関わる法規
II. SDSとラベル
1. 化学品の危険有害性
(1)危険有害性区分
(2)危険有害性の表現に必要な要素
①注意喚起語
②絵表示(ピクトグラム)
③危険有害性情報
④注意書き
(3)表現を組み合わせたラベル例の紹介
2. 化学品の分類とラベリング、危険有害性判定について
(1)物理化学的危険性
(2)健康有害性
(3)環境有害性
3. SDSとラベルの文書構成
4. JISとGHSで求められる記載の差異
―2日目―
2022年2月18日(金)10:30~16:30
「SDS作成に欠かせない分類とラベリングの理解―様々な危険有害性を通して区分判定を会得する―」
III. 分類とラベリングの実際 具体的にどうやって判定するか
1. 分類とラベリングその1:危険有害性クラスの代表を用いた判定例の解説
(1)物理化学的危険性
エアゾール
引火性液体
有機過酸化物
金属腐食性物質
(2)健康有害性
急性毒性
皮膚腐食性/刺激性
眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性
呼吸器感作性または皮膚感作性
生殖細胞変異原性
発がん性
生殖毒性
特定標的臓器毒性(単回ばく露)
特定標的臓器毒性(反復ばく露)
吸引性呼吸器有害性
(3)環境有害性
水生環境有害性
2. 課題の提示(宿題)
―3日目―
2022年2月28日(月)12:30~16:30
「混合物SDSの作成実習で実務を身に着ける」
3. 分類とラベリング その2:作成例と演習
(1)作成例:混合物SDS作成例 モデル成分物質からの実演
(2)間違いやすい点、ポカミスの解説
(3)今後の情報収集:参考資料 さらに学習するために
(4)受講生が作成したSDSの講評
※2日目不参加の方は事前に配布いたしますので、期日までにご提出ください。
セミナー講師
林 宏 先生 さがみ化学物質管理株式会社
セミナー受講料
【オンライン(ライブ配信)(見逃し視聴なし)資料付】
参加形態 | 区分 | 価格(税込) | 1社2名以上同時申込 |
---|---|---|---|
1講座のみの参加 | 1回、2回、3回・・・ | 41,800 | 30,800 |
2講座の参加 | 1・2回、1・3回、2・3回・・・ | 62,700 | 51,700 |
全講座(3講座) | 1・2・3回 | 83,600 | 72,600 |
【オンライン(ライブ配信)(見逃し視聴あり)資料付】
参加形態 | 区分 | 価格(税込) | 1社2名以上同時申込 |
---|---|---|---|
1講座のみの参加 | 1回、2回、3回・・・ | 47,300 | 36,300 |
2講座の参加 | 1・2回、1・3回、2・3回・・・ | 70,950 | 59,950 |
全講座(3講座) | 1・2・3回 | 94,600 | 83,600 |
※申込時にご参加形態(第○・○回参加)を申込備考欄に記載下さい。
※各回、別の方が受講いただくことも可能です。
※1社2名以上同時申込は、同時申込、同形態(講座数、参加日)でのお申込にのみ有効です
*全3回申込の方へ(不測の事態により、全回開催出来ない場合、以下規定に基づき、返金致します。)
全3回中、1回実施の場合: 67%返金
全3回中、2回実施の場合: 34%返金
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。
配布資料・講師への質問等について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)。
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。) - 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。
下記ご確認の上、お申込み下さい
- PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbbs以上の回線をご用意下さい)。
各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。 - 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。
Zoomを使用したオンラインセミナーとなります
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
→ 確認はこちら
※Skype/Teams/LINEなど別のミーティングアプリが起動していると、Zoomでカメラ・マイクが使えない事があります。お手数ですがこれらのツールはいったん閉じてお試し下さい。 - Zoomアプリのインストール、Zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です。
※一部のブラウザは音声(音声参加ができない)が聞こえない場合があります。
必ずテストサイトからチェック下さい。
対応ブラウザーについて(公式) ;
「コンピューターのオーディオに参加」に対応してないものは音声が聞こえません。
申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
- 開催5営業日以内に録画動画の配信を行います(一部、編集加工します)。
- 視聴可能期間は配信開始から1週間です。
セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
尚、閲覧用のURLはメールにてご連絡致します。
※万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、
(見逃し視聴有り)の方の受講料は(見逃し視聴無し)の受講料に準じますので、ご了承下さい。
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