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・電気自動車(EV)の普及により、「産業」はどう変わっていくのか?
・この変化を商機とするには?
セミナー趣旨
世界の電気自動車(EV)市場は昨今急激に拡大中で、2022年は世界の自動車市場の1割を超え、今後も増加が見込まれる状況です。これまで課題とされてきた航続距離や充電速度、耐久性や価格等の課題は解消されつつあり、むしろ静か・反応が即時かつスムーズで運転しやすい・乗り心地が良い・自宅や太陽光発電でも充電できる・非常用電源にもなる等の利点が目立つようになってきています。
では今後、どのような変化が予想されるのか。価格は。普及のペースは。それに伴って私達の生活や産業がどう変わって行くのか。充電設備はどのように整備すれば良いのか。経済や環境にどのような効果があるのか。今後の課題とビジネスの焦点は何か。様々な視点から、EVを取り巻く状況や、今後考えられる動きについて解説いたします。
受講対象・レベル
・電気自動車(EV)メーカや関連部材・素材メーカの担当者
・車載向け半導体・部材メーカの担当者
・EVの充電インフラに携わっている方
・EVも含めた、国内のエネルギー事情・再生可能エネルギーの最新動向について情報収集をしている方
(マーケティング・販売・戦略担当者)
・SDGs活動や「脱炭素」を目指した取り組みを推進する立場の方 など
習得できる知識
・日本のエネルギー事情・脱炭素政策の実情と方向性
・上記の概況・方向性を踏まえた電気自動車(EV)普及の実情・今後の可能性
・今後考えられ得る電気自動車(EV)関連の商機・参入余地
セミナープログラム
1.EVの特徴
1.1 運転特性
1.2 居住性:「住まい」としてのEV
1.3 巨大なモバイルバッテリー
1.4 安全性
1.5 環境性能
2.EVの市場動向:市場シェアの拡大、今後のバッテリー生産量の増加見込み
2.1 義務づけなくとも普及している例
2.2 消費者に選ばれる理由・選ばれない理由
2.3 バッテリー価格の低下と予測
2.4 車両価格でエンジン車より安くなる時期、安価な車種の登場
2.5 中国の投資規模と速さ
2.6 今後の普及予測紹介
2.7 大型車までBEV化?
3.EVおよび関連設備・機器の技術動向
3.1 バッテリーの性能向上:エネルギー密度、充電速度、耐久性
3.2 温度管理の重要性
3.3 様々な充電方式:バッテリー交換、無線、走行中、パンタグラフ
3.4 太陽光発電との連携:VIPV
3.5 今後登場しそうなバッテリー技術
3.6 電力インフラや建造物との連携
3.7 今後予想される技術動向
4.エネルギーとEVの政策動向
4.1 各国の普及政策
4.2 充電インフラ
4.3 産業の誘致
4.4 電力系統への統合
4.5 大型車のZEV化
4.6 途上国・新興国の動向
5.EVの環境性能
5.1 排出削減の背景:エネルギー安全保障、気候変動、地域経済
5.2 排出削減
5.3 エネルギー効率
5.4 資源量
5.5 リサイクル
5.6 充電タイミングによる違い
5.7 再エネ導入促進効果
5.8 他セクターとのカップリング
6.航続距離と充電速度
6.1 「航続距離」を増やすだけでは売れない
6.2 充電速度が使い勝手に与える影響
6.3 急速充電インフラの整備状況
6.4 どのような状況で航続が縮むか
7.充電インフラの構築指針
7.1 充電速度構成、設置場所
7.2 電力需給との関係
7.3 充電ポイントの事例、設計上のポイント
7.4 集合住宅
7.5 必要な充電器の数
7.6 V2Xの可能性
7.7 充電器に求められる機能
7.8 寒冷地・積雪地での充電インフラ設計
8.環境・エネルギー問題を巡る「都市伝説」と科学的資料
8.1 温暖化懐疑論、再エネ懐疑論
8.2 「排出削減にならない」
8.3 寒冷地・立ち往生
8.4 火災リスク
8.5 感電リスク
9.最近の動向と今後の予測
10.日本の課題
10.1 日本が持つ技術
10.2 構造問題
10.3 解決への課題とビジネス上の焦点
<質疑応答>
■受講者の声(過去受講者アンケートより)
「電気自動車の普及に関する動向や問題、技術動向などについて、専門的に調査・研究をなさっている先生から網羅的に学ぶことを
目的に本セミナーに参加させていただきました。内容はその目的に合ったもので、大変有益でした。ありがとうございました」
(開発)
「現実的で大変有益だった。このままでは日本企業が取り残されていくような危機感を持てたのが良かった」
(自動車部品の先行開発・設計)
「EVバッテリー技術について知りたくて参加しました。充電速度に関する技術レベルのお話も面白かったです」(企画)
セミナー講師
産業技術総合研究所 安全科学研究部門 社会とLCA研究グループ 主任研究員 博士(工学) 櫻井 啓一郎 先生
■ご略歴
1971年生まれ。京都大学大学院工学研究科にて化合物半導体を研究、博士(工学)。
太陽電池の研究に長く携わったほか、再生可能エネルギーの普及政策も研究。
独ハーンマイトナー研究所客員研究員、米国国立再生可能エネルギー研究所客員研究員等を経て現職。
現在は地方自治体の脱炭素化やEVの活用策の研究を手がける。
著書に「トコトンやさしい太陽電池の本第2版」「太陽と風のエネルギー」等。中古のリーフに9年ほど乗っている。
セミナー受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです
→環境の確認についてこちらからご確認ください - 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
→こちらをご確認ください
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