対話をするときの姿勢、それは心構えの現れ

投稿日

 
  技術マネジメント

 

話をする姿勢、話を聴 姿勢。姿勢とは、心構えや態度を指しますが、これらが相手に受け入れられる状態を保たなければ、対話は成り立ちません。もしも、相手のご機嫌を損ねる様な姿勢で対話に挑んだら、伝わることも伝わらないでしょう。心理的安全性を高めるためにも大切なことです。どんなときでも、意識したいことです。今回は、対話をするときの姿勢についておはなしします。

 

そもそも姿勢とは、身体の型を指します。そして、その姿勢は、次のように様々な要因で決定づけられます。

  • 骨格
  • 筋肉の付き方
  • 筋肉の柔軟性
  • その時の意識

背筋を伸ばす姿勢、腰を曲げる姿勢などは、様々な要因の影響を受けながら、人それぞれ異なります。

 

 

1. 姿勢は心構えの現れ

姿勢には「心構えや態度」といった意味もあります。

 

例えば、学習に対する「心構えや態度」や、仕事に対する「心構えや態度」があります。「心構え」は、ものごとの起きる前からの心の準備を指し「態度」は周囲から見られたり感じられたりする素振りを指します。もしも「心構え」と「態度」が、周囲から受け入れられると、チームの一員として認めてもらうことができるでしょう。逆に、これらが受け入れられない状況では、チームの一員として承認されることなく、孤立しやすくなります。

 

身体的姿勢は、骨格や肉付きなどの要因で決まりますが「心構えや態度」についても、様々な要因によって決まってきます。そして、その要因のひとつに「敬意」があります。特に、対話の姿勢においての「敬意」は、大きな影響力を持ちます。

 

例えば、部下や後輩の前で仕事の手順を説明するシーンの場合、リーダーが部下や後輩を見下して説明をしたらどうなるでしょうか?

 

「見下す」とは、その人の存在や価値を認めていない状態を指します。人には、承認欲求があり、これが満たされることで心がひらき、良好な対話が成立します。逆に、これら欲求が満たされない場合は、心をとざし、対話にも悪影響が起こってしまいます。もしも、部下や後輩に敬意を抱けないリーダーなら、そのリーダーに対する敬意も抱かれることはないでしょう。

 

2. 敬意を抱く方法とは

では、敬意をどのように抱けばいいのでしょうか?

 

それは、相手をプロとして接することです。どんなに未熟な部下や後輩でも、プロフェッショナルなのです。例えば、業務手順が覚えられず、悩んでいる部下や後輩がいたとします。た...

 
  技術マネジメント

 

話をする姿勢、話を聴 姿勢。姿勢とは、心構えや態度を指しますが、これらが相手に受け入れられる状態を保たなければ、対話は成り立ちません。もしも、相手のご機嫌を損ねる様な姿勢で対話に挑んだら、伝わることも伝わらないでしょう。心理的安全性を高めるためにも大切なことです。どんなときでも、意識したいことです。今回は、対話をするときの姿勢についておはなしします。

 

そもそも姿勢とは、身体の型を指します。そして、その姿勢は、次のように様々な要因で決定づけられます。

  • 骨格
  • 筋肉の付き方
  • 筋肉の柔軟性
  • その時の意識

背筋を伸ばす姿勢、腰を曲げる姿勢などは、様々な要因の影響を受けながら、人それぞれ異なります。

 

 

1. 姿勢は心構えの現れ

姿勢には「心構えや態度」といった意味もあります。

 

例えば、学習に対する「心構えや態度」や、仕事に対する「心構えや態度」があります。「心構え」は、ものごとの起きる前からの心の準備を指し「態度」は周囲から見られたり感じられたりする素振りを指します。もしも「心構え」と「態度」が、周囲から受け入れられると、チームの一員として認めてもらうことができるでしょう。逆に、これらが受け入れられない状況では、チームの一員として承認されることなく、孤立しやすくなります。

 

身体的姿勢は、骨格や肉付きなどの要因で決まりますが「心構えや態度」についても、様々な要因によって決まってきます。そして、その要因のひとつに「敬意」があります。特に、対話の姿勢においての「敬意」は、大きな影響力を持ちます。

 

例えば、部下や後輩の前で仕事の手順を説明するシーンの場合、リーダーが部下や後輩を見下して説明をしたらどうなるでしょうか?

