特許情報解析の実際

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 特許情報は有用な情報ですが、生情報のままでは有益な情報を得ることができません。したがって、必要な情報を抽出できるよう特許情報解析を行います。 

 特許情報解析は下の図1のように、マクロ分析、セミマクロ分析、ミクロ分析の3つに大きく分類することができます。

図1 解析手法系統 (作成:㈱戦略データベース研究所 鶴見所長)

 

(1)マクロ解析

 主に、事業戦略を策定する場合に有用です。マクロ解析の対象とする特許出願の数は数百件~数千件です。 

 マクロ解析では、自社及び競合企業が強い技術分野や、技術開発のトレンドを知ることができます。

  アウトプットとして、各種特許マップを作成します。例えば、図2のようなランキングマップからは競合企業の出願件数及び順位が判断できます。その他、目的に応じて時系列マップ、ランキングマップ、エントリリタイアマップ、及び、ポートフォリオマップ等を作成します。

 

 図2 アウトプットの例(ランキングマップ)

 

(2)セミマクロ解析

 主に、技術戦略を策定する場合に有用です。セミマクロ解析の対象とする特許出願の数は数十~百件程度です。 

 セミマクロ解析では、技術的な課題の整理・図表化を行い、それらの解決手段を検討することにより、新たな研究開発の方向性を検討・判断できます。 

 アウトプットとして、系統図やマトリクス図を作成します。 

 図3 アウトプットの例(課題系統図)

(出典:戦略的な知的財産管理に向けて-技術経営力を高めるために-<知財戦略事例集>)

 

(3)ミクロ解析

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 特許情報は有用な情報ですが、生情報のままでは有益な情報を得ることができません。したがって、必要な情報を抽出できるよう特許情報解析を行います。 

 特許情報解析は下の図1のように、マクロ分析、セミマクロ分析、ミクロ分析の3つに大きく分類することができます。

図1 解析手法系統 (作成:㈱戦略データベース研究所 鶴見所長)

 

(1)マクロ解析

 主に、事業戦略を策定する場合に有用です。マクロ解析の対象とする特許出願の数は数百件~数千件です。 

 マクロ解析では、自社及び競合企業が強い技術分野や、技術開発のトレンドを知ることができます。

  アウトプットとして、各種特許マップを作成します。例えば、図2のようなランキングマップからは競合企業の出願件数及び順位が判断できます。その他、目的に応じて時系列マップ、ランキングマップ、エントリリタイアマップ、及び、ポートフォリオマップ等を作成します。

 

 図2 アウトプットの例(ランキングマップ)

 

(2)セミマクロ解析

 主に、技術戦略を策定する場合に有用です。セミマクロ解析の対象とする特許出願の数は数十~百件程度です。 

 セミマクロ解析では、技術的な課題の整理・図表化を行い、それらの解決手段を検討することにより、新たな研究開発の方向性を検討・判断できます。 

 アウトプットとして、系統図やマトリクス図を作成します。 

 図3 アウトプットの例(課題系統図)

(出典:戦略的な知的財産管理に向けて-技術経営力を高めるために-<知財戦略事例集>)

 

(3)ミクロ解析

 主に知財戦略(特許性判断や権利侵害の判断)を策定する際に有用です。ミクロ解析の対象とする特許出願の数は、数件程度です。 

 このように、目的に応じた特許情報解析手法を駆使することにより、事業活動の様々な場面で大いに役立ちます。是非特許情報の活用を検討下さい。

 

 マクロ分析及びセミマクロ分析の詳細については次の機会に説明させていただきます。

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この記事の著者

川上 成年

「御社の知財部」は中小企業様向けの知財支援サービスです。「御社の知財部」は御社の知財活動を推進します。

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