生産性向上の鍵はチームワーク

投稿日

生産マネジメント

◆ 働き方改革・生産性向上の基本

1. 準備をする

 仕事はいつも、時間軸の一定期間先を見つめ行いたいものです。ひっきりなしに次から次へと迫られる中、一瞬でも気を許すといつも足元ばかりをこなす状況になってしまいます。

 そのような状況ですとつい「やるべきことを忘れる」もしくは「分かっちゃいるけど横着する(スキップする)」ことが横行してしまうわけです。

 そしてやがて、後追いの火消し仕事が増大する羽目になります。

 段取りすべきこと、実施状況や担当者の負荷状況などを認識し、チームで助け合って準備対応をしたいものです。

2. “溜めない”仕事術

 ところで皆さんは「夏休みの宿題をいつやりましたか?」。休み終了間際に大慌てでやっつけた…。こんなスタイルだった人は、今も同様かもしれません。

 ”溜めない、先送りしない”と心掛けても、これまでの習慣はなかなか変えられないでしょう。こんな時もチームで声を掛け合って応援しましょう。

3. 集中したい時を、邪魔しない

 日々の作業で障害物競争をしていては16秒で走れるところも、〇〇秒になってしまいます。「ちょっとお尋ねしたい。今、良いですか?」…快く応対したいけど、今はチョットと思いつつも現実尋ねられてしまってからでは、対応せざるを得ないって事もあります。

 仕事内容によって今は”集中集中”、邪魔しないでタイム!!が組織で共有されていれば聞く側も聞かれる側も、とても心地よい関係性が築けられることでしょう。

 こんな場面にもきっとチームの約束事が功を奏します。

4. すき間時間を有効に

 また隙間時間も上手に使いたいものです。アポの時間にあと10分ある。この時間を次の仕事に対する準備時間に充てると、どんなに自分を助けることになるでしょう。

 上司からのメールへの応答も緊急でなければ、すぐに返事せず、例えば隙間時間に対応するなどしてみましょう。組織のルール...

生産マネジメント

◆ 働き方改革・生産性向上の基本

1. 準備をする

 仕事はいつも、時間軸の一定期間先を見つめ行いたいものです。ひっきりなしに次から次へと迫られる中、一瞬でも気を許すといつも足元ばかりをこなす状況になってしまいます。

 そのような状況ですとつい「やるべきことを忘れる」もしくは「分かっちゃいるけど横着する(スキップする)」ことが横行してしまうわけです。

 そしてやがて、後追いの火消し仕事が増大する羽目になります。

 段取りすべきこと、実施状況や担当者の負荷状況などを認識し、チームで助け合って準備対応をしたいものです。

2. “溜めない”仕事術

 ところで皆さんは「夏休みの宿題をいつやりましたか?」。休み終了間際に大慌てでやっつけた…。こんなスタイルだった人は、今も同様かもしれません。

 ”溜めない、先送りしない”と心掛けても、これまでの習慣はなかなか変えられないでしょう。こんな時もチームで声を掛け合って応援しましょう。

3. 集中したい時を、邪魔しない

 日々の作業で障害物競争をしていては16秒で走れるところも、〇〇秒になってしまいます。「ちょっとお尋ねしたい。今、良いですか?」…快く応対したいけど、今はチョットと思いつつも現実尋ねられてしまってからでは、対応せざるを得ないって事もあります。

 仕事内容によって今は”集中集中”、邪魔しないでタイム!!が組織で共有されていれば聞く側も聞かれる側も、とても心地よい関係性が築けられることでしょう。

 こんな場面にもきっとチームの約束事が功を奏します。

4. すき間時間を有効に

 また隙間時間も上手に使いたいものです。アポの時間にあと10分ある。この時間を次の仕事に対する準備時間に充てると、どんなに自分を助けることになるでしょう。

 上司からのメールへの応答も緊急でなければ、すぐに返事せず、例えば隙間時間に対応するなどしてみましょう。組織のルールもちょっとした工夫で発信側、受け取り側にとっても変に気を回さず、生産性向上につながる小さな1案となるかもしれません。

5. チームワークこそが、生産性向上の鍵

 理念をチームで共有しましょう。流されがちな日常をチームで意識化して各自の弱みをチームでサポートしましょう。チームワークこそが生産性向上の鍵といえるのです。

   続きを読むには・・・


この記事の著者

本多 貴治

トヨタ方式/IEとISO9001からの学びをベースに中堅・中小企業のマネジメント/現場改善を支援~プロフェッショナルとしてkaizenをプロモートし、日々実践、結果プロフィットを創出します。

トヨタ方式/IEとISO9001からの学びをベースに中堅・中小企業のマネジメント/現場改善を支援~プロフェッショナルとしてkaizenをプロモートし、日々...


「生産マネジメント総合」の他のキーワード解説記事

もっと見る
トラブルを価値に変え、失敗から学ぶための最強ツール「不具合報告書」を徹底解説

【この記事でわかること】 不具合報告書が、なぜ組織を成長させる「資産」になるのか 誰でも「良い報告書」が書けるようになる5つの必須項目と具体例...

【この記事でわかること】 不具合報告書が、なぜ組織を成長させる「資産」になるのか 誰でも「良い報告書」が書けるようになる5つの必須項目と具体例...


問題を顕在化してトップが改善の現場に参加 見える化(その4)

【見える化 連載目次】 1. 情報の取り扱いで競争力をつける 2. 見えないことの方が大切なことがある 3. 職場の全員がコスト意識を持つに...

【見える化 連載目次】 1. 情報の取り扱いで競争力をつける 2. 見えないことの方が大切なことがある 3. 職場の全員がコスト意識を持つに...


生産性と効率の違い、個人の仕事効率と会社の生産性との間のギャップ

  日本では「生産性」向上の話で持ちきりです。しかし、今行われている議論はそのほとんどがイメージ先行で、実際の取り組みに繋がらず効果を出す...

  日本では「生産性」向上の話で持ちきりです。しかし、今行われている議論はそのほとんどがイメージ先行で、実際の取り組みに繋がらず効果を出す...


「生産マネジメント総合」の活用事例

もっと見る
副資材管理システム構築の事例

1.副資材をどう捉え、改善に繋げればいいのか   工場の規模の大小を問わず副資材は種類が多くかつ現場に散在してあり、システム化は困難をきわめます。ま...

1.副資材をどう捉え、改善に繋げればいいのか   工場の規模の大小を問わず副資材は種類が多くかつ現場に散在してあり、システム化は困難をきわめます。ま...


販路開拓 伸びる金型メーカーの秘訣 (その28)

 今回紹介する企業は、穴あけ工具の製造販売を主な事業とするS工業です。同社の販路開拓と営業社員教育をサポートの取り組みを紹介すると共に、同社が扱うオーダー...

 今回紹介する企業は、穴あけ工具の製造販売を主な事業とするS工業です。同社の販路開拓と営業社員教育をサポートの取り組みを紹介すると共に、同社が扱うオーダー...


自動車メーカー金型部門の診断事例

 今回は、金型における3D加工面の品質問題、その原因と対策についての診断事例です。 1、診断の内容  加工現場の見学及び、現状プロセスのヒアリング...

 今回は、金型における3D加工面の品質問題、その原因と対策についての診断事例です。 1、診断の内容  加工現場の見学及び、現状プロセスのヒアリング...