 

「見下す」とは、その人の存在や価値を認めていない状態を指します。人には、承認欲求があり、これが満たされることで心がひらき、良好な対話が成立します。逆に、これら欲求が満たされない場合は、心をとざし、対話にも悪影響が起こってしまいます。もしも、部下や後輩に敬意を抱けないリーダーなら、そのリーダーに対する敬意も抱かれることはないでしょう。

 

2. 敬意を抱く方法とは

では、敬意をどのように抱けばいいのでしょうか?

 

それは、相手をプロとして接することです。どんなに未熟な部下や後輩でも、プロフェッショナルなのです。例えば、業務手順が覚えられず、悩んでいる部下や後輩がいたとします。たしかに、業務という側面では、プロとはいえません。しかし、悩んでいることに対しては、プロなのです。そう、悩みのプロフェッショナルなのです。悩みのプロには、その悩んでいる姿勢に対して、リーダーも真摯に接するべきなのです。

 

相手に敬意をはらう。相手はプロであるという姿勢で接する。どんなときでも、意識したいことです。心理的安全性を高めるためにも大切なことです。相手に敬意を抱く姿勢を見直してみませんか?

 

 

   続きを読むには・・・


この記事の著者

坂田 和則

現場を見る目が違うからリピート率90%超え。 等身大の言葉で語るから現場ウケしてます。 問題/課題解決モチベーションに火を付けるのなら!

現場を見る目が違うからリピート率90%超え。 等身大の言葉で語るから現場ウケしてます。 問題/課題解決モチベーションに火を付けるのなら!


「人財教育・育成」の他のキーワード解説記事

もっと見る
商品企画に必要な顧客価値を創造出来る人材の育成

  ◆デジタル人材の育成から学ぶ商品企画に必要な人材とは 先日、デジタル人材育成についての取り組みを伺いましたので、今回はデジタル人材育...

  ◆デジタル人材の育成から学ぶ商品企画に必要な人材とは 先日、デジタル人材育成についての取り組みを伺いましたので、今回はデジタル人材育...


ライフキャリアの視点 技術者のキャリア整理法(その2)

 前回、技術者のキャリア整理法 (その1)自分自身のマーケティングについて述べました。今回は、(その2)ライフキャリアの視点です。人生には、楽しいこと、悲...

 前回、技術者のキャリア整理法 (その1)自分自身のマーケティングについて述べました。今回は、(その2)ライフキャリアの視点です。人生には、楽しいこと、悲...


内容が明確に伝わる技術文書の書き方(その8)

  【この連載の前回:内容が明確に伝わる技術文書の書き方(その7)へのリンク】  下図の「内容が明確に伝わる技術文書の書き方第...

  【この連載の前回:内容が明確に伝わる技術文書の書き方(その7)へのリンク】  下図の「内容が明確に伝わる技術文書の書き方第...


「人財教育・育成」の活用事例

もっと見る
人財教育・人材育成、仕事の影響力を高め、仕事の満足度を高めるには

【目次】 ▼さらに深く学ぶなら!「ビジネススキル」に関するセミナーはこちら! 1. 継続的に成果を出して仕事の影響力を高める 仕...

【目次】 ▼さらに深く学ぶなら!「ビジネススキル」に関するセミナーはこちら! 1. 継続的に成果を出して仕事の影響力を高める 仕...


人財教育・人材育成、固執、本人が自覚することが固執から解放される一番の方法

【目次】 1. 固執、本人が自覚することが固執から解放される一番の方法 「なんとか自力で解決しよう」とやっきになっても、焦ってばか...

【目次】 1. 固執、本人が自覚することが固執から解放される一番の方法 「なんとか自力で解決しよう」とやっきになっても、焦ってばか...


品質管理教育の重要ポイント

 教えを請うなら実績のある人が好ましいと多くの人は思うでしょう。しかし実績のある人(成果を出している人)が必ずしも教え上手では無いと言うことがあります。今...

 教えを請うなら実績のある人が好ましいと多くの人は思うでしょう。しかし実績のある人(成果を出している人)が必ずしも教え上手では無いと言うことがあります。今...