大量の発想データを整理するには「ブロック法」を活用しよう!

更新日

投稿日

1.ブロック法とはなにか?

 ブロック法は、発想データを項目別にまとめあげデータの粗整理を行なう手法で、大量のデータを大まかに整理するのに便利です。

 

2.ブロック法の利用手順

 まず事前に、データをカード化したり、アイデア発想会議を行い、発想カードを作成します。

(1)個人作業

    •   ①カードを各人に均等に配分する
    •   ②各自、カードをよく読んで内容の似たもの同志を集める。

 

(2)チーム作業

    • ①司会者の右隣の人から、自分のまとめたカード群の1つの分類を読み上げて真中に出す。
    • ②他のメンバーはそのカード群と同一内容のカードを読み上げて出す。
    • ③無記入カードに赤字で、その群の項目名を記入する。
    • ④その次の人が他のカード群を1つ読み上げて出す。
    • ⑤以下、全てのカードがまとまるまで続ける。
    • ⑥カード群の数は元カードの数により異なる。
      • a.1項目のカード数は...

1.ブロック法とはなにか?

 ブロック法は、発想データを項目別にまとめあげデータの粗整理を行なう手法で、大量のデータを大まかに整理するのに便利です。

 

2.ブロック法の利用手順

 まず事前に、データをカード化したり、アイデア発想会議を行い、発想カードを作成します。

(1)個人作業

    •   ①カードを各人に均等に配分する
    •   ②各自、カードをよく読んで内容の似たもの同志を集める。

 

(2)チーム作業

    • ①司会者の右隣の人から、自分のまとめたカード群の1つの分類を読み上げて真中に出す。
    • ②他のメンバーはそのカード群と同一内容のカードを読み上げて出す。
    • ③無記入カードに赤字で、その群の項目名を記入する。
    • ④その次の人が他のカード群を1つ読み上げて出す。
    • ⑤以下、全てのカードがまとまるまで続ける。
    • ⑥カード群の数は元カードの数により異なる。
      • a.1項目のカード数は10枚以内とする。
      • b.「その他」の項目をつくる。
    • ⑦B4シートに、下記のように整理して貼る。

 

ブロック法
図1.ブロック法の様子

◆関連解説『アイデア発想法とは』

   続きを読むには・・・


この記事の著者

髙橋 誠

企業のイノベーション戦略の構築と実践をお手伝いし、社員の創造性開発を促進し、新商品の開発を支援します!

企業のイノベーション戦略の構築と実践をお手伝いし、社員の創造性開発を促進し、新商品の開発を支援します!


「アイデア発想法一般」の他のキーワード解説記事

もっと見る
創造的変革はCREATEが条件

1.CREATEの条件  私は創造的革新のポイントを「創造」の英語の動詞「CREATE」の6つの頭文字で説明しています。   ①Change Agen...

1.CREATEの条件  私は創造的革新のポイントを「創造」の英語の動詞「CREATE」の6つの頭文字で説明しています。   ①Change Agen...


アイデア発想を司る脳のDMN(デフォルト・モード・ネットワーク)とは

     デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)は、脳が意識的な活動をしていないとき、つまりぼんやりとしている時の脳...

     デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)は、脳が意識的な活動をしていないとき、つまりぼんやりとしている時の脳...


創造的な可能性とは

1.創造の定義  私たちが取り組む問題の多くは、解答が一つしかないものではなく幾つもある、つまり創造的な問題です。定型化された問題をいくらスピーディーに...

1.創造の定義  私たちが取り組む問題の多くは、解答が一つしかないものではなく幾つもある、つまり創造的な問題です。定型化された問題をいくらスピーディーに...


「アイデア発想法一般」の活用事例

もっと見る
寝床はひらめきを生むゆりかご

1.すがすがしく目覚めたベッドの上で、相対性理論を発見したアルベルト・アインシュタイン  アインシュタインが相対性理論を発見したのは、ベルンの特許局に技...

1.すがすがしく目覚めたベッドの上で、相対性理論を発見したアルベルト・アインシュタイン  アインシュタインが相対性理論を発見したのは、ベルンの特許局に技...


ヒット商品をひらめく時-シャープペンシルと芳香剤

1.繰り出し鉛筆の金具の細工を依頼されて、シャープペンシルを考案  大正4年当時、錺【かざり】職人だった早川徳次(早川電機=現シャープ創業者)は、万年筆...

1.繰り出し鉛筆の金具の細工を依頼されて、シャープペンシルを考案  大正4年当時、錺【かざり】職人だった早川徳次(早川電機=現シャープ創業者)は、万年筆...


光学技術発見の事例

1.たまたま二枚のレンズを使って遠くを見て、筒眼鏡を発明したオランダのレンズ研磨工ハンス・リッペルスハイ  17世紀の初め、オランダは眼鏡の生産地でした...

1.たまたま二枚のレンズを使って遠くを見て、筒眼鏡を発明したオランダのレンズ研磨工ハンス・リッペルスハイ  17世紀の初め、オランダは眼鏡の生産地でした...