開催日時:2024年01月11日(木) 09:30 - 11:30
セミナー趣旨
我が国の農業構造は、今後20年間で基幹的農業従事者が120万人から30万人まで急激に減少することが見込まれており、担い手の急激な減少が最大の課題である。この課題解決の一つのツールとなるのが、ロボット技術、AIやIoTなど先端技術を活用するスマート農業と認識している。スマート農業は、危険・重労働や現場のはりつきからの解放、農産物の収量や品質の向上等に加え、環境負荷低減の効果もあり、みどりの食料システム戦略の実現に貢献することが期待されている。人口減少下においても生産水準が維持できる生産性の高い食料供給体制の確立に役立つスマート農業について、農林水産省が推進する取組や今後の展望について詳説する。
セミナープログラム
1.農業分野における課題・政府方針
(1) 農業の担い手の減少・高齢化
(2) 食料・農業・農村政策の新たな展開方向
2.スマート農業について
(1) スマート農業
(2) 人工知能(AI)等を活用した研究開発の例
(3) スマート農業による環境負荷の低減
3.スマート農業実証プロジェクト
(1) スマート農業実証プロジェクトの概要
(2) 取組事例
(3) スマート農業の推進上の課題
(4) 農業データ連携について
セミナー講師
農林水産省
大臣官房政策課
技術政策室長
齊賀 大昌 氏
<略歴>
平成14年 3月 東京大学大学院農学生命科学研究科 博士後期課程修了
平成14年 4月 入省(食糧庁計画流通部計画課)
平成15年12月 生産局特産振興課
平成19年 4月 大臣官房環境政策課
平成22年 3月 在イタリア日本国大使館
平成25年 3月 生産局技術普及課
平成30年 4月 生産局総務課
令和 2年 7月 農林水産技術会議事務局研究推進課 産学連携室長
令和 4年 6月 大臣官房みどりの食料システム戦略グループ 持続的食料システム調整官
令和 5年 7月 大臣官房政策課技術政策室長(現職)
セミナー受講料
1名:33,670円(税込)2名以降:28,670円 (社内・関連会社で同時お申し込みの場合)
受講について
<1>メールで請求書をご送付します。ご入金確認後、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りします。
<2>視聴期間は4週間です。期間を過ぎての対応は致しかねます。
<3>ご受講者様ご自身での視聴に限らせていただきます。
関連記事
もっと見る-
自動化、DX化で注意すべき点、原理原則の理解とは
自動作成ソフトや、DX技術の進化により、業務の効率化や工数削減が進んでいます。しかし全てを自動化し、人の判断や知識を排除することには疑... -
デジタル変革の進め方(その2)必要なのはスモールスタート、ステップ・バイ・ステップ
ここでは、製造業の変革をもたらすDX化の進展に伴って、何から始めれば良いのか?どんなスキルを身に付ければ良いのかなど、中小企業でもすぐ... -
デジタル変革の進め方(その1)必要なのはスモールスタート、ステップ・バイ・ステップ
ここでは、製造業の変革をもたらすDX化の進展に伴って、何から始めれば良いのか?どんなスキルを身に付ければ良いのかなど、中小企業でもすぐ... -
生産性DX:会社の文化を生産性指向に変革する方法
今回は、単にITの活用で会社の生産性を上げるだけでなく、さらに会社の文化そのものを生産性指向に変えていく「生産性DX」を解説します。 ...