【エキスパート会員インタビュー記事】長寿企業を育てることが使命(野中 帝二氏) エキスパート会員インタビュー(その11)

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日本の経済を支える中堅中小企業には、数多くの長寿企業が存在します。これらの企業がなぜ長く存続できるのか、その秘訣を探り、さらに長寿企業を増やすことを使命としているのが、野中帝二氏です。豊富な経験を持つ野中氏に、中堅中小企業への深い献身とその背景にある想いを伺いました。

【目次】

    経験と実績—野中氏の軌跡

    野中氏のキャリアは、日本電気株式会社(NEC)での約30年間の勤務から始まります。ここで彼は、電子機器の生産技術に関わる仕事を15年間行った後、IT関連のコンサルティングに携わりました。富士通総研での勤務を経て、2015年には独立。以来、中堅中小企業向けの支援を開始し、主に「技術・技能伝承」と「ものづくり革新」の二つを軸に活動しています。

     

    コンサルティングへの深い情熱

    野中氏のコンサルティングへのアプローチは、単にビジネスの問題解決に留まらず、企業文化や意識改革にも目を向けることに特徴があります。「何をやるにしても考え方を変える必要がある」と語る彼は、企業が直面する課題を抽出し、解決策を模索する過程で、従業員一人ひとりの思考を変えることを重視します。

     

    長寿企業への貢献

    日本には100年以上続く会社が5万社、200年以上の会社も5000社存在します。野中氏は、これらの長寿企業がなぜ長寿でいられるのか、そのヒントやコツを現代の企業経営に取り入れることで、より良い会社を作ることができると信じています。彼のコンサルテーションは、目先の改善だけではなく、持続可能なポイントを重視しています。

     

    専門家のビジョンとミッション

    野中氏の根底にあるのは、「長寿企業を育て、支援したい」という強い思いです。日本には数多くの長寿企業が存在し、それらの企業は社会への持続的な貢献を通じて繁栄してきました。彼は、これらの企業が直面する現代の課題に対応し、さらに長期的な成功を収められるよう支援することを目指しています。特に、技術・技能伝承とものづくり革新に焦点を当てたコンサルティングを通じて、中堅中小企業の持続可能な成長と発展を促進しています。

     

    コンサルティングサービスの特徴

    野中氏が提供するコンサルティングサービスは、以下の特徴によって際立っています。

     

    経験に基づく実践的なアドバイス

    野中氏は、製造業やITコンサルティングでの豊富な経験を活かし、現場に即した具体的かつ実行可能な解決策を提案します。


    意識改革に焦点

    成功へのカギは意識の変革にあると考え、ワークショップ形式での課題抽出から具体的な行動計画の策定まで、チーム全体の意識改革を促進します。


    持続可能な改善への取り組み

    単なる短期的な改善ではなく、企業が長期にわたって成功を収めるための持続可能な改善策に注力します。


    今後の展望

    野中氏は、これからも中堅中小企業のコンサルティングを通じて、技術の力で企業の持続可能な成長を支援し続けることを望んでいます。彼は、企業が直面する様々な課題を解決し、新しい価値を創造するために、自身の知識と経験を惜しみなく提供します。また、企業の経営陣や従業員と密接に協力しながら、社会全体の利益に寄与する長寿企業の育成に貢献したいと考えています。

    野中帝二氏によるコンサルティングサービスに関心がある中堅中小企業の経営者や技術担当者は、彼の豊富な経験と独自のアプローチを活用することで、自社の課題を克服し、新たな成長へと繋げる機会を得られるでしょう。野中氏の支援を受けることで、企業は技術革新と技能伝承をバランスよく進め、持続可能な発展の基盤を築くことが可能になります。

     

    コンサルティングのアプローチ

    野中氏は、個々の企業が抱える固有の課題に対してカスタマイズされた解決策を提供します。そのアプローチには、以下のような特徴があります。

    ワークショップと共創

    企業のスタッフと共にワークショップを実施し、チーム全体で課題を特定し、解決策を共同で考え出します。


    多角的な分析

    現状分析から将来予測まで、多角的な視点から企業を分析し、包括的な改善策を導き出します。


    長期的な視野

    短期的な利益だけでなく、長期的な視野を持って、企業が永続するための戦略を検討します。

     

    相談者へのメッセージ

    「私は中堅中小企業を中心に経験を積んできました。ものづくりに関するテーマはもちろん、経営管理や管理会計など、すべての業務に対応できます。一緒に意識改革を進め、社員全員の技術レベルの底上げや、会社全体の雰囲気を一つの方向に持っていきたいと考えています。」


    野中帝二氏の豊富な経験と深い専門知識は、中堅中小企業が直面する多くの課題に対する有力な解決策を提供します。彼のコンサルティングサービスを活用することで、企業は新たな成長の機会を掴み、持続可能な発展を実現することができるでしょう。今こそ、野中氏とのパートナーシップを通じて、あなたの企業が長寿企業としての次の一歩を踏み出す時です。

     

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    エキスパート会員情報 

    氏名 野中 帝二(ノナカ テイジ) 


    経歴・実績概要 

    東京理科大学理学部卒 
    日本電気㈱にて電子機器の生産技術を15年経験 
    ㈱NEC総研、㈱富士通総研において主に製造業向けの業務 
    コンサルティングを約20年経験   
    多種多様な業種・業態の企業成長を支援致しました 
    ㈱NEC総研出向中、NECリース㈱の株式公開実務を5年経験 
    2015年7月より独立開業 
    中小企業向けの支援を開始 
    主に「技術・技能伝承」と「ものづくり革新」を中心に活動中
    また生産管理や管理会計、業務改革など経営管理全般もカバー 


    その他プロフィールの詳細はこちら:https://monodukuri.learning-forest.com/users/5502/career_book  
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