今回は「振返り分析と予測分析の運用上の違い」というお話しをします。
【記事要約】
振返り分析と予測分析の運用上の違いについてですが「予測分析」(Predictive Analytics)を実務で活用するとき、今までをファクト(事実)ベースで振り返り次に活かす「振返り分析」と「やり方」がちょっと異なります。「今まで」をベースに次を考えるのか「これから」をベースに次を考えるのか、の違いです。この考え方の転換が意外と難しいようです。特に、PDCAサイクルによる振返り分析がそれなりに上手くいった組織ほど、難しいような気がします。どうしても、今までどうだったのか、という思考の呪縛から抜け出せないようです。
1. 振返り分析とは?
そもそも「振返り分析」とは何なのか、というところからお話しします。簡単に言うと「何をしたのか、そして、その結果どうなったのか」を都度振返りながら、実務運用していきます。例えば、販促活動の効果測定などの、計画した施策の効果があ...