メールによる情報伝達が発達し、対面式の会話機会が少なくなりました。しかし、 メールで伝えたことがなかなか伝わりにくいことも事実です。今回は「メールで伝えたいことを100%伝える気配り」についておはなしします。
1. 私たちの対話は、数年前に比べて激減
メールによるコミュニケーションも、チョットした気づかいで、その質が高まります。対話は、相手の表情や話しを聴く状況など、伝えること以外の情報が得られることから、相手に気を配りながら行うことができました。ところが、メールによる情報伝達では、相手の表情やメール受信時(読む)の状況も解らず、気を配るどころか一方的な情報伝達になりがちです。
2. 2w1h(what/ how to/ why)は忘れずに
私たちの情報伝達は、バーバル(言語)とノンバーバル(非言語)の組み合わせで伝わることが解っています。
そして、バーバル(言語)は2割程度。ノンバーバル(非言語)は、8割程度の影響力があることも解っています。私たちの脳は、対話のほとんどを非言語を使って理解しているのです。ところが、メールによる情報伝達になると、ノンバーバルは皆無に近い状態です。
このように、メール伝達の危なさを知っていると、メールでの情報伝達や交換が怖くなってしまいます。
とはいっても、ここまでメールが私たちの生活や仕事に浸透してしまうと、危ないからといった理由で、使用しないというわけにもいきません。メールでの情報伝達において、少しでもその危なさを削減するにはどうしたら良いのでしょうか?
メールでの情報伝達で、その質を高めるには、2W1Hの構成で メール文を作成することです。
メール文例:「今日は、顧客満足向上をねらった、ミーティングをwebで行います。」
上記の文例は、次の3要素から作られています。
- 顧客満足をねらった(why)
- ミーティング(what)
- webで(How to)
このような2W1H構成の文書をメールで送ることが大切です。
3. 原因説明と意義説明
また、whyの部分に、もう一工夫すると良いでしょう。
例えば
- 労災事故が発生したので、装置の取扱は、フローにしたがってください。
- 労災事故再発防止のため、装置の取扱は、フローにし...