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バイオものづくり領域:微生物を活用した有用物質生産におけるスケールアップ ~理論よりも実践を重視して解説~<東京会場受講/オンライン受講選択可>
・微生物を用いた物質生産の事業化を行う・検討している方に!
・スケールアップの一般的な流れやよくある課題と対策、活用できるリソース等を中心に解説
セミナー趣旨
持続可能な経済成長を目指すバイオエコノミーへの期待を反映して、バイオものづくり(非製薬領域でのバイオテクノロジーを用いた物質生産)に注目が集まっています。
本セミナーでは微生物を用いた物質生産を事業化することに興味を持つ方を主な対象として、事業化に向けて必ず必要なスケールアップについて、一般的な流れやよくある課題と対策、活用できるリソース等を中心に、理論よりも実践を重視して解説します。
受講対象・レベル
・バイオエコノミー、バイオものづくり関連事業を検討中の方
・微生物を活用したものづくりへ取り組むにあたり、下記の課題をお持ちの方
- 育種
- プロセス開発・スケールアップ
- 生産パートナーの探索
など
習得できる知識
・微生物を活用したものづくりへ取り組む際の下記の課題の解決策のヒントが得られる
- 育種
- プロセス開発・スケールアップ
- 生産パートナーの探索
・講師―受講者、または受講者間相互での意見交換が活発に行われるため、現在直面している問題点に対する情報を、
講師・受講者共にいち早く入手することができる
・やり取りを通じ、共同研究・共同開発等のきっかけとなる
など
セミナープログラム
1. バイオものづくりの背景
1.1 バイオエコノミーとは
1.2 合成生物学・バイオものづくりへの市場からの期待
1.3 バイオものづくりの歴史
1.4 バイオものづくりの新潮流 バイオファウンドリーとDBTLサイクル
2. バイオものづくり 研究から事業化までの流れ
2.1 製品コンセプトの決定
2.2 ラボスケール:スケールアップの可否判断
2.3 ベンチプラントスケール:事業化の可否判断
2.4 パイロットプラントスケール:量産体制の整備
2.5 商業スケール:製品の上市と販拡
3. スケールアップのよくある課題と対策
3.1 よくある課題
3.2 育種でできる対策
3.3 プロセスでできる対策
3.4 新技術紹介
4.スケールアップ時に活用できるリソース紹介
4.1 CRO、CDO、CMOとは
4.2 公的プロジェクトの活用
4.3 海外の事例紹介
4.4 生産パートナー探しに便利なツール紹介
5.バイオものづくりの今後を考える
5.1 バイオものづくりの価値
5.2 バイオエコノミーの目指す姿
<質疑応答>
セミナー講師
味の素株式会社 バイオ・ファイン研究所 バイオソリューション研究所 バイオソリューション開発室 セイボリーグループ 研究員
吉田エリカ 氏 (博士(科学技術イノベーション))
■ご略歴
[ ご学歴 ]
2006年 慶応義塾大学理工学部生命情報学科 卒業
2008年 東京大学大学院新領域創成科学研究科メディカルゲノム専攻 修士課程修了
2022年 神戸大学科学技術イノベーション研究科 科学技術イノベーション専攻 博士課程修了
[ ご職歴 ]
2008年4月~ 味の素株式会社ライフサイエンス研究所微生物機能研究グループ(業務内容:新規バイオマス糖化酵素の機能解析)
2010 年10月~ 味の素株式会社イノベーション研究所微生物機能研究グループ(業務内容:バイオマス糖化酵素の大量発現系構築)
2014年6月~ カリフォルニア大学バークレー校(業務内容:抗酸化物質の発酵生産)
2016年6月~ 味の素株式会社イノベーション研究所微生物機能研究グループ/バイオ・ファイン研究所
(業務内容:NEDOスマートセルプロジェクト、香料の発酵生産)
2021年4月~ 味の素株式会社バイオ・ファイン研究所セイボリーグループ(業務内容:新規事業探索)
[ ご専門 ]
分子生物学
[ ご執筆実績 ]
・Erika YOSHIDA. "Structural and functional analysis of Human T-cell leukemia virus type 1 anti-sense strand
derived transcripts." M.S. Thesis, Graduate School of Frontier Sciences, The University of Tokyo, Tokyo, 2008.
・WATANABE Masahiro, YOSHIDA Erika, FUKADA Hiroaki et al.
"Characterization of a feruloyl esterase B from Talaromyces cellulolyticus."
Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry, Volume 79, Issue 11, Pages 1845-1851 (2015).
・YOSHIDA Erika, KOMA Daisuke, KEASLING Jay D., LEE Taek Soon.
"Engineering of Hydroxytyrosol Production in Escherichia coli." Metabolic Engineering, 11 (Awasji Island, Japan, 2016).
・吉田エリカ.「スマートセルインダストリー ―微生物細胞を用いた物質生産の展望―」(久原哲監修、分担執筆)
シーエムシー出版,東京,2018.
・YOSHIDA Erika, KOJIMA Motoki, SUZUKI Munenori et al.
"Increased carvone production in Escherichia coli by balancing limonene conversion enzyme expression
via targeted quantification concatamer proteome analysis." Scientific Reports, 11, 22126 (2021).
・吉田エリカ.「合成生物学による高付加価値物質の高生産微生物育種とスケールアップサービスビジネスモデルの構築」.
博士論文、神戸大学、神戸、2022.
・TAKENAKA Musashi, YOSHIDA Takanobu, YOSHIDA Erika, et al.
"Online SFE-SFC-MS/MS colony screening: A high-throughput approach for optimizing (-)-limonene production."
Journal of Chromatography B, 1215(11):123588 (2023).
セミナー受講料
【オンライン受講(ライブ配信)または会場受講:見逃し視聴なし】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
【オンライン受講(ライブ配信)または会場受講:見逃し視聴あり】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
【会場受講ご選択の方】
- 感染拡大防止対策にご協力下さい。
- セミナー会場での現金支払いを休止しております。
- 新型コロナウイルスの感染防止の一環として当面の間、昼食の提供サービスは中止させて頂きます。
- 配布資料は、当日セミナー会場でのお渡しとなります。
- 録音・録画行為は固くお断り致します。
- 講義中の携帯電話の使用はご遠慮下さい。
- 講義中のパソコン使用は、講義の支障や他の方の迷惑となる場合がありますので、極力お控え下さい。
場合により、使用をお断りすることがございますので、予めご了承下さい。(*PC実習講座を除きます。)
【オンライン受講ご選択の方】
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです
→環境の確認についてこちらからご確認ください
※申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
→こちらをご確認ください
受講料
41,800円(税込)/人