株式会社ブロードリーフは約3万社もの様々な業種のお客さまに向け、業務アプリケーション開発やシステムサービスを提供しています。機械工具商様関連では専用販売管理システム「機工メイト」を開発、提供しております。当社は感謝と喜びを理念とし、常にシステムをご利用いただくユーザー様のニーズに応えると共にユーザー様の提供するサービスを利用されるお客様へのベネフィットを提供できるようなシステムの企画、開発、提供を心掛けています。
当社のソフトウェア商品の中で近年注目を浴びているものは、動作解析・作業分析ソフトのOTRSです。この商品は2007年から当社が販売しているもので、販売当初は国内大手製造メーカーに対しての導入が中心でした。作業時間の短縮を実現するため製造現場で行われている改善活動をスピーディーに進めたいというニーズとOTRSの機能が合致したことから導入企業も着実に増加していきました。
大きく市場が変化したのは2008年のリーマンショックです。その影響は当社のお客様を直撃することとなり、折からの不況感からシステムの提供に影響が出るのではと心配しましたが、結果的には市場へより多くのライセンスを提供する状況となっていました。リーマン不況とも呼ばれる同時期にも関わらずOTRSを導入された製造業の役員に導入理由をお聞きすると「コスト削減のため」とお話しをいただきました。
当社のOTRSに携わるスタッフ全員が、好不況にも強いOTRSという商品のポテンシャルに驚いたことを昨日のように覚えています。「ムダを徹底して排除する」「効率を上げる」など言葉だけ見るとネガティブに捉えがちですが、実際は作業者の作業速度を変えることなく、周辺を効率化する(移動と持ち直しを減らす)事であり、改善活動が現場作業者から望まれる事も数多く目にしました。
「好況時は改善や教育へ社のリソースを投入し、さらなる強化を図る」「不況時はコスト削減を行う」。振り返ってみれば当然のことですが、望まない市場変化の中でより商品の強さをお客様とともに共有できました。その後も市場環境の変化と共にお客様のニーズも変化してきました。海外への工場出店、既存海外工場の他国への移転、海外工場の日本移転などです。このほか、企業内の環境変化によってもニーズは変化しています。熟練者の高齢化、外国人研修生受け入れ、時短勤務への対応、ダイバーシティ経営、女性の社会進出などです。それらのニーズをお客様にお聞きし、その都度バージョンアッププログラムを開発し提供を行ってまいりました。
そして現在、OTRSは新たなステージへと進んでおります。それは「パートナープログラム」の開始です。様々なメディアや評論で、現在そして、近未来のお客様のニーズは「身近で自社の課題を理解し、具体的な解決案を提案してくれる企業」であると語られているところですが、まさにその通りであると考えます。製造業での「身近な」企業は、まさに全機工連会員の皆様だと思います。そして当社が提供するOTRSは製造業様に向けた「具体的な解決策」を提供する商品です。
ブロードリーフはソフトメーカーとしてソフ...