<法令の全体像を理解し、行うべき業務内容がイメージできる>明日から現場に落とし込むための労働安全衛生法令攻略講座

総条文数2400超え、労働安全衛生法令の全体像がどうしてもつかめない…とお困りのかた必見。法令自体の解説だけではなく、「法令そのものをどのようにとらえれば良いか」という考え方からお伝えします。 
「化学物質管理」、本当に社内に浸透していますか?実務担当者が明日から実施すべき、考えていくべきポイントが明確になる1日! 

セミナー趣旨

  労働安全衛生法令は労働災害防止のための法令であり、事業者や全ての働く人に密接に関係するにも関わらず、総条文数の合計が2,400を超えるため全体像の把握が難しく、法律・政令・省令の関係性が分かり難いのが特徴です。加えて、高頻度な改正、且つ、改正時の要求事項の高度化に伴い、コンプライアンス遵守をしようにも理解が追い付きにくいという側面があります。さらに、この2024年4月からの化学物質の自律的管理の完全施行による本法令の大転換を迎え、事業者による法令解釈により一層の戸惑いが感じられます。このような背景を踏まえ、本講座では、どのように法令の全体像を理解すれば良いのかにフォーカスし、現場での運用にすぐに活かせる気づきを得ていただくことを目的とします。

必要な予備知識

■本テーマ関連法規・ガイドラインなど
労働安全衛生法(安衛法)
労働安全衛生施行令(安衛令)
労働安全衛生規則(安衛則)
特別規則(有機溶剤中毒予防規則、特定化学物質障害予防規則など)

習得できる知識

1.安衛法(法律)・安衛令(政令)・安衛則と特別規則(規則・省令)・通達のそれぞれの関係性が、わかる
2.それら安衛法令の成り立ちが、わかる
3.安衛法令の情報収集法および現場での活用法が、わかる
4.「自律的管理」を理解することが、できる
5.担当者として明日から何をすればよいのかが、わかる

セミナープログラム

I. まずは基礎知識
 1. 安全とは?衛生とは?労働安全衛生とは?
 2. 労働環境における危険性とは?有害性とは?
 3. 危険性・有害性とケガ・健康障害との関係は?
 4. 労働災害の状況
 5. 労働災害を防止する労働安全衛生対策の基本
II. 労働安全衛生法令の要点
 1. 労働安全衛生法令の成り立ち、歴史
 2. 労働安全衛生法令の目的
 3. 労働安全衛生法令はなぜ分かりにくいのか?
III. 労働安全衛生法令を構成する法律・政令・省令・通達の関係
 1. 労働安全衛生法
 2. 労働安全衛生法施行令
 3. 労働安全衛生規則
 4. 特別規則(有機溶剤中毒予防規則、特定化学物質障害予防規則など)
 5. 通達など
IV. 労働安全衛生法と労働災害防止計画
 1. 労働安全衛生法と労働災害防止計画との関係
 2. 第14次労働災害防止計画を事業場に落とし込むポイント 
 3. 事業場の年間計画、将来計画を立案するために
V. 「化学物質の自律的管理移行」における労働安全衛生法令改正
 1. 従来の「法令準拠型」から「事業者自身による自律的管理」への大転換
 2. 発端となった労働災害事案
  ・1、2-ジクロロプロパンによる胆管がん問題
  ・オルト-トルイジンによる膀胱がん問題
 3. 化学物質の自律的管理移行で事業者が問われていること
Ⅵ.実務担当者として明日からやるべきこと
 1. 改正労衛法についてまず何からアプローチすればよいか?
  ・まずは、改正安衛法の主旨を理解する
  ・自律管理の基本を理解する
  ・化学物質管理者・保護具着用管理者の選任時講習受講を実務へ繋げるポイント
 2. 労働安全衛生法令に関する日常的な情報収集の方法
  ・厚生労働省HPの活用
  ・e-GOVの活用
 3. 実務担当者としての研鑽方法
 4. 担当者はなぜ不安になるのか?担当者の不安解消法は?
  ・担当者としてなぜ不安なのか?自信が持てないのか?
  ・労働安全衛生への会社の取組み姿勢は?
  ・社外専門家を上手に活用しよう
Ⅶ. 質疑応答


■講演中のキーワード
1.安衛法
2.安衛令
3.安衛則
4.特別規則
5.有機則
6.特化則
7.化学物質の自律的管理

セミナー講師

 株式会社トトロエコンサルティング 本店 代表取締役    松井 正義 氏

■ご経歴
1990年 大手総合化学メーカー(現:東証プライム上場企業)に入社
◯同社でのキャリアの前半は、通算19年間、化学物質の有害性評価研究に従事
◯同社でのキャリアの後半は、通算17年間、研究管理業務に携わり、多岐に渡る管理業務を統括管理
  ・ 労働安全衛生業務に通算10年従事
  ・ 有機溶剤、特化物など各種化学物質管理業務に通算13年従事
  ・ 電離放射線管理業務に通算16年従事
  ・ 危険物保安監督者業務に通算7年従事 など
2023年 円満退職(定年扱い)
2023年 労働安全衛生のコンサルティングを事業とする(株)トトロエコンサルティングを設立し代表取締役に就任
2023年 (一社)日本労働安全衛生コンサルタント会 兵庫支部役員
2024年 日本産業保健法学会「化学物質管理政策検討委員会委員」
           建設業労働災害防止協会大阪府支部「専門工事業者等の安全衛生活動支援事業推進員」
           (一社)日本労働安全衛生コンサルタント会本部「専門委員会委員」
■ご専門および得意な分野・ご研究
・ 改正労働安全衛生法令における化学物質の自律管理移行支援(化学物質管理専門家・作業環境管理専門家)
・ 労働基準監督署からの改善指導支援
・ 業務上疾病予防・対策支援(化学物質、電離放射線、暑熱、騒音、作業態様、重量物、酸欠、粉じん、病原体、心理ストレスなど)
■本テーマ関連学協会での活動
・日本産業衛生学会
・日本産業保健法学会
・バイオメディカルサイエンス研究会
・日本労働安全衛生コンサルタント会

セミナー受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

  • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
    (開催1週前~前日までには送付致します)
    ※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
    (土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
  • Zoomを使用したオンラインセミナーです
    →環境の確認についてこちらからご確認ください
  • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
    →こちらをご確認ください

 

受講料

47,300円(税込)/人

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

47,300円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

安全規格   化学技術一般

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