初心者向けセミナーです 粉体処理(乾燥、粉砕、混合、造粒)の基礎・機種選定から実践ノウハウ ~小型透明デモ機実験動画を交え、装置内の粉体挙動を理解する~

中身が見える「透明小型模型」を使った動画を多数用いて解説!
粉体挙動を実際見ながら学習できるため理解がより深まります。

各操作の基本、装置選定やパラメータ設定の勘所、代表的なトラブル例と対策、コスパの良い設計など最新技術まで。実務で役立つテクニック満載のセミナーです!

セミナー趣旨

  「粉は魔物と言われているが、人間が魔物にしているのである」とは、故神保先生が言われていた言葉である。それほど粉/粒は扱いにくいが、「粉・粒に関わるプロセス」は、人間社会における基礎的技術でもあり、医薬品・食品・二次電池などの先端技術ばかりではなく、化粧品・色材・肥料飼料・医療品・芸術など、人間の感性に関わる「機能性新材料」にも関わる大切な技術である。
  しかしながら、製造現場においてもなかなか実際の粉や粒に接し、粉の特性、粒の動きを体感した上で設計ができる技術者は、多いとは言えない。気体・液体の「連続体」と異なり、粉体・粒体は、同じ化学組成でもその粒径や粒度分布、内部構造や表面状態によって物性が全く異なる「離散体」と称する。粉は魔物と言われる所以である。
  本講座では、基本的な知識と共に、中が見える透明実演模型シリーズの動画を講義中に多数交える事で、参加者が自分達で「粉の動きを観察・体感」するチャンスを提供する。その上で講師が実際に体験したトラブルとその対策を解説し、間違いのないプロセス運転のコツを紹介する。

受講対象・レベル

・研究開発の仕事をしているが実際の生産装置を運転した経験の少ない方
・本業は粉・粒を扱っているが、製造現場では運転条件を変えられないために、装置の運転パラメーター限界が
   わからないと感じている方
・新しく研究の部署に配属された、技術分野での経験5~10年の方
・異業種の「粉・粒を扱っている分野」の常識を知り、ご自分の分野に生かしたいと考えている方
・装置を設計してきた先輩達が忙しくて、社内では設計のポイント、運転のポイントを、詳しく伝承されていないと
   感じている方
・本テーマに興味のある方なら誰でも受講可能です

必要な予備知識

・現場経験、4~5年の基礎知識
・工業高校機械、化学、化学工学レベルの知識
・粉・粒に興味のある方

習得できる知識

・粉体プロセスの基本知識。粉体処理装置を「俯瞰」する
・乾燥・粉砕・混合、造粒操作の大枠から見た原理と、その原理を利用している装置の知識
・「アクリル製透明小型模型」による粉体挙動の“見える化”実演で、粉・粒体現象の体験。
 今回は2021年製作の新しい装置を解説する
・「粉・粒であるがためのプロセス・トラブル」を体系化して分類し、それぞれの対策ノウハウの疑似体験
・ホッパー形状に依る、粉体の「閉塞現象」「解消方法」を実演・体験
・2021年10月に大阪で開催された、粉体工業展の「機器ガイダンス」動向
   など

