コミュニケーションの極意、自分自身は常にニュートラルな状態でいること

【目次】

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    1. コミュニケーション: 話し手と聞き手

     「コミュニケーションは得意ですか?」と聞かれたら、あなたはどのように答えますか?または、「コミュニケーションが得意な人とはどのような人ですか」と聞かれたらどのような人を想像しますか?

     

    例えばテレビなどで軽快なトークをする司会者などを想像されますか?確かにそのような人の話し方は上手で聞きやすいです。ですが、実はコミュニケーションとトーク・話は少し違います。コミュニケーションとは自分と相手の相互の意思疎通です。トークとはそのための手段の一つなのです。もちろん、相手にとって聞き取りやすい話し方、声の大きさ、話す速度、滑舌などはあります。

     

    しかし、これはあくまで話し手のことです。では聞き手はどうでしょうか。相手の目をしっかり見て時折うなずいたり、返事をしたりすることは、話し手からみればとても話しやすい相手になります。反対に横を向いたり何を話しても返事がなければ話しにくい相手になります。つまり、コミュニケーションは聞き手の役割も重要なのです。

     

    コミュニケーションにおける話し手とは相手に自分の意志や意見などを分かりやすく伝える側、聞き手とは話し手の意志や意見などを感じる側なのです。そこにはお互いに相手のことを想う気持ちが重要になります。

     

    2. コミュニケーション: 話好きな人と話ベタな人

    「あなたは話すのが好きですが?それとも苦手ですか?」と聞かれたら、あなたはどちらでしょうか?私は長い時間話したり、色々な話題の話をするのは苦手です。ですが、私の周りには反対に一度話し始めたらいつまででも話している人はいます。あなたの周りにもそういう人はいませんか?そのような人は話すのが好きなのでしょう。ではその人たちのコミュニケーションスキルはどうでしょうか。

     

    長く話をするのでその人自身の印象はきっと強く残っているでしょう。しかし、その人の伝えたいこと、主張したいことはどうでしょうか。きちんと周りの人に伝わっているでしょうか。想像してください、「きちんと話してくれたので非常によくわかった」と思いましたか?それとも「あれ?あの人たくさん話してたけど結局何を言いたかったのだろう?」と思ったことはありませんか。前者の人は多くを話しながらもきちんと聞き手の人の反応を見ながら話を進めたのでしょう。いわゆる「相手の目線になって話す」というものです。一方後者の人は単に自分の言いたいことを長々と話していただけかもしれません。聞き手を置き去りにしたコミュニケーションになっていた可能性があります。

     

    自分がコミュニケーションの話し手となる時は相手の目線になって、きちんと自分の主張や意見を聞いてもらえるように話す必要があります。単に相手の目をしっかり見て話すだけでも聞き手の全然印象は違います。そこから相手の率直な意見などが聞けるでしょう。

     

    3. コミュニケーション: 自分自身は常にニュートラルな状態で

    「自分と相手は違う人」と言われたら、ほとんどの人が「当たり前」と感じるでしょう。人の個性とは例えば顔立ち、身長、体格、年齢、性別など見た目のことと、考え方や趣味や性格など見た目では分からないけれども、その人を現すことです。これら人の個性とは、持って生まれた遺伝子と、例えば出身やそれまでの生活環境や出会ってきた人間関係などによって大部分は決まってきます。

     

    我々は誰一人として完全に同じ生き方をしている人はいません。そのため、見た目も考え方なども違っていて当然なのです。ですが、時に我々は「私が思ったことと同じことを相手も思っているはず」「Aさんに言ったことをBさんにも言ったら同じ反応をするはず」な...

    どのように日常生活においてほぼ無自覚的に自分と相手(一人でも複数でも)を「同じ考えをする人」と捉えてしまいがちです。人間関係のすれ違いの一つとしてこの考え、意識があるでしょう。

     

    もちろん人によっておおよその考え方の傾向はあります。しかし、毎回ゼロから相手を見ていては日常生活が破たんします。相手にも感情があります。気分のいい時もあれば、悪い時もあるでしょう。コミュニケーションをする際には、自分自身は常にフラットでニュートラルな状態でいることです。そうすれば、その時の相手にとって最も伝わる言葉というのが自然と出てくるでしょう。

     

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