◆ CAMオペレーターのスキル確認シート【初級~中級向け】:3D形状加工のCAM作業限定
今回は何社かのクライアント企業のCAMオペレーターを対象に使用した現状スキルを確認するチェックシートの事例をご紹介します。
下図のものが実際に使用したものになります。内容としては3D形状加工のCAM作業に限定しており、ドリルなどの穴加工は対象に入っておりません。
項目の括(くく)りとしてモデリング・削り方・CAM実務・加工条件・マシニング知識・CAM知識・エンドミルに分けてスキルを確認できるようになっています。また、それぞれの項目に対する自己採点の選択肢については、点数にすると具体性がなくなるため、個別に言語で選択する方式になっています。
私としては今回の内容は、初級から中級の間だと思っており、全ての項目で一番右に丸印がつけば、中級レベルのCAMオペレーターだと思っています。
今回の項目はどちらかというと、加工品質を得るために必要となるスキルがほとんどで、さらに上級者向けとなると必要な加工品質を得ながら、早く削れる・CAM操作も早いといった「効率性」が加わってきます。
効率性に関する項目は、今回のような共通横断的なスキルではなく個別の技や操作、仕組みになってきますので、今回のようなチェックシートで確認ができるようなもの...