
~塗装系から塗膜の役割分担の把握、塗膜形成時の不具合に必要な対応~
受講可能な形式:【会場受講】のみ
塗料ユーザーや塗膜・塗装プロセスに関わっている方、塗膜製品の研究開発・品質管理に関わっている方は是非
塗料・塗装・塗膜に関する基礎的な知識、塗装系での各塗料の役割と塗装工程とそれぞれの目的や注意するポイント
使っている塗料、塗った塗膜のことをどこまでわかってますか?
・退色・変色、たれ、はじき、へこみ、エッジ不良、異物、、、
・塗膜欠陥の発生メカニズムと原因の解明とその対策
・塗料・塗膜の状況・構造・物性の把握、塗膜の分析・評価のポイント、塗膜欠陥・不良への対策
塗膜では一体何が起こっているのかを把握して塗膜欠陥への対策を!
セミナー趣旨
受講対象・レベル
・現在、またはこれから塗料・塗膜・塗装分野に関わりがある方(初級~中級)
・基材の表面処理から上塗りまでの塗装工程(塗装系)を基礎から学びたい方
・塗料/塗膜の不具合(欠陥)の原因や対策を習得したい方
セミナープログラム
1.1 序章:塗料の歴史から塗料の変遷
1.2 塗料の3つの役割(外観、保護、機能)
1.3 塗料、塗装の基礎用語の確認
1.4 塗料の構成成分(樹脂、顔料、溶剤、添加剤)とその役割
1.5 塗装工程とその目的
1.6 種々の塗装方法(転移塗装、粉体塗装、霧化塗装、建浴塗装)
1.7 塗装系の考え方
2.表面処理工程とその目的・必要性:
2.1 脱脂工程(ブラスト、酸処理とアルカリ処理)の特徴
2.2 表面調整工程(りん酸亜鉛化成の前工程)
2.3 化成処理工程(りん酸鉄、りん酸亜鉛、酸化ジルコニウム)と添加金属の特徴
2.4 水洗の重要性と化成処理の不具合事例
3.電着(カチオン)塗装工程(含:プライマー処理(下塗):
3.1 電着塗料の組成、プライマー塗料と使い分け
3.2 電着塗装のメカニズム
3.3 電着塗装の特徴(つきまわり性)、プライマー塗料との比較
3.4 電着塗料の管理項目(ライン管理)
4.溶液系塗料の塗装工程:
4.1 溶剤系塗料vs水性塗料 その特徴と短所
4.2 スプレーガンの特徴
4.3 エアスプレー、エアレススプレー、静電塗装の仕組み
4.4 メタリック塗料、パール(マイカ)塗料の特徴
4.5 クリヤ塗装の特徴(利点)
5.塗料・塗膜不良(種々の欠陥現象)の原因(メカニズム)とその対策
5.1 正しい欠陥用語、表記法の確認
5.2 外観観察(測色法、色差と光沢)の基礎
5.3 分析機器選択のポイント
5.4 欠陥分析/解析の3つの観点
(1)外観観察 ~塗料・塗膜の状況を把握する~
(2)化学的分析 ~塗料・塗膜の化学構造を把握する~
(3)物性的分析 ~塗料・塗膜の物性を把握する~
5.5 種々の欠陥現象(変色、たれ、はじき、へこみ、膨れ、わき、エッジ不良、異物など)
5.6 塗膜欠陥の発生メカニズム(形状不良:はじき、へこみ、膨れ、わき)
①表面張力からの形状不良
②粘弾性の頑張る力
③残留応力による歪み
5.7 解析評価や機器分析の事例(はじき、へこみ、異物を中心に)
(1) 塗装機からの塗膜異常
(2) 塗膜のはじき分析
(3) 塗膜の異物分析
質疑応答
セミナー講師
略歴
前職が塗料会社であったことから塗料開発の経験があり、現職ではユーザーの立場から、塗料・塗装・塗膜関連で評価(含:耐候性技術)や解析を行っている。また、社内教育の技術講座を担当するとともに、社外では学会活動(色材協会/塗料部会、実行委員長)や雑誌投稿/研究発表(含:海外)を実施している。
セミナー受講料
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受講について
製本資料(会場で配布します)
受講料
55,000円(税込)/人
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