非常食(備蓄食、防災、減災向け長期保存食品パッケージ)の開発動向と事例について解説!
■本講座の注目ポイント
★災害時の水及び食事の確保に如何に包装が役立っているか、また、ニーズが多様化してきている今後の防災食の開発に包装をどのように役立てるかのヒントを提案する。異常天候が続く中で、防災食は食品メーカーの製造必須の商品となってきている。
セミナー趣旨
非常食(備蓄食、防災、減災長期保存食)の重要性が高まっている。いわゆる非常事態での利用だけなく、普段の生活でも使用できるローリングストックの用途もある。防災グッズは多くの製品が出ているが、中でも食事は重要である。包装は非常食のためにも役立っている。利便性、おいしさ、後始末、通信の手段の手伝いなどの面で、温かい食事、不足する野菜の補給、水の利用、スマホでの通信の可能性、ドローン利用の配送など短期・長期にわたる場合の包装・容器の開発動向と事例を説明する。
習得できる知識
防災の一般的な知識、防災食の開発のヒントが得られる。
セミナープログラム
はじめに
1. 災害への備えと包装の役割
2. 災害から学んだ食事対応
3. 一般的な災害への食事の備え
3.1 個人が準備できる減災装備
3.2 準備する食事
3.2.1 非常備蓄食
3.2.2 備蓄食の種類
3.2.3 震災から学んだ非常食の教訓
3.2.4 災害発生直後及び災害復旧過程で変わる食事の留意点・避難直後の食事
3.2.5 避難生活が長引く時の食事
3.3 備蓄食の保管
3.4 備蓄食の栄養学面の配慮
3.5 非常食の大量廃棄を防ぐ方法
4. 災害時における衛生問題
4.1 消毒、水の確保
4.2 使用済みの包材の処理
5. 減災のための包装設計、通信手段
5.1 長期常温保存性と美味しさの工夫
5.2 保存食品の品質維持と温度センサー利用
5.3 使い易い包装、簡単組み立て、衛生管理
5.4 温かい食事と加熱手段の確保
5.5 後処理しやすい包装、コンポスタブル包装の可能性
5.6 通信手段としての包装の工夫
5.7 輸送としてのドローンの利用と包装
5.8 ローリングストックと定番商品との調整と包装
6. 減災のための支援組織
7. その他必要性の高い物資
まとめ
質疑応答
セミナー講師
住本技術士事務所 所長 住本 充弘 氏
セミナー受講料
【1名の場合】38,500円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。
関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
香味油の存在価値 :食用油脂の知識(その10)本格的な調理感を付与する香味油
【目次】 ▼さらに深く学ぶなら!「食品技術」に関するセミナーはこちら! ▼さらに幅広く学ぶなら!「分野別のカリキュラム」に関するオ... -
パーム油廃液から藻の力でDHAを生産 :食用油脂の知識(その9)
【目次】 ▼さらに深く学ぶなら!「食品技術」に関するセミナーはこちら! ▼さらに幅広く学ぶなら!「分野別のカリキュラム」に関するオ... -
-
「油味」が6番目の基本味に?:食用油脂の知識(その7)
【目次】 ▼さらに深く学ぶなら!「食品技術」に関するセミナーはこちら! 1. 基本味 「甘味、塩味、酸味、苦味、うま味」の5味が...