撹拌槽の実践的スケールアップ技術<東京会場セミナー>

講師の企業経験に基づいた実践的な手法

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    セミナー趣旨

      「プラント一式の計画と立ち上げを担う」これは、特に若い技術者への講師の希望です。プラントの計画と立ち上げは(1)新規製品の工業化や既存事業の拡大、或いは(2)技術の合理化・革新を目的として行われるものです。したがって、これを担当することは「事業(経済)」と「技術」の両面で社業に貢献することに他なりません。(1)と(2)はどちらも「スケールアップ」がうまくいってこそ成就するものですから、技術者は「その方法論」をよく学んでおくことが必要です。
      そこで、本講ではスケールアップの対象として「撹拌槽」を採り上げ、講師の経験を踏まえて「実践的なスケールアップ手法」について解説します。

    受講対象・レベル

    ・撹拌プロセスに従事する技術者・研究者
    ・撹拌槽のラボレベルからのスケールアップに従事する技術者・研究者
    ・スケールアップ全般に関心のある方
    ・現象のモデル化に関心のある方
    ・プロセス・エンジニアとしてキャリアを積もうとしている技術者

    習得できる知識

    ・反応槽、または反応を含まない撹拌槽のスケールアップ技術
    ・撹拌動力と混合特性に関する実験・解析方法
    ・反応槽のシミュレーション:その有効性
    ・講師の企業経験に基づいた実践的な技術論

    セミナープログラム

    1.スケールアップ総論
     1.1 スケールアップとは
     1.2 スケールアップの流れ
      1.2.1 実験と解析の準備
      1.2.2 原型機による実験
      1.2.3 実験データの解析とスケールアップ基準因子の見極め
      1.2.4 実機仕様の決定(基本設計)
      1.2.5 実機の詳細設計と設計変更への対応
      1.2.6 実機の水運転と実液運転
      1.2.7 スケールアップの検証とその結果の継承
    2.撹拌槽のスケールアップ:スケールアップ比の決定・基準因子の見極め
     2.1 撹拌性能を決定する重要な諸元
     2.2 スケールアップ比の決定
     2.3 スケールアップ比と撹拌特性倍率
      2.3.1 スケールアップの基準因子(幾何学的相似の必然性)
      2.3.2 原型機と実機の撹拌特性の対比
     2.4 スケールアップの基準因子を読み解く
    3.原型機による撹拌実験
     3.1 序論(核心は撹拌動力の決定と混合特性の同定)
     3.2 撹拌動力の測定と結果の適用
      3.2.1 測定方法
      3.2.2 撹拌動力数-レイノルズ数線図
      3.2.3 撹拌動力の決定
     3.3 混合特性の同定(完全混合の見極め)
      3.3.1 ステップ応答法による解析
      3.3.2 1段完全混合槽の残存濃度曲線
      3.3.3 可視化実験による混合時間の測定
      3.3.4 無次元混合時間-レイノルズ数線図
    4.実機によるスケールアップの検証
     4.1 撹拌動力
      4.1.1 モーター動力の推算方法
      4.1.2 水運転と実液運転による検証
     4.2 混合特性
      4.2.1 水運転による検証(槽列モデル)
      4.2.2 実液運転の想定
    5.スケールアップに関連する技術検討
     5.1 撹拌翼を増設するときの動力推算法
     5.2 原型機-実機間の幾何学的相似を外すときの考え方
     5.3 反応のシミュレーション
      5.3.1 連続塊状重合の例
      5.3.2 回分式懸濁重合の例
     5.4 立ち上げを想定した事前検討(シミュレーションの適用)
      5.4.1 スタートアップ手順
      5.4.2 エマージェンシーへの対応
    6.教訓(スケールアップを振り返る)
     6.1 「サイズ効果」という原型機の落とし穴
     6.2 失敗しないためのポイント
    <質疑応答・名刺交換・個別相談>


    ※途中、小休憩を挟みます。

    セミナー講師

     技術コンサルタント 博士(工学)   藤本 清二 氏

    ■ご略歴
    1973年 住友化学工業(現住友化学)(株)入社、主に合成樹脂や機能性フィルムの製造プロセス並びにR&Dに従事
    2006年 大倉工業(株)入社、主にフィルム加工プロセスのR&Dに従事し、技術教育も担当
    2022年4月以降、フリーの立場で技術記事の執筆、技術指導を行うと共に、セミナー講師も務めながら現在に至る

    セミナー受講料

    1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
    *1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
    *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

    受講について

    • 感染拡大防止対策にご協力下さい。
    • セミナー会場での現金支払いを休止しております。
    • 新型コロナウイルスの感染防止の一環として当面の間、昼食の提供サービスは中止させて頂きます。
    • 配布資料は、当日セミナー会場でのお渡しとなります。
    • 希望者は講師との名刺交換が可能です。
    • 録音・録画行為は固くお断り致します。
    • 講義中の携帯電話の使用はご遠慮下さい。
    • 講義中のパソコン使用は、講義の支障や他の方の迷惑となる場合がありますので、極力お控え下さい。
      場合により、使用をお断りすることがございますので、予めご了承下さい。(*PC実習講座を除きます。)

     

    受講料

    41,800円(税込)/人

    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    12:30

    受講料

    41,800円(税込)/人

    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込、コンビニ払い

    開催場所

    東京都

    MAP

    【品川区】きゅりあん

    【JR・東急・りんかい線】大井町駅

    主催者

    キーワード

    化学反応・プロセス   機械技術一般   機械設計

    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

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