1.情報感度を磨く必要性
時代の変化は、自己の周辺で小さな兆候となって現れ 、やがて大きな変化に発展する。目立つようになって対策を検討するのでは手遅れです。小さな変化に気付く感度を磨く様に努め、周辺に影響力を及ぼす資質がいります。会議で質疑応答を掘り下げて行い、相互研鑽する事で情報感度は磨かれます。
2.情報感度を磨く具体策
次に、情報感度を磨くための具体策を、列挙します。
・小さな変化を無視しないで背景を調べる。
・時系列変化を見る。
・異常を見逃さないで予兆かもしれないと調べる。
・反対意見、変わった意見の背景を調べる。
・統計数値の規則的変化、異常値の背景を調べる。
・顧客の要求事項の変化を読む。
・顧客の動向観察から活動変化の傾向を察知する。
・将来展望、事業計画に沿った情報に関心を持つ。
・殻に閉じこもって自己満足に陥らない。
・掘下げて観察する行動習慣を持つ。
・要点をメモする行動習慣を持ち、報連相を緻密に行い、意思疎通を図る。
3.情報感度を磨く急所
情報感度を磨く急所は、情報収集に目的意識を持ち目的意識を明確にすることです。
次の例は業務で指示される場合の情報・意思疎通の充足です。
〔指示者は〕
・指示内容の目的と目標(事業計画の課題に沿う)を明確にする。
・指示内容の達成期限を明確にする
・最終報告は当然であるが、中間の必要性ある時には、指示する
・問題点を指摘する場合、現在直面しいている事に限ること
〔被指示者は〕
・指示された内容の目的と目標の把握に努め...