人材マネジメント 物流業での困りごと(その2)

更新日

投稿日

サプライチェーンマネジメント

1、物流業と外国人労働者

 物流業も外国人労働者が入ってくることを想定し、あらかじめ何を準備しなければならないかを考えなければなりません。海外で業務展開している物流会社であれば外国人労働者の使い方は手慣れたものかもしれません。しかし圧倒的多数の物流会社は今まで外国人の方と一緒に仕事をした経験は無いと思われます。

 製造会社であれば監督者が海外に行って現場指導を行っているケースがありますので、ある程度は外国人労働者の扱いは分かっている可能性があります。しかしそのような経験のない物流会社は初めのうちは大変かもしれません。

 では外国人労働者対応で何を準備しなければならないでしょうか、よく言われるものに「現場の各種表記」が挙げられます。日本語は世界でも極めて特殊であるため、それを理解できる人は少ないと思います。そこで各国の人が読める表記が必要になります。

 標準作業書でも同じことがいえます。中国語やスペイン語、ポルトガル語での表記など、その作業者の母国語での表記が求められます。製造業ではこういった複数の言語での表示を工場のいたるところで見掛けます。このような対応が物流業でも必要に迫られる可能性があることを認識し準備を進めましょう。

2、物流業と高齢化問題

 次に将来の課題として挙げられるのが「従業員の高齢化」でしょう。物流業に若い人たちが入ってこないことが話題になっています。かつて3K職場が話題になりました。「きつい」「汚い」「危険」の3Kは物流業のみならず様々な業種で存在し、いずれも若者からは敬遠されています。

 もちろん、今の状態を少しでも改善し入ってみたくなる会社にすることも大変重要です。し...

サプライチェーンマネジメント

1、物流業と外国人労働者

 物流業も外国人労働者が入ってくることを想定し、あらかじめ何を準備しなければならないかを考えなければなりません。海外で業務展開している物流会社であれば外国人労働者の使い方は手慣れたものかもしれません。しかし圧倒的多数の物流会社は今まで外国人の方と一緒に仕事をした経験は無いと思われます。

 製造会社であれば監督者が海外に行って現場指導を行っているケースがありますので、ある程度は外国人労働者の扱いは分かっている可能性があります。しかしそのような経験のない物流会社は初めのうちは大変かもしれません。

 では外国人労働者対応で何を準備しなければならないでしょうか、よく言われるものに「現場の各種表記」が挙げられます。日本語は世界でも極めて特殊であるため、それを理解できる人は少ないと思います。そこで各国の人が読める表記が必要になります。

 標準作業書でも同じことがいえます。中国語やスペイン語、ポルトガル語での表記など、その作業者の母国語での表記が求められます。製造業ではこういった複数の言語での表示を工場のいたるところで見掛けます。このような対応が物流業でも必要に迫られる可能性があることを認識し準備を進めましょう。

2、物流業と高齢化問題

 次に将来の課題として挙げられるのが「従業員の高齢化」でしょう。物流業に若い人たちが入ってこないことが話題になっています。かつて3K職場が話題になりました。「きつい」「汚い」「危険」の3Kは物流業のみならず様々な業種で存在し、いずれも若者からは敬遠されています。

 もちろん、今の状態を少しでも改善し入ってみたくなる会社にすることも大変重要です。しかし現に若者がなかなか入ってこないと自然と高齢化していくことは避けられません。女性労働者でも重労働を軽減していく措置が求められるのと同様に高齢者への対応は必要になってきます。

 「今の荷役のやり方で良いのか?」「作業指示書の文字の大きさは今のままで良いのか?」「倉庫内の明るさは十分か?」など高齢者の立場に立って考えてみる必要がありそうです。

 次回に続きます。

   続きを読むには・・・


この記事の著者

仙石 惠一

物流改革請負人の仙石惠一です。日本屈指の自動車サプライチェーン構築に長年に亘って携わって参りました。サプライチェーン効率化、物流管理技術導入、生産・物流人材育成ならばお任せ下さい!

物流改革請負人の仙石惠一です。日本屈指の自動車サプライチェーン構築に長年に亘って携わって参りました。サプライチェーン効率化、物流管理技術導入、生産・物流人...


「サプライチェーンマネジメント」の他のキーワード解説記事

もっと見る
ヒューマンエラーと物流品質 物流品質の向上 (その2)

1.ヒューマンエラーの類型  工場において物流品質不良が発生した場合、その要因が往々にしてヒューマンエラーによるものであることが多いようです。ではヒ...

1.ヒューマンエラーの類型  工場において物流品質不良が発生した場合、その要因が往々にしてヒューマンエラーによるものであることが多いようです。ではヒ...


SCM構築の必要性・目的を明確にすることの重要性 SCM最前線 (その4)

 前回のその3に続いて解説します。    3. SCM構築が進まない最大の理由:SCM構築の必要性と目的が曖昧  ...

 前回のその3に続いて解説します。    3. SCM構築が進まない最大の理由:SCM構築の必要性と目的が曖昧  ...


セットメーカーのサプライチェーン経営課題

 製造のサプライチェーンの中で完成品セットメーカーは、図1に示すようにアンカーです。  製造業において市場を支配するのは、通常プロセス上で最終組立を...

 製造のサプライチェーンの中で完成品セットメーカーは、図1に示すようにアンカーです。  製造業において市場を支配するのは、通常プロセス上で最終組立を...


「サプライチェーンマネジメント」の活用事例

もっと見る
物流効率化に使える手法 物流会社が取り組むべき管理技術(その3)

◆ QCへの取り組み  物流現場の管理ボードに掲示する書類にはグラフや表を活用し、一目で見て「良いか悪いか」がすぐ分かるようにしましょう。目標と実績...

◆ QCへの取り組み  物流現場の管理ボードに掲示する書類にはグラフや表を活用し、一目で見て「良いか悪いか」がすぐ分かるようにしましょう。目標と実績...


倉庫容積率と作業生産性 保管効率向上のコツ(その2)

◆ 一動作荷役を考慮する  エリアは会社が与えてくれるものだからその資源の効率を考えなくてもいいということではありません。物流事業者であれ、卸業であ...

◆ 一動作荷役を考慮する  エリアは会社が与えてくれるものだからその資源の効率を考えなくてもいいということではありません。物流事業者であれ、卸業であ...


サプライチェーンの重要な要素とは

  1.サプライチェーンの本質 ◆ リードタイム短縮という使命 サプライチェーン(SC)とは物の調達から加工、保管、輸送、販売に至るま...

  1.サプライチェーンの本質 ◆ リードタイム短縮という使命 サプライチェーン(SC)とは物の調達から加工、保管、輸送、販売に至るま...