★使用者の感じた感覚をいかに正確に評価し、
商品設計やマーケッティングに結び付けるか?
~官能評価データの解析と感覚に関する機器分析手法 / 手触り・触感の定量化を解説~
※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
セミナー趣旨
官能評価は食品・衣料・化粧品から自動車・情報機器・ロボット・まであらゆる商品開発の現場で使われる必須のツールです。しかし、使用者の感じた感覚を正確に評価し、商品設計やマーケッティングに結び付けるのは難しいものです。この セミナーでは、モノの手触りや触覚に関するアンケートを設計、得られたデータを解析し、商品設計の基本になる物性値に結び付ける方法を、具体例を交えて説明します。
受講対象・レベル
化粧品、繊維、食品、自動車、情報機器、原料、部品メーカー などの商品開発担当者向けです。
習得できる知識
・官能評価のやりかた
・データの解析の仕方
・手触り・触覚の官能評価に基づいた商品設計の実例
・物性・官能評価に基づいた触覚の評価と制御
セミナープログラム
1.官能評価とは?
1-1. なぜ官能評価をするのか?
1-2. 機器分析との違いと特徴
1-3. 官能評価のプロセス
1-4. 倫理審査
2.官能評価に影響を及ぼすファクターとそのコントロール
2-1. 評価方法の種類
2-2. 実験環境をどうするか?
2-3. 試料数とその提示法
2-4. パネルの選び方と数
2-5. 評価に使うことばの選び方
2-6. 官能評価の尺度と特徴
3.官能評価用質問紙の作り方
3-1. フェイスシートにはどんな内容を盛り込むか?
3-2. 質問紙の具体例
4.官能評価データの解析
4-1. データ解析の基本
・平均
・分散
・標準偏差
・ガウス分布
・t分布
4-2. 検定:2つのスコアの間に差があるか?
4-3. 相関分析:2つの変量の間の関係
4-4. 回帰分析:3つ以上の変量の間の関係
4-5. 高度な解析法
・クラスター分析
・パス解析
・共分散構造解析
5.手触り・触感のメカニズムと触覚センシング
5-1. ヒトの触覚認識メカニズム
5-2. 商品開発の現場で使われる触覚センサ
6. 触覚センシングの最新動向
6-1. ヒトはなぜ多彩な触感を感じるのか?
6-2. ヒト指モデル・人工皮膚を利用した触覚センシング
6-3. ヒトの触動作を模倣した触覚センシング
6-4. 高速カメラ・フォースプレートハイブリッドシステム
6-5. しっとり感・さらさら感の発現メカニズム
6-6. ヒト皮膚および毛髪の摩擦ダイナミクスと触感
6-7. メイクアップ化粧料の摩擦ダイナミクスと触感
6-8. 手術用ロボットのための触覚ディスプレイシステム
キーワード:
官能評価,パネル,感覚,触覚,セミナー,Web,LIVE,講習会,研修
セミナー講師
山形大学 工学部 バイオ化学工学科/化学・バイオ工学科
理工学研究科 バイオ化学工学専攻 教授 野々村 美宗 氏
ご専門:
界面化学、化粧品学
ご略歴:
慶應義塾大学大学院後期博士課程修了、花王株式会社入社。
11年間メイクアップ化粧料、皮膚洗浄料の商品開発を担当し、
2007年から山形大学。
日本化学会コロイドおよび界面化学部会奨励賞(2008年)など受賞。
セミナー受講料
55,000円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合49,500円、
2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。
(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、
今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
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