1. チームの協力と協調を高めるには
問題解決に挑むチームでは、メンバー同士が知識と経験を振り絞りながら、思考を張り巡らせ、多様な視点から問題を捉える必要があります。まずは自分の考えや感じたことをまとめ、これをチームで共有しながらチーム全体が様々な視点で問題を捉えることで、問題解決をスムーズに進めることができるのです。しかし、意見や感じ方の違いから、対話の中に衝突が発生することもあります。この時チームの協力と協調性が形成されていると、この衝突もポジティブに捉えながら問題解決に向けて邁進します。
これが、協力と協調性が形成されていない状態で衝突が起きると、問題解決のプロセスがあらぬ方向へ走り出すこともあります。日頃の小さな意識と行動が、協力と協調性を高めます。その方法とは、簡単なルーティーンを決めておくことです。
2. 協力と協調
協力とは、チームメンバーが力を発揮することをいいます。
そして、協調は、チームメンバーが力を発揮するタイミングを合わせることを指します。協調については、「強調」と表記する先生もいらっしゃいます。面白い表現だと、私は思っています。
もちろん、チームで問題や課題に挑む場合、この協力と協調はとても大切です。足並みがそろった状態で、問題や課題に打ち込めば、その対話も活性化され、より多くの視点で問題や課題を捉えることが出来るでしょう。
そして、この視点の多さが、見落としがちな現象に気付いたり、改善アイデアの多様性を生むのです。
協力と協調には、メンバー同士の信頼性を高めることが大切です。信頼性が高いと「安心して発言が出来る」や「多少言いにくいことでも、発言することができる」ようになるからです。チームでは、時間をかけてでも信頼性を構築し、対話の多様性を高める必要があります。
とはいえ、どのように信頼性を確保しながら、協力と協調性を高めたらよいのか?悩ましいところでもあります。具体的に、どのような方法を用いて、これらを高めたらいいのでしょうか?
3. 同じ動作を同時に行う
実は、比較的簡単に協力と協調性を高める方法があるのです。それは『メンバー全員で、同じ動作を同時に行うこと』です。
例えば、次のような行動を促します。
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