講義とMicrosoftExcel演習で学ぶ「蒸留」プロセスの計算考え方,進め方,その応用
開催日 | 10:30 ~ 16:30 |
---|---|
主催者 | 株式会社 技術情報協会 |
キーワード | 化学反応・プロセス CAE/シミュレーション ソフトウェア運用・活用 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | Zoomを利用したLive配信※会場での講義は行いません。 |
★「異なる成分の沸点を利用して分離を行う」とは,どういうメカニズムなのか? ★ 事前配布のExcelシートは後日自由に活用可!
セミナー講師
FRI(Fractionation Research Inc., USA) 顧問 工学博士 大江 修造 氏(元・東京理科大学 教授)
石川島播磨重工業(株)(現IHI),東京理科大学を経て現職へ 「蒸留技術大全」 (日刊工業新聞社) 「絵とき蒸留技術基礎のきそ」 (日刊工業新聞社),他 「内部熱交換による省エネ蒸留技術開発(HIDiC)」分科会 ※その他,我が国唯一の「蒸留技術」専門家として講演・執筆多数
セミナー受講料
1名につき55,000円(消費税込み・資料付き)〔1社2名以上同時申込の場合1名につき49,500円(税込み)〕
受講について
■ Live配信セミナーの視聴環境について
- 本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
- 下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。 → https://zoom.us/test
- 開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
- セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
- Zoomクライアントは最新版にアップデートして使用してください。
- Webブラウザから視聴する場合は、Google Chrome、Firefox、Microsoft Edgeをご利用ください。
- パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
- セミナー資料はお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。
- 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
- 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
- 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
- 複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
- Zoomのグループにパスワードを設定しています。
- 部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
セミナー趣旨
Excelの高機能な計算法を,実習を通して,段階をへながら,確実にマスターしていただきますので,受講後,直ちに利活用できます。高機能なもののなかには,いくら丁寧にマニュアルを読んでも,直接,実習を通してでなければ,習得できないものもあります。さらに,各高機能を組み合わせることにより,高度な活用が可能になり,講師の提案する「Excelの統合化」により,飛躍的に効率を増大できます。Excelの機能を知って活用できるか否かは,業務の効率化大きな差が生じます。
※ご受講に際しましては, Microsoft Excel (2013以上が望ましい) が使用可能なパソコンをご用意の上,お申込願います。
セミナープログラム
1.蒸留技術計算に効果的なExcelの機能 1.1 Excelツールの活用:方程式の解,非線形最適化ツール 1.2 Excel関数の活用:連立方程式の解,最小自乗法 1.3 Excelマクロの効率的な活用方法
2 Excelを用いた物性計算 物性推算法, 原子団寄与法,対応状態原理 2.1 蒸発潜熱計算式の決定(LINEST) 2.2 比熱(熱容量)計算式の決定(MINVERSE,MMULT) 2.3 蒸気圧計算式の決定(INTERCEPT,SLOPE) 2.4 アントワン式の計算(マクロの組み方) 2.5 沸点データのみから蒸気圧を推算する方法(Excel関数)
3 Excelを用いた気液平衡計算 3.1 理想溶液 ラウールの法則 1)相対揮発度による簡易計算法 2)沸点計算法(ゴールシーク) 3.2 非理想溶液 活量係数式 1)活量係数の挙動とその分子論的意味 2)ウィルソン式による計算(ゴールシーク) 多成分系気液平衡の推算 3)ウィルソン式定数の決定法(ソルバー) 4)完全不溶解系の気液平衡計算 (ゴールシーク) 3.3 気液平衡における塩効果 1)塩効果とは,salt free basisとは 2)塩効果の原因 溶媒和モデル(大江モデル) 3)溶媒和モデル(大江モデル)の計算式 4)溶媒和数の算出法 5)塩効果の計算方法 6)塩効果の計算例
4 Excelを用いた蒸留計算 精留の原理と還流の必要性 4.1 2成分系連続蒸留における埋論段数 マッケーブ・シール階段作図法 1)濃縮部の操作線の式 2)最小還流比の計算法 3)最適還流比の計算法 4)理論段数の作図法の詳細 5)理論段数の作図の結果 6)原料の熱的状態q 4.2 Excelによる多成分系蒸留計算プログラム 1)抽出蒸留における還流比の決定 2)その抽出剤の量の決定 3)その抽出剤の供給段位置の決定 4)その蒸留曲線 4.3 Excelによる回分単蒸留の計算
5 蒸留塔の設計 5.1 棚段塔の設計法 1)棚段塔の設計法 ―フラッディング限界 2)棚段塔の挙動 ―フラッディング限界の決定法 3)棚段塔の挙動 ―ダウンカマー・フラッディング 5.2 充填塔の設計 1)充填塔の設計 ―フラッディング限界 2)充填塔のフラッディングポイントの決定法 3)充填塔の圧力損失の決定法 5.3 蒸留塔の塔効率 オコンネルの相関,HETPの推算
【質疑応答】