★油圧に携わる初心者へ向けて! 各種制御弁、ポンプ、シリンダなどの構造を徹底解説!
★管摩擦損失やキャビテーションによるポンプの負荷、性能の低下を防ぐヒントが得られる!
セミナー趣旨
油圧技術について基礎的なことから体系的に学んでみたいという技術者を対象とした講座です。
習得できる知識
油圧技術に接する技術者に知っておいて欲しい基礎的な事項から近年流行しているモデルベースデザインの基礎であるシステムシミュレーションの根本的な事項まで、幅広い知識が習得できます。
セミナープログラム
1.油圧のカラクリ
1.1 油圧技術の使用例と特徴
1.2 単位系
1.3 油圧によく出てくる物理量とその単位
1.4 単位変換
1.4.1 圧力の単位変換
1.4.2 流量の単位変換
1.5 油圧によく出てくる作動油の物性値とその単位
1.5.1 密度と比重
1.5.2 粘度と動粘度
1.6 圧力の性質とパスカルの原理
1.7 油圧のカラクリ
1.7.1 取り出すことができる力
1.7.2 ピストンの速度
1.7.3 動力について
2.油圧機器の基本的な構造と動作原理
2.1 油圧システムの基本構成
2.2 油圧機器の基本的な構造と動作原理
2.2.1 容積式ポンプとターボ形ポンプ
2.2.2 代表的な容積式油圧ポンプの比較
2.2.3 代表的な用途
2.2.4 ピストンポンプ
2.2.5 ベーンポンプ
2.2.6 ギアポンプ
2.2.7 容積式ポンプの理論吐出し量の計算
2.2.8 油圧シリンダ(片ロッドシリンダ)
2.2.9 油圧シリンダの摩擦特性
2.2.10 スプール弁とポペット弁
2.2.11 方向切換弁
2.2.12 流量制御弁
2.2.13 サーボ弁
2.2.14 リリーフ弁
2.2.15 弁を通過する流量の計算
2.2.16 チョークを通過する流量
2.2.17 弁体に作用する定常流体力
2.3 管摩擦損失
2.4 キャビテーション
3.油圧基本回路
3.1 メータイン
3.2 メータアウト
3.3 ブリードオフ
3.4 位置決め回路
3.4.1 構成
3.4.2 PID制御
4.油圧システムの動特性のシミュレーションの概要
4.1 位置決め回路のモデル化
4.1.1 モデル化のコツ
4.1.2 状態方程式の導出
4.1.3 体積弾性係数
4.2 油圧回路設計・動特性解析用シミュレーションパッケージOHC-Simを用いたシミュレーション
4.2.1 OHC-Sim公開版
4.2.2 OHC-Sim使い方概要
4.3 圧力脈動低減素子(本研究室で開発)のシミュレーション
4.3.1 圧力脈動低減素子とは
4.3.2 パワーフローとその考え方を用いたモデル化
4.3.3 圧力脈動低減素子のモデル化とAmesimを用いたシミュレーション
【質疑応答】
セミナー講師
足利大学 工学部 機械分野 教授 博士(工学) 桜井 康雄 氏
【略歴】
日本フルードパワーシステム学会 理事、企画委員会委員長、OHC-Sim特別研究委員会・1DCAE委員会・油空圧シミュレーション 幹事
セミナー受講料
1名につき55,000円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49,500円〕
受講について
■ Live配信セミナーの視聴環境について
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