セミナー趣旨
安定供給と両立する脱炭素化が世界的に電力システムの課題となる中、電力需要が低成長であることを暗黙の前提としていた電力システム改革は再考の時期にある。先ごろ公表された第7次エネルギー基本計画(案)でもその状況認識の下、「投資回収の予見性」や「需給運用の高度化」などをキーワードに対応方針が打ち出されているものの、詳細な制度設計はこれからであり、重要な政策議論が今後に控えている。
本講演では、エネ基の対応方針を具現化する電力システムの在り方について議論する。
セミナープログラム
1.第7次エネルギー基本計画の背景と内容(電力システム関連)
(1)第6次以降の状況変化
(2)現在の改革の行き詰まりを予見していたJoskow
(3)2040年に向けた政策の方向性(発電、送配電、需給調整、小売)
2.発電・ハイブリッド市場
(1)「投資回収の予見性」がキーワード
(2)ハイブリッド市場とは なぜ求められるか
(3)長期脱炭素電源オークションのパフォーマンス
3.送配電・需給調整
(1)同時市場はどうあるべきか
(2)負の価格について
4.小売
(1)小売電気事業者にどこまで期待するか
(2)ソリューションとしての澤モデル
5.経済産業省による競争政策について
(1)限界費用玉出し
(2)卸電力の内外無差別
(3)経過措置料金
(4)炭素価格
6.質疑応答/名刺交換
セミナー講師
東京電力ホールディングス株式会社 経営技術戦略研究所 経営戦略調査室チーフエコノミスト
戸田 直樹(とだ なおき) 氏
1985年 東京大学工学部卒業後、東京電力(現東京電力ホールディングス)入社。
2009年より2年間 電力中央研究所社会経済研究所派遣(上席研究員)。
2015年 同社経営技術戦略研究所経営戦略調査室長。2016年より現職。
主な著作(いずれも共著)
「エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ」(2017年 日本経済新聞社)
「カーボンニュートラル実行戦略 電化・水素・アンモニア」(2021年 エネルギーフォーラム社)
「未来のための電力自由化史」(2021年 日本電気協会新聞部)
「エネルギー産業2030への戦略-Utility3.0を実装する」(2021年 日経BP社)
セミナー受講料
1名につき 33,770円(税込)
同一のお申込フォームよりお申込の場合、2人目以降 27,500円(税込)
受講について
事前に、セミナー講師へのご期待、ご要望、ご質問をお受けしております。
可能な限り講義に盛り込んでいただきますので
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■ライブ配信について
<1>Zoomにてライブ配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ視聴用URLとID・PASSを開催前日までに
お送り致しますので、開催日時にZoomへご参加ください。
■アーカイブ配信について
<1>開催日より3〜5営業日後を目安にVimeoにて配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ収録動画配信のご用意ができ次第、
視聴用URLをお送り致します。
<3>動画は公開日より2週間、何度でもご都合の良い時間にご視聴頂けます。
※会場又はライブ配信受講者様で、アーカイブ配信もご希望の場合は
1名につき 追加料金11,000円(税込)で承ります。
ご希望の場合は備考欄に「アーカイブ配信追加受講希望」とご記入ください。
複数名でお申込の際は、アーカイブ配信追加受講者様の各ご芳名を備考欄に
追記をお願い致します。
受講料
33,770円(税込)/人
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