基礎から学ぶ『熱可塑性エラストマー』 -目的に応じた製品・材料の設計を行えるようになる手法を紹介-【オンライン】

~熱可塑性エラストマーを理解するためのベースとなる高分子の基礎に関しても解説~

セミナー趣旨

熱可塑性エラストマー(TPE)はゴムの特性と熱可塑性プラスチックの成形性を併せ持つ材料であり、幅広い分野で応用が進んでいる。従来のゴムと比べて加硫工程が不要であり、成形加工性・リサイクル性に優れ、軽量である点が評価されている。

本セミナーでは、受講者の方が、
 1) 熱可塑性エラストマーに関する体系的な知識を得ることができる、
 2) 目的に応じた熱可塑性エラストマーを選定して、製品設計をおこなうことができる、
 3) 目的に応じた材料設計をおこなうことができる、
 4) 成形および評価をおこなうことができる、
を目標としている。

普段化学に接しておられない方でもご理解いただけるよう、熱可塑性エラストマーを理解するためのベースとなる高分子の基礎に関してもご紹介する。また、実用時に起こり得るトラブルについても例を紹介し、実務のお役にたてることを目指している。

受講対象・レベル

生産部門、研究開発部門など本テーマにご関心のある方

セミナープログラム

1.熱可塑性エラストマー(TPE)の基礎知識
 1-1. はじめに
  (1)熱可塑性エラストマー(TPE)とは
  (2)TPEの成分と構造
  (3)TPEの熱的性質
 1-2. TPEの歴史
 1-3. 製造、特性、加工を理解するための基礎
  (1)SBSを例としたTPEの基礎
  (2)高分子の基礎知識
  (3)TPEのコンパウンド
  (4)TPEの特性評価
 1-4. TPEの分類

2.熱可塑性エラストマーの種類と特性(各論)
 2-1. スチレン系TPE
 2-2. オレフィン系TPE
  (1)ブレンド系
  (2)TPV(Thermoplastic Vulcanizates)系
 2-3. ウレタン系TPE
 2-4. エステル系TPE

3.熱可塑性エラストマーを用いた製品設計
 3-1. TPE選定の考え方
 3-2. TPEのタイプ別特性比較
 3-3. TPE製品の材料設計
  (1)材料設計の考え方
  (2)材料設計例 
 3-4. ゴムの置き換え
  (1)TPEとゴムの特性比較
  (2)置き換え例

4.熱可塑性エラストマー製品のトラブルと対策
 4-1. 成形時のトラブルと対策
 4-2. TPEの劣化と対策


※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※録音、録画・撮影・お申込者以外のご視聴はご遠慮ください。

セミナー講師

神戸技術オフィス 代表 平野康雄 氏

1981年 大阪大学大学院 修士課程修了(高分子化学専攻)
同年   宇部興産㈱ 勤務。自動車、航空機用プラスチック の製品開発に従事
1988年 米国 デラウェア大学より工学博士号授与(CFRPの力学特性専攻)
1992年 ㈱神戸製鋼所 勤務。自動車、電機製品用プラスチック・鉄鋼材料の製品開発に従事
2017年 ㈱アントレポ 勤務。プラスチックに関する技術支援に従事。
2019年 神戸技術オフィス設立。化学・プラスチックに関する調査、研究、教育に従事

セミナー受講料

受講料            1名につき
会員 38,500円(本体 35,000円)  一般 41,800円(本体 38,000円)

※会員価格適用については、企業研究会会員が対象となります。
(所属先の会員登録有無がわからない場合、お申込みの際に備考欄へ「会員登録確認希望」とご記入ください。)
※最少催行人数に満たない場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。
※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。

受講について

視聴用アカウント・セミナー資料は、原則として開催1営業日前までにメールでお送りいたします。
※最新事例を用いて作成する等の理由により、資料送付が直前になる場合がございます。


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:00

受講料

41,800円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

高分子・樹脂材料   高分子・樹脂加工/成形

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:00

受講料

41,800円(税込)/人

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全国

主催者

キーワード

高分子・樹脂材料   高分子・樹脂加工/成形

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