
★オンラインZoom配信セミナーです。
※アーカイブ配信(期間:6/24~7/1)での受講もお選びいただけます。
セミナー趣旨
機器の発熱量・密度の増大に伴い,設計段階における熱に関する検討の重要度が増しています。熱と流れの様子を知るために利用する熱流体解析ソフトは,3Dモデリングの普及に伴って日々の設計業務の必需品となりつつありますが,使いこなすには伝熱に関する知識と経験が要求されます。
本講座では,機器の暖まり方・冷やし方を取り扱う学問である伝熱工学を,Excelを用いた実験を通してグラフィカルに現象を学んでもらいます。よく混同されがちな熱伝導率と熱伝達率の違い,定常と非定常の違いなどを解説し,併せて知っているとちょっと自慢できるExcelの便利な使い方を習得できます。
主な項目は以下の通りです。
・熱の伝わり方に関する基礎事項の確認
・Excelによる物理シミュレーションテクニック
・伝熱現象のシミュレーション
Excelのワークシートを配布し実習を行います。受講者とのやりとりをスムーズにするために,ExcelのインストールされたPCにてセミナーを受講してください。
受講対象・レベル
・冷却・加熱に関する課題に取り組むことになった技術者、研究者。
・Excelで伝熱現象のシミュレーションを行ってみたい方。
セミナープログラム
1.伝熱の基礎
1-1 温度差とエネルギーの移動量の関係
・エネルギーの伝わり方
・熱流・熱流束
・ジュール・ワット
1-2 熱伝導
・熱伝導率
・定常・非定常
1-3 対流
・熱伝達率
・層流・乱流
・ヌセルト数・レイノルズ数・プラントル数
1-4 ふく射
・ふく射率
・形態係数
1-5 伝熱促進・断熱技術
・冷却フィン
・真空断熱
2.Excelを用いたビジュアルな科学技術計算
2-1 グラフを使ってアニメーション
2-2 マクロを使って作業の自動化
2-3 プログラミング不要のシミュレーション
・非定常一次元熱伝導
・定常二次元熱伝導(基板上の発熱部品からの伝熱)
【質疑応答】
キーワード
Excel,伝熱,熱伝導率,測定,シミュレーション,定常,非定常,研修,講座,セミナー
セミナー講師
明治大学 理工学部 機械工学科 准教授 博士(工学)
小林 健一 氏
≪専門≫ 熱工学
≪活動・著書など≫
・日本設計工学会 監事
・日本機械学会発行 伝熱ハンドブック ソフトウェア担当
・丸善発行 エクセルとマウスでできる熱流体のシミュレーション 共著
・R&D発行 伝熱工学の基礎と熱物性測定・熱対策事例 共著
セミナー受講料
55,000円(税込、資料付)
■ 会員の方あるいは新規会員登録していただくと、下記の割引が適用されます。
・1名申込の場合、55,000円(税込)→44,000円(税込)
・2名同時申込の場合、合計110,000円(税込)→合計55,000円(税込)
※両名の会員登録が必要です。
※ 会員登録とは
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受講について
Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順
- Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
- セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについてはこちらをご覧ください。
- 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
- セミナー資料は開催前日までにPDFにてお送りいたします。
- アーカイブの場合は、配信開始日以降に、セミナー資料と動画のURLをメールでお送りします。
- 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
受講料
55,000円(税込)/人
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
10:00 ~
受講料
55,000円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込
開催場所
全国
主催者
キーワード
機械設計 CAE/シミュレーション 物理化学
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
10:00 ~
受講料
55,000円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込
開催場所
全国
主催者
キーワード
機械設計 CAE/シミュレーション 物理化学関連セミナー
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