セミナープログラム

1.はじめに
 1-1 粉・粒に関わる単位操作全体を俯瞰し、業界による要求仕様を把握する。
  ・「粉体は 世に出るまでの 仮姿」、実際の業界での材料としての要求仕様。
  ・中間製品を制する者が、最終製品を制する「品質保証」の考え方→PAT.
 1-2 「粉は魔物」と言われるのは何故か。トラブルの実例とその原因。
  ・偏析現象の体験、粉の流れの予測と実際
  ・物質「固体・液体・気体」と粉体「静止層・流動層・移動層」の「相関」
 1-3 粉体処理プロセスの「エンジニアリング・フローシート」を読む
  ・物質の移動
  ・熱量の移動
  ・運動量の移動
  ・制御方法
2.乾燥操作
 2-1 乾燥操作の基本
  2-1-1 乾燥原理の分類
  2-1-2 乾燥カーブと主たるパラメーター
  2-1-3 乾燥装置の分類と選定
  2-1-4 乾燥装置のフローシート例
  2-1-5 流動層実演と体験。動画を多用する
   ・小型透明回分式実演模型「円筒形」使用(サイクロン併用による循環運転)
   ・小型連続乾燥装置「箱形」の連続投入・連続排出運転体感
   ・新規製作「CM+FD+SF+WSF;Feed Back System」より良い理解のため
 2-2 乾燥操作の特徴的現象
  2-2-1 直接乾燥分野
  2-2-2 間接乾燥分野
  2-2-3 その他の乾燥分野スケールアップ例
3.粉砕操作
 3-1 粉砕操作の基本
  3-1-1 粉砕原理の分類
  3-1-2 粉砕機のパラメーター
  3-1-3 粉砕装置の分類と選定
  3-1-4 粉砕装置の実際(小型透明高速衝撃ピンミルモデルによる)
 3-2 粉砕操作で発生する粉体挙動例
  3-2-1 回分式粉砕分野
  3-2-2 連続式粉砕分野
  3-2-3 その他の粉砕分野、簡単なスケールアップ方法実例
4.混合、造粒操作
 4-1 混合原理の分類
  4-1-1 混合終点の探索、と混合式
  4-1-2 混合装置の分類と選定
 4-2 造粒操作の基本
  4-2-1 造粒原理の分類
  4-2-2 造粒終点探索と主たるパラメーター
  4-2-3 造粒装置の分類と選定
  4-2-4 機能性粒子の創成 添加剤とバインダー
 4-3 模型による混合・造粒の実演と体験:動画による
  4-3-1 転動造粒・混合攪拌造粒モデルによる、混合造粒実験
5.粉体機器のトラブル対応
 5-1 トラブルの原因, トラブルの分類,トラブル対策
 5-2 トラブル対策の分類と、新しい提案 「コストパフォーマンスの良い対策」
 5-3 トラブルを予測し対策、解決例。「エスケープルート的トラブル対策」
 5-4 「貯槽形状による、粉体閉塞実演」、透明2次元粉体層モデル使用
     「均一ピッチ・スクリューフィーダ-・ホッパー内の偏流」透明モデル使用
6.おわりに
 ・これから求められる機器設計の「トラブル対策におけるコストとパーフォーマンス」
 ・2021年10月に大阪で開催された粉体工業展における「造粒技術、機器ガイダンス」の動向
<質疑応答>


*途中、お昼休みや小休憩を挟みます。

セミナー講師

 吉原 伊知郎 先生   吉原伊知郎技術士事務所 所長 
 技術士(機械部門)

セミナー受講料

【オンライン:見逃し視聴なし】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

【オンライン:見逃し視聴あり】:1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。

配布資料・講師への質問等について

  • 配布資料は、印刷物を郵送で送付致します。
    お申込の際はお受け取り可能な住所をご記入ください。
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    それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、
    テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。
  • 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
    (全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
  • 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
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下記ご確認の上、お申込み下さい

  • PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
  • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbbs以上の回線をご用意下さい)。
    各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。
  • 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。

Zoomを使用したオンラインセミナーとなります

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    確認はこちら
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     対応ブラウザーについて(公式) ;
     「コンピューターのオーディオに参加」に対応してないものは音声が聞こえません。

申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です

  • 開催5営業日以内に録画動画の配信を行います(一部、編集加工します)。
  • 視聴可能期間は配信開始から1週間です。
    セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
    尚、閲覧用のURLはメールにてご連絡致します。
    ※万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、
    (見逃し視聴有り)の方の受講料は(見逃し視聴無し)の受講料に準じますので、ご了承下さい。
    こちらから問題なく視聴できるかご確認下さい(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

47,300円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

化学反応・プロセス

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受講料

47,300円(税込)/人

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化学反応・プロセス

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