◆開発効率向上の重要性
製造業は企画、開発・設計、生産、物流、営業、サービスの各業務から成り立っており、企業の生産性はその総合力の表れと言えます。この中で生産、物流は製品を製造するという具体的な業務であり直接コストに関係するため、これまでも常にその生産性を上げる取組みがなされてきました。
営業、サービスについても物量に直接影響する業務であるため、情報ツールやロジスティックの発展をベースとして近年生産性が急激に向上しつつあります。
情報を扱うという抽象性の高い業務であることから相対的に取組みが難しいとされてきた企画の機能についても、マーケッティング手法やデザイン思考などの考え方の進展と相まって、生産性について改善の機運が高まりつつあります。
こうした各業務の中で、開発・設計については、これまでもCAD、CAEなどの開発者の援用ツールの導入など生産性向上の取組みはされてきましたが、以下のようなビジネスが直面している課題のために、更なる開発コストの低下とスピードの向上が求められています。
- 製品のコモディティ化が進展し、新しい製品・機能をよりスピーディに低コストで市場に提供することが求められる。
- AI、IoTなどの新技術の取込み
- 安全や環境対応など、複雑で多様化する規格への対応
- 3D造形やデジタルツインなど製造法の革新への対応
開発効率向上の重要性について、ものづくりドットコム 登録専門家の山本 裕之氏が詳しく解説しています。
【開発効率向上の重要性 連載記事紹介】
- 製造業の生産性
- 開発効率向上の重要性
- 開発効率向上活動の考え方
- 開発効率向上、活動計画 1 GAP分析
- 開発効率向上、活動計画 2 開発投資効率の見積り
- 活動で考慮すべきこと 1 活動成果の定着
- 活動で考慮すべきこと 2 システム化
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