CASE 自動運転 LiDAR ミリ波レーダ 高周波対策 高周波基板 高周波フィルタ、ロッド・ループアンテナ 遠方界/近傍界のシールド効果・特性 メタマテリアル テラヘルツ電波吸収体 etc.
GHz ミリ波 THzと、高周波数化が進む中、誤動作を防ぐために重要となる電波障害対策技術と、5G/6G技術の完全な実現のための電波シールド・電波吸収体技術を解説 ミリ波・テラヘルツ波に対応するメタマテリアルによる電磁波吸収と電磁波シールドの設計についても解説します。
日時
【Live配信】2025年2月14日(金)10:30~16:30
【アーカイブ(見逃し)配信】について視聴期間:2/17~2/21
受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】のみ
セミナー趣旨
メタマテリアル(古くはメタサーフェス)が, ミリ波からテラヘルツ波の電波吸収体・電波シールドにおける人工材料・人工表面として考えられ, 研究が盛んである。本報告では, 電波伝搬の基礎から5G/beyond 5Gのデバイスと,遠方界・近傍界用電磁波シールド・電波吸収体の設計及び評価, メタマテリアル・多層メタマテリアルによる電磁波吸収と電磁波シールドの設計及び評価をミリ波からテラヘルツまで中心に報告する。
受講対象・レベル
・電気関係、電波関係、電波吸収体関係、導電体材料関係、磁性材料関係
・ゴム関係、フィルム関係、高分子関係
・5Gbeyond5G,AIの応用技術に興味のある方
習得できる知識
基本的な電気回路・高周波回路・高周波測定技術・ミリ波技術・ミリ波材料・メタマテリアル
セミナープログラム
1.1 移動通信システムの進化,ITSとは
1.2 5G/beyond 5Gの取り組み/研究戦略/ミリ波
1.3 中国の5G事情/インドの5G事情
1.4 自動車の電子機器の住み分け(パワートレイン,走行安全系,ボデー系,情報系)
1.5 CASEとは/自動運転のレベル分け/現在のレベル3/AI搭載のレベル4の実現
1.6 自動運転の車載LiDAR/RoboSense MEMS LiDAR
1.7 自動車の電動化トレンド/磁気位置センサー/MEMSジャイロ
1.8 ミリ波レーダの医療用応用
2.ミリ波実現のための高周波対策
2.1 ミリ波の空間伝搬ロス
2.2 高周波基板の変遷
2.3 PackageはLCP/LTCC/フッ素樹脂か
2.4 低損失材料マップ/高周波基板
2.5 高周波基板用フッ素樹脂の改良/高周波特性(誘電率と誘電損失)
2.6 ガラス基板/今最も注目
2.7 RFフロントエンドの高周波フィルターの変遷/ミリ波フィルターの実現
2.8 ノイズ対策部品/Lキャンセルトランス
3. 電波伝搬・ロッド・ループアンテナ周りの電磁界分布
3.1 電磁波の入射・反射
3.2 ロッドアンテナ近傍の電磁
3.3 ループアンテナ近傍の電磁
3.4 空間を伝搬する電磁波,電磁波の入射・反射
4.電波シールド効果と反射・吸収損失の導出
4.1 媒質中の電波伝搬と電波シールド
4.2 シェルクノフの式
4.3 反射損失、吸収損失の導出
4.4 波動インピーダンス
4.5 遠方界のシェルクノフの式導出
4.6 近傍界のシェルクノフの式導出
4.7 反射損失,吸収損失,
4.8 近傍界の磁界源近傍のシールド効果の改善
5. シールド特性評価法(遠方界と近傍界)
5.1 KEC法(近傍界)
5.2 ストリップライン法(Rtp・近傍界)
5.3 近傍電磁界プローブ法(近傍界)
6. 電波吸収体設計と評価
6.1 単層電波吸収体設計
6.2 広帯域電波吸収体(導電性不織布)(ミリ波)
7. 周波数選択(FSS)による電波シールドから電波吸収体への展開
7.1 周波数選択表面(FSS)とは,メタマテリアルとの類似性
7.2 ループフィルタ―特性,ループスロット型フィルター特性,ダブルスクウエア―ループ特性
7.3 FSSの形状変化,Multi-layer FSSへ
7.4 2多層メタル表面(メタマテリアル)を用いたMHz帯吸収体(Landy)
7.5 多層メタル表面(メタマテリアル)を用いたTHz帯吸収体(Tao)
7.6 多層メタル表面(メタマテリアル)を用いたMHz帯電波吸収体の設計(FDTD法、我々)
7.7 テラヘルツ電波吸収体の設計
□質疑応答□
セミナー講師
【略歴】
1980年京都大学大学院博士課程修了
1981年防衛大学校助手(電気工学教室)
1984年9月カルフォルニア大学・バ-クレ-校
ロ-レンツ・バ-クレ-研究所客員研究員
1987年防衛大学校講師(電気工学教室)
1988年防衛大学校助教授(電子工学科)
1994年防衛大学校教授(電気工学科)
1999年防衛大学校教授(通信工学科)
2014年防衛大学校定年退職、
2014年大阪府大客員研究員(2014年~)
2014年防衛大学校名誉教授
2014年大阪府大客員教授(2014年~)
2017年同志社大学非常勤講師(2017年~2019年)
2022年大阪公立大客員教授(2022年~)
【専門】
電子材料,通信材料,高周波材料,電波吸収体,電波シールド,強誘電体,圧電体,誘電体(MLCC)
セミナー受講料
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※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
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1月1日からの1名申込み: 受講料 44,000円(E-Mail案内登録価格 42,020円 )
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※他の割引は併用できません。
受講について
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配布資料
- PDFテキスト(印刷可・編集不可)
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