ポジティブリストPLの規制対象、加工品の解釈例、PL適合性伝達方法と事例、
新規物質の申請要件と試験方法、及び国内外のPL調査方法等の実務などについて詳解!
■注目ポイント
★PL対象物質や積層体の解釈等に関し苦慮する改正PLについて、改正の要点、ポイントと、企業の対策に関し、第一人者が施行前に、わかりやすく解説します
セミナー趣旨
日本の食品包装用樹脂のPL(Positive List)は、2020年6月に永年続いた業界団体の自主基準から国の制度へ移行したが、厚労省は早くも2023年11月に改正PLを告示し、施行は2025年6月である。改正PLは、添加剤の類似や重複収載の統廃合、基ポリマーの統合等を織り込み、PLは4つから2つに集約され、収載物質は約4,600物質から2,830物質となった。しかし、モノマーのコード化等日本だけのローカルルールがある。企業は、PL対象物質や積層体の解釈等に関し苦慮する例も見られる。本講では、改正PLの改正ポイントと企業の対策に関し紹介する。
習得できる知識
・国際的なPLの進捗状況
・PLとNL
・PL規制対象物質と規制方法
・PL適合伝達の具体例
・PL新規物質評価方法
セミナープログラム
1.初めに-包装を取り巻く環境-
2.食品包装における材料別使用割合
3.食品包装の安全性とは:PLの位置付け
4.海外諸国におけるPL制度の導入状況:欧米中等のPL
5.日本の法規制類の現状とPL・NL
5.1 食品衛生法の概要:食品接触物質、規制対象と規格
5.2 業界自主基準(接着剤、印刷インキ、紙等)の現状と課題
6.日本のPL制度化と改正PL
6.1厚労省の8つの課題の進捗状況
6.2 PL制度化導入の趣旨、海外におけるPL導入状況
6.3 PL規制対象と改正のポイント:現行の4PLと改正2PL
PL対象物質の考え方、無機物質と天然高分子物質、ポリマーの21グループ化と5区分
モノマーのコード化とポリマー呼称、ポリマーの通称名との照合方法
添加剤のPLと使用制限
6.4 PL適合伝達方法と適合証明書の具体例、海外メーカーの適合証明例
6.5 経過措置期間(5年)と企業の対応
6.6 消費者庁のQ&A集(PL対象、積層体の解釈等)
6.7 PL収載新規物質の健康影響評価指針(食品安全委員会)
7.各国のPL調査方法
8. まとめ:企業の対策と留意点
9. 参考文献・情報入手先
セミナー講師
西包装専士事務所 代表 西 秀樹 氏
略歴
1971年 三菱油化(株)(現 三菱化学)入社
研究所にて主にポリプロピレンの開発研究に従事。その後、本社の品質保証部にて品質保証活動に従事。
2004年 三菱化学を退職し、藤森工業(株)に入社
2009年 東罐興業㈱に入社
2013年 東罐興業(株)を退社後、フリーの立場で講演、執筆活動に従事
現在に至る。
専門
プラスチックの製品安全
セミナー受講料
【1名の場合】45,100円(税込、資料作成費用を含む)
2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。
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