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セミナー趣旨
講演者も委員として参画した「脱炭素社会に向けた住宅・建築物の省エネ対策等のあり方検討会」(国交省、経産省、環境省共管)では、2030年までに、省エネで「新築される住宅・建築物についてはZEH・ZEB基準の水準の省エネ性能が確保される」こと、再エネでは「新築戸建住宅の6割において太陽光発電設備が導入される」べきことを決定した。
この決定に基づいて、「脱炭素社会の実現に資するための建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律等の一部を改正する法律」として2022年に成立、同6月に公布された。
さらに昨年から今年にかけて、国内外で住宅・建築物における太陽光発電義務化の波が起きている。京都府市に続き、東京都、川崎市が相次いで義務化条例を可決、群馬県も導入を検討中である。海外では、米国カリフォルニア州、ニューヨーク市、EU、そしてドイツ国内の諸州で再エネ/太陽光発電の義務化措置が近年、次々と導入されている。
本講演では、住宅・建築物分野の脱炭素化をテーマとし、①なぜこの分野の脱炭素化が重要なのか、②他方でその困難は何なのか、③この分野における国内外の政策動向のレビュー、④住宅が蓄電池、EVと結びつくことで、期待されるの分散型エネルギーシステムへの貢献など、近未来への展望も含めてお話ししたい。
セミナープログラム
1.脱炭素化の経済・産業への影響
(1)カーボン・ニュートラル(脱炭素化)に向けた動き
(2)脱炭素化が日本経済に与える影響
(3)脱炭素化が産業競争力に与える影響
2.GX推進法案とは何か
(1)GX進法案の中身
(2)アメリカのインフレ抑制法案・・・住宅・建築物分野の太陽光発電導入にインセンティブ
(3)脱炭素化に向けた国際競争のスタート
(4)日本のGX推進法案の不安
3.日本の2030年温室効果ガス排出削減目標に向けて住宅・建築物分野が果たすべき役割
(1)京大でのシミュレーション研究の結果
(2)経済産業省の目標達成に向けた政策
〜2030年までは住宅・建築分野の太陽光発電が最重要に〜
(3)住宅・建築物分野における省エネ・断熱・創エネの重要性
4.国内外の新築住宅・建築物への太陽光発電義務化条例の潮流
(1)海外を含めた動向全般
(2)東京都の太陽光発電義務化条例の詳細解説
(3)京都府市、川崎市など、その他国内事例
5.住宅・建築物の脱炭素化が切り開くイノベーション/新しいビジネスモデル
(1)住宅太陽光+蓄電池+EV
(2)分散型電力システムにおいて、(1)が果たす役割
(3)調整電源市場、デマンドレスポンス、マイクログリッド、水素貯蔵などがもたらす新しいビジネスチャンス
6.質疑応答
セミナー講師
京都大学大学院 経済学研究科 教授
諸富 徹(もろとみ とおる) 氏
1998年京都大学大学院経済学研究科博士課程修了、2010年3月より現職。2017年4月より京都大学大学院地球環境学堂教授を併任。環境経済学をベースに、カーボンプライシングや再生可能エネルギー政策、電力市場に関する研究を推進。京都大学大学院経済学研究科「再生可能エネルギー経済学講座」代表も務める。 主著に、『環境税の理論と実際』(有斐閣、2000年)、『脱炭素社会と排出量取引』(日本評論社、共編著、2007年)、『低炭素経済への道』(岩波新書、共著、2010年)、『脱炭素社会とポリシーミックス』(日本評論社、共編著、2010年)、『入門 地域付加価値創造分析』(日本評論社、編著、2019年)、『入門 再生可能エネルギーと電力システム』(日本評論社、編著、2019年)、など。環境省中央環境審議会「カーボンプライシングの活用に関する小委員会」など、国・自治体の政策形成にも多数参画。
セミナー受講料
1名につき 33,000円(税込) 同一のお申込フォームよりお申込の場合、2人目以降 27,500円(税込)
受講について
事前に、セミナー講師へのご期待、ご要望、ご質問をお受けしております。
可能な限り講義に盛り込んでいただきますので
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■ライブ配信について
<1>Zoomにてライブ配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ視聴用URLとID・PASSを開催前日までに
お送り致しますので、開催日時にZoomへご参加ください。
■アーカイブ配信について
<1>開催日より3〜5営業日後を目安にVimeoにて配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ収録動画配信のご用意ができ次第、
視聴用URLをお送り致します。
<3>動画は公開日より2週間、何度でもご都合の良い時間にご視聴頂けます。
※ライブ配信受講者様で、アーカイブ配信もご希望の場合は
追加料金11,000円(税込)で承ります。
ご希望の場合は備考欄に「アーカイブ配信追加受講希望」と記入ください。
受講料
33,000円(税込)/人
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