記載要件に基づいて特許を読み込めますか?書けますか?

+特許戦略ワンポイント講座 第3回
【先使用権、総合的な事例解説 ほか】

  受講可能な形式:【Live配信】のみ 

特許に関して"なんとなく知っている"で済ませていませんか?
知ってるつもりの特許シリーズLive配信セミナー(3)
特許明細書を読み込むことができれば―― 「技術調査」がよりできるようになる!特許明細書を書くための基本が出来上がる!
本セミナーでは、技術者・研究者向けに特許明細書の読み方と書き方の基礎をお伝えします。
さらに講座の最後に特許戦略についてちょっとだけ解説します

セミナー趣旨

技術者の皆さんは、最新の技術情報の取得に論文や雑誌の記事を使われていませんか。そこには落とし穴があります。企業が発信する論文や雑誌の記事は、技術の核心は伏せる傾向があります。リアルな技術情報 のソースは特許公報の特許明細書にあるのです。ある有名企業では「論文読むより特許を読め」という教育をしているほどです。

「特許はわかりにくい文章でわざと書かれている」とお思いの方もいるかもしれません。しかし、特許明細書は、特許法の記載要件、そして特許法を解釈した特許庁特許審査基準という“ルール通り”書かれているものです。その“ルール”さえ分かれば、実は読むのはカンタンなのです。 特許明細書を正しく読むことができれば、特許の書き方の基礎もできていることになります。

本セミナーでは、これまで300 件以上の特許明細書の作成経験がある講師が特許に詳しくない技術者・研究者の方向けに基本中の基本の知識を伝授いたします。

また、講座の最後に特許戦略についても少しだけ解説します。特許戦略は、経営戦略・事業戦略に資するという認識はありますか?技術者・研究者は開発すれば、そこで仕事は終わりですか?そんなことはありません。研究開発によって創発された事業を安定して成長させるには、特許戦略が必要不可欠です。「他社の参入を阻止できず、価格競争が激化して開発費が回収できず…」「他社の特許が既に存在していて、権利行使をされて事業撤退…」こんな状況を防ぐのが特許戦略です。

今回は、特許戦略ワンポイント講座第3回として、先使用権について解説した後に、Q&A形式で特許侵害の例とその対応に際しての考え方を説明します。

受講対象・レベル

特許実務に疎い技術者・研究者や経験の浅い知財部員が対象。初級者向けの入門的な内容となっています。

セミナープログラム

1.特許明細書とは
2.特許明細書の書き方
 2.1 出願にあたって用意すること
 2.2 出願準備のアイテム
 2.3 出願準備の考え方
 2.4 特許請求の範囲の書き方のルール

3.特許請求の範囲の書き方
 3.1 請求項の意味 (なぜいくつもわかれているのか?)
 3.2 製品名を請求項に書いてよいのか
 3.3 表現方法

4.実施例・比較例の作成法
 4.1 実施例とベストモードの関係
 4.2 比較例と請求項の関係
 4.3 記載すべき情報

5.減縮に備えて
 5.1 拒絶とは
 5.2 減縮とは
 5.3 補正はどのようにするのか (制限があります) 

6.明細書作成上の注意
 6.1 誰に向けて書くのか
 6.2 どこまで書くのか

7.特許庁の審査官は何を根拠に審査しているのか(審査基準の基礎の基礎) 
 7.1 審査基準から見た明細書の記載事項のツボ
 7.2 事例でみてみよう。
 7.3 事例でみた補正のポイント
 7.4 パラメータ特許とは
 7.5 明細書の記載に矛盾がある場合

8.特許戦略ワンポイント講座 第3回
 8.1 先使用権
 8.2 事例解説
  8.2.1 間接侵害

□ 質疑応答 □

セミナー講師

特許戦略コンサルタント/プラスチックコンパウンドコンサルタント 鷲尾 裕之 氏(元 東洋大学非常勤講師(知的財産法) )

【職歴】
1988年4月入社~2015年5月退職
リケンテクノス株式会社研究所にてエンジニアリングプラスチックから熱可塑性エラストマーコンパウンドの溶融混練開発に携わる。知的財産部にも在籍。入社以来、材料開発 6 年、分析研究 5 年、知的財産部 15 年(分析センター、知的財産部在籍中も技術開発に関与し続けた)

2015年9月~
企業向けセミナー講師(プラスチック技術、特許実務)100 回以上
東洋大学非常勤講師(知的財産法)2017、2018 年度
個人事業主として、契約にて西田技研株式会社外部営業員(契約満了)、栄和
物産株式会社外部営業員(他事業の実施の縛りなし)を経験している。
技術コンサルタント:台湾 LCY ケミカル 5 か月
資格等 特許出願 1 件(特許 3340213 号)、学会発表 1 件(第 48 回高分子学会)
・2 級射出成形技能士 ・TOEIC620・ビジネス著作権検定上級

・2022年5月からLCY ケミカル顧問として活動している。

【学歴】
1988年 日本大学生産工学部工業化学科、 工学士
2009年 日本大学法学部法律学科、学士(法学)

【技術・知的財産の経験 概要】
特にエンジニアリングプラスチック(LCP、PES、PEEK、PPS、PA、PI、POM、PET、PBT など)、PP、PE、熱可塑性エラストマーコンパウンド、溶融混練及び成形経験が豊富。
・研究所(6 年間)・分析センター(5 年)・知的財産部(15 年間)知的財産 · PP、PEコンパウンド、(スーパー)エンプラ、熱可塑性エラストマーの樹脂組成物、フィルム、塗料、接着剤等多数の経験があり出願 300 件、中間処理 200 件の経験あり、全件事務所任せではなく完成形で持ち込むスタイル。外国出願の実務は一人で担当した。

セミナー受講料

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【2月】進歩性の意味、本当に理解できていますか?
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全国

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キーワード

知的財産マネジメント一般

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