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1. 「本質を理解する」について
「内容が明確に伝わる技術文書の書き方」の中に「内容が明確に伝わる技術文書を書くうえで必要なこと」という内容があります。必要なこととして2つの項目がありますが、その一つが「伝える内容を明確に理解していること」です。伝える内容を明確に理解していることで、内容が明確に伝わる技術文書を書くことができます。逆に言えば「伝える内容を理解したつもり」では「内容が明確に伝わる技術文書を書くことができない」ということです。
「伝える内容を明確に理解する」とは「本質を理解する」と同じ考え方です。そこで、今回は「本質を理解する」について解説します。
2. 新聞記者からの資料
知り合いの新聞記者の方からいただいた資料の中に書いてあった「本質を理解する」という内容を紹介します。
本質をしっかり理解していないと、分かりやすく説明が出来ない。同様に何を切り捨てればよいか(切り捨てても大丈夫か)、分らなくなる。新聞社に記者として入ると、最初に先輩から教えられることは「難しく書くことは簡単だが、分かりやすく書くことは難しい」ということです。書いていることを本人が完全に理解していないことがよくあります。本質を理解していないから「簡潔に説明できない」のです。理解していれば分か...