技術ロードマップを含めた戦略再構築プロセス

開催日:2022年 2月 4日(金)

セミナー趣旨

日本企業の利益率水準は欧米有力企業に比肩するほどに高まり、企業の内部留保(利益剰余金)も増加基調にある。財務的健全性の面では申し分のないレベルにあるといってよい。
しかしながら、成長性という観点では多くの企業が問題を抱え、それが企業風土の沈滞や個人のモチベーションの阻害要因となっている。
つまり、今の日本企業にとって、持続的な売上成長の軌道づくりが最重要の経営課題である。そしてその最大の鍵は技術にあると考える。
バブル経済崩壊から30年ほど経つが、長らく技術戦略は経営課題の中での優先順位は必ずしも高くなかった。しかし他方で、GAFAを含め世界の先進企業は未来志向の技術戦略を軸にさらなる成長に挑戦している。
本セミナーではあらためて技術戦略の重要性に鑑み、その歴史的変遷を踏まえ、今求められるその基本コンセプトと具体的な戦略再構築プロセスを明快かつ詳細に説明していく。

受講対象・レベル

・技術開発・研究開発部門の責任者の方   
・技術統括・経営企画・事業戦略スタッフの方

習得できる知識

1.技術戦略の意義・役割、成長戦略上の位置づけ及びその構成要素
2.成長戦略構想の考え方と進め方
3.技術戦略策定の詳細な進め方 (事業戦略との「二軸同時革新」)
4.技術戦略の中核要素である技術ロードマップ再構築の考え方と作成ポイント

セミナープログラム

1.今求められる技術戦略とは
 ・日本企業が置かれている状況 (“イノベーションのジレンマ”状態)
 ・技術戦略とは、その意義とは (歴史的変遷含む)
 ・技術を核とした企業・事業成長(ソニーグループ、中外製薬、富士フイルム等)
 ・今求められる技術戦略のコンセプト (テクノロジープラットフォーム、オープンイノベーション等)
 ・技術戦略策定の基本プロセス-事業と技術の「二軸同時革新」
2.成長戦略構想 〜 技術戦略の羅針盤づくり
 ・外部事業環境分析(マクロ/ミクロ)
 ・事業分析(ポートフォリオ分析等)
 ・“SWOT(強み・弱み・機会・脅威)”の抽出
 ・10年先を見据えた事業の成長戦略構想づくり
3.未来志向の技術の棚卸しと評価
 ・未来に向けた有望新技術の抽出
 ・既存技術の棚卸しと体系化
 ・技術の評価(基盤度、競争優位性、成長性)
 ・技術ポートフォリオの作成
 ・戦略技術(未来コア技術他)の設定
4.技術を核とした新製品・新事業テーマ創造
 ・狙いの新規事業分野における有望新製品・新サービス、主要ニーズ探索
 ・上記探索結果と戦略技術の“融合”(ニーズとシーズの融合)による新製品・新事業アイデア創出
 ・上記アイデア整理-テーマ設定
 ・テーマ評価を通じた重点テーマ設定
 ・重点テーマの事業化構想・企画
5.事業展開シナリオと技術ロードマップの作成
 ・技術ロードマップの現在の問題と改善・改革方向
 ・新製品・新事業展開シナリオを描く
 ・同シナリオ実現に不可欠となる技術を抽出し、その目標水準を明確化する(技術の仮想カタログ)
 ・テクノロジープラットフォーム構想
 ・事業展開シナリオと技術ロードマップの有機的結合
 ・技術M&A、産学連携等のオープンイノベーションを含めた技術革新計画の立案
6.技術戦略の再構築に向けた組織的取り組み-A社のケースをベースに
 ・狙いの明確化、検討領域の設定
 ・検討メンバー選定と組織化
 ・集中検討会の設定と各回の検討内容

セミナー講師

木村 壽男(きむら ひさお) 氏

セミナー受講料

1名につき 33,000円(税込)

受講について

収録時間 3時間19分 テキストデータ(PDFデータ)つき

■セミナーオンデマンドについて
<1>収録動画をVimeoにて配信致します。
<2>動画の配信期間は公開日より2週間ですので、その間にご視聴ください。
   2週間、何度でもご都合の良い時間にご視聴可能です。


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時

オンデマンド

受講料

33,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

技術マネジメント総合   アイデア発想法一般   事業戦略

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