世の中にはダメ会議があふれています。ちなみに、私は、IBMでの35年間、SE、プロジェクトマネージャー、コンサルタントとして、常に最前線で仕事をしてきました。その中で数え切れないほど、お客様との「会議」を行いました。週平均2回以上は会議を行ってきましたから、少なく見積もっても約3000回以上のクライアントとの「会議」を経験していることになります。
「会議」には、会社の社風、文化がはっきりと現れます。
やはり、優良企業の会議はすばらしい、活発な議論でテキパキと決まります。明るいし、参加していて楽しい。一方、伸び悩んでいる企業の会議は、よどんでいます。アクビの出るような退屈なダラダラ会議、空中戦で一向に決まらない会議、悪びれず堂々と内職の横行する会議、上げるときりがありません。このような長時間かけても決まらない非効率なダメ会議が、世の中には溢れています。
自分そして会社にとって極めて重要な「会議」だが、その認識は薄く自己流が横行。人は、自分一人だけでは、仕事をすることができません。周りを説得し巻き込み、自分の部下、同僚、上司をいかに動かすかが、ビジネスマンの最も重要な仕事の一つです。そのための場が「会議」です。
「会議」をうまく進めてチームを成功に導く「会議」で本質を突いた鋭...