固体高分子型水電解およびメタネーション技術と水素、アンモニア燃料の最新の動向

~都市ガス業界のカーボンニュートラル戦略の切り札メタネーション(e-methane)・脱炭素化社会を目指して~

メタネーション(e-methane) と水素、アンモニア燃料の最新の動向と比較し、詳細に解説!

■注目ポイント
★メタネーション(e-methane)とは?現在行われている実証試験、フィジビリティ―スタディーの紹介、e-methaneを社会導入する際の課題、とりわけ、グリーン電力の調達方法、水素・アンモニア燃料導入ロードマップとの相違点等次世代の低炭素燃料について、現在検討されている内容について、紹介する!また水電解などの基礎からの動向なども網羅予定。

セミナー趣旨

カーボンニュートラル社会実現のためには、化石燃料から再生可能エネルギーへの転換が必要である。本講義では、再生可能エネルギー余剰電力の貯蔵・輸送・利用およびCO2の有効利用のための炭素循環技術について説明する。再エネからグリーン水素を製造する固体高分子型水電解技術、ならびに産業施設等から回収したCO2を、グリーン水素と反応させて、既存インフラに適用可能なメタン燃料に変換するメタネーション技術について、これまでから現在に至るまでの技術開発および実証の取組み、今後の展開について紹介する。

【講演のポイント】

地球温暖化防止対策は喫緊の課題であるが、水素・アンモニア燃料は製造・貯蔵・輸送・利用の新規インフラ導入が必要である。また地球規模の対策が必要であるにも関わらず、実現するにはハイテクが必要であり、普及するのに時間がかかる。一方メタネーションはそのお原理も簡単で、ガス利用のインフラは圧倒的に人口の多いグローバルサウスに普及するのに長期間要することは無い。このようなことから昨今急激に注目度が集まっているメタネーション技術は都市ガス業界がe-methaneという新しい呼称を提案し、注力を入れて早期社会実装の実現に向けて努力している。このような最新の動向を紹介し、その理解を深めたい。再生可能エネルギーからの水素製造技術、ならびにCO2を合成メタンに変換するメタネーション技術などPower to Gasについて技術開発や各種実証経験があり課題・展望について紹介が可能。

習得できる知識

・再エネ電力貯蔵のためのPower to Gas技術
・再エネからのグリーン水素製造技術・固体高分子水電解
・CO2の資源化技術・メタネ―ション

セミナープログラム

1.はじめに
 1-1 気候変動
 1-2 持続的社会を⽬指して

2. Power to Gasとは
 2-1 電⼒貯蔵技術としてのPower to Gas
 2-2 グローバルCO2リサイクル
 2-3 Power to Gasの主要構成技術
  2-3-2 ⽔電解
  2-3-3 メタネーション

3.再⽣可能エネルギーからのグリーン⽔素製造技術
 3-1 固体⾼分⼦⽔電解技術の概要
 3-2 固体⾼分⼦⽔電解装置開発の取り組み
 3-3 GI基⾦事業/⽶倉⼭太陽光発電/固体⾼分⼦⽔電解装置の適⽤例
 3-4 固体⾼分⼦⽔電解装置の課題・展望

4.グリーン⽔素を⽤いたCO2のメタネーション(e-methane)技術
 4-1 メタネーション(e-methane)とは︖/メタネーション触媒・プロセスの概要
 4-2 メタネーション推進官⺠協議会
 4-3 メタネーションの実証例
  4-3-1 多方面に広がるe-methaneの調査・実証試験
  4-3-2 船舶の代替燃料としてのe-methane
 4-4 メタネーションのコスト目標と試算について

5.水素・アンモニア燃料
 5-1 水素・アンモニア燃料の懸念
 5-2 水素・アンモニア燃料とe-methaneのコスト比較とその実現可能性

【質疑応答】

セミナー講師

CCR研究会  名誉会員 工学博士(元日立造船株式会社 執行役員)  熊谷 直和 氏

【経歴】
1979年 横浜国立大学 工学部 卒業
1979年 大機ゴム工業 株式会社 入社、開発部に配属。
1989年 東北大学 工学博士号 取得
2006年 アタカ工業と大機エンジニアリングが合併し、アタカ大機 株式会社 となる
アタカ大機 株式会社 産機開発部長
2012年 執行役員 就任
2014年 アタカ大機と日立造船 株式会社 が合併、日立造船 株式会社 となる
日立造船 株式会社 執行役員
2015年 日立造船 株式会社 地球環境ビジネス開発推進室 室長
2018年 日立造船 株式会社 顧問
退職後、現在に至る

CCR 研究会会長

【専門内容】
メタネーション

【講演実績】
「メタネーション技術の変遷・昨今の政策動向・ 社会実装に向けた取り組みと課題および将来展望」(AndTech,2023年3月)

セミナー受講料

【1名の場合】45,100円(税込、資料作成費用を含む)
  2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:30

受講料

45,100円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

化学反応・プロセス   電気化学   地球温暖化対策技術

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:30

受講料

45,100円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

化学反応・プロセス   電気化学   地球温暖化対策技術

関連記事

もっと見る