「論理的思考力」を形状と空間から学ぶ入門講座【オンライン／会場】

セミナー趣旨

製造業では深刻な人手不足が続いており、文系・理系を問わず図面に関わる機会が増えています。

しかし、図面の形状を正確に読み取れず苦労する人も少なくありません。その要因として、図面のルールを学ぶ以前に欠かせない「論理的思考力」の不足が挙げられます。

本講座では、教養を育むリベラルアーツの数学系4学（算術・幾何学・天文学・音楽）のうち、幾何学を活用して論理的思考力を養います。幾何学は、物の形状を正確に把握し、空間をイメージする力を鍛える学問であり、図面を描いたり読み取ったりするスキルの基盤となります。これにより、設計や製造だけでなく、営業や調達といった部門のコミュニケーションも円滑になります。

講座では、まず設計における「2次元」と「3次元」の違いをわかりやすく解説し、その後、ポンチ絵(アイデアを伝える簡易的な図)を活用した簡易的なアイデア表現法を学びます。形状の特徴を捉える力を高めるために、演習を通じて、図形の分割・合体や製作物の組立てなど、実務に即した課題に取り組みます。

これにより、論理的思考力と創造力を同時に養うことができます。

本講座は、製造業に入社した新入社員や機械図面にはじめて触れる方を含む、図面に関する知識がない方を対象とし、文系・理系を問わず、幅広い方が取り組める内容です。図解力と空間認識力を基盤に、理屈を理解しながら実務に活かせるスキルを提供します。

受講対象・レベル

図面に不慣れな新任担当者の方や技術部門、知財部門、研究開発部門で図面を使用される方で基礎から学びなおしたい方

セミナープログラム

1. 設計の基本概念

　1.1 2次元と3次元の違い

　1.2 ポンチ絵の活用

　1.3 論理的思考法


2. 形状認識力・空間認識力を高める基礎演習

　2.1 ストラクチャトレーニング

　2.2 ビジョントレーニング

　2.3 クリエイティブトレーニング

　2.4 展開図の作成


3. 形状認識力・空間認識力を高める応用演習

　3.1 ユニークなモデル組立て演習


❈諸般の理由により、内容が一部変更となる場合がございます。ご了承ください。

❈3色ボールペンをご用意ください。


※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※録音、録画・撮影はご遠慮ください。

セミナー講師

小畠技術士事務所　代表　小畠祥平 氏

大学院修了後、産業機械メーカ2社に勤務。産業機械の開発経験を活かし、製図・幾何公差・板金設計教育を担当。技術者や非技術者向けに幅広い製図教育を提供。シンプルで製造しやすい設計を得意とし、疲労強度の向上、作業効率化および新機械開発に注力。技術者として、技術と技能の両立と三現主義を大切にしている。

セミナー受講料

1名につき
会員　44,000円（本体　40,000円） 一般　48,400円（本体　44,000円）

※会員価格適用については、企業研究会会員が対象となります。
（所属先の会員登録有無がわからない場合、お申込みの際に備考欄へ「会員登録確認希望」とご記入ください。）
※最少催行人数に満たない場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。
※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。

受講について

【オンライン受講の方】
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※最新事例を用いて作成する等の理由により、資料送付が直前になる場合がございます。

【会場受講の方】
お申込完了後、自動返信メールにて受講票をお送りいたします。