化学工場・プラントの事故に学ぶ本質的原因の探究と管理・指導側が講じるべき安全対策

事故の確率を本質的に減らす管理手法とその考え方
なぜ事故が起こるか、本質的に事故確率を減らしていく管理手法を失敗事例から学ぶ!

  受講可能な形式:【Live配信】のみ 

■多くの企業・団体から招へいされ、日本各地で安全講演や安全教育講座で指導を続ける、 元・三井化学(株) 初代技術研修センター長の講師が登壇!
なぜ事故が起こるのか?あの事故はどうして起こってしまったのか? 事故の引き金となる事項を整理した上で、本質的な事故防止に貢献する管理手法を、失敗事例をもとに解説。

セミナー趣旨

事故が起こるのは危険源と呼ばれる「事故の引き金」が存在するからだ。化学物質など危険な物を取り扱う工場であれば「物質危険性」、「人のミス」、「設備の故障」が危険源となる。地震や停電などの「外乱」も事故の要因となる。
では、危険源を知っていれば事故を防げるかというとそうでは無い。危険源を管理できなければ事故の確率を本質的に減らすことはできないからだ。リスクをしっかりと管理する能力が求められている。管理にも切り口がある。「設計管理」、「安全性評価」、「運転・作業管理」、「設備管理」、「工事管理」、「教育訓練」及び「変更管理」だ。
今回の講座では、過去に起こっている主要な事故事例を題材に、学ぶべき多くの教訓を紹介する。   

受講対象・レベル

・危険物や高圧ガスなどを取り扱う化学工場、石油化学、石油精製企業
・運転部門の管理職または運転支援スタッフ、中核運転員(作業責任者、班長、中堅運転員)
・安全を担当している安全管理者または安全スタッフ
・プロセスの設計・技術開発、設備設計、保全部門の管理職または中核人材

習得できる知識

1.化学工場などに存在する「危険源」を体系的に知る
2.設計管理,安全性評価、運転作業管理、設備管理、工事管理、変更管理など管理面での事故要因
3.事故から得られた貴重な教訓

セミナープログラム

1.重大事故に学ぶ  [10:30~11:20]
 1.1 社会に影響を与える爆発・火災事故
 1.2 目新しい事故が増えているわけではない

2.なぜ事故が起こるのか  [11:30~12:20]
 2.1 物質危険性 
 2.2 人のミス 
 2.3 設備の故障 
 2.4 外乱 

3.管理の大切さその1  [13:20~14:10]
 3.1 設計管理の失敗事例 
 3.2 安全性評価の失敗事例 
 3.3 運転・作業管理の失敗事例 

4.管理の大切さその2  [14:20~15:10]
 4.1 設備管理、工事管理の失敗事例 
 4.2 教育・訓練の失敗事例 
 4.3 変更管理の失敗 

5.まとめ  [15:20~16:10]
 5.1 事故の現状
 5.2 重大事故を振り返ってみると
 5.3 技術技能伝承の難しさ

 □ 質疑応答 □

セミナー講師

半田化学プラント安全研究所 代表 半田 安 氏 [web]
(元・三井化学 初代技術研修センター長)
 
【経歴】
1974年 三井石油化学工業(株)(現:三井化学(株))入社  化学プラントの設計、保全、プラント建設、技術管理、安全管理に従事
2000年 三井化学(株) 下関工場 エンジニアリング部長
2005年  三井化学エンジニアリング(株)本社 安全品証部長
2006年 初代技術研修センター長として人材育成に従事 運転員を対象とする人材育成組織「技術研修センター」を立ち上げた
2012年 生産技術本部 海外技術部 <海外関係会社の運転員・エンジニアーの人材育成業務>
2013年 日本化学工業協会教材作成ワーキンググループ主査 <最近の重大事故の教訓を取りまとめたビデオ教材などを開発>
2015年 三井化学(株)を退職
現在、企業、行政、業界等の要望に応じ、安全講演や安全教育講座を企画開催
化学プラントの事故、労働災害、保安防災、HAZOP、人材育成・技術伝承をテーマに講演、講座を企画開催
安全工学会、石油化学工業協会、山陽人材育成講座等などの安全セミナーでの講演活動
日本化学工業協会 レシポンシブル・ケア検証センター 検証員として活動

セミナー受講料

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開催日時


10:30

受講料

55,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

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開催場所

全国

主催者

キーワード

安全工学一般   設備保全・TPM

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