不織布のすべて。~製造技術、高機能化、技術開発及び市場動向~【オンデマンド配信】
■不織布の構造的特徴である繊維集合体多孔構造と嵩高性(かさ高)を活かす■
■マスク・防護服から、自動車用吸音材、SDGs、海洋汚染プラ、食品衛生法まで!■
★ なかなか学ぶ機会が少ない、「不織布」のすべてを、矢井田先生から徹底的に学びます。
★ 高機能マスクなどフィルター用途から、自動車の防音分野まで!
★ 濾過性、吸収性、防護性、包装性、遮音性、熱遮断性、クッション性などの機能性が要求される用途へ!
日程
2023年3月30日(木)まで申込み受付中
【収録日:2022年11月29日(火)】※映像時間:4時間44分
※主催者でお申込み受付後、10営業日ご視聴いただけます。
セミナー趣旨
その用途は様々であるが、優れたコストパフォーマンスと構造的特徴である独特の繊維集合体多孔構造を活かして濾過性、吸収性、防護性、包装性、遮音性、熱遮断性、クッション性などの機能性が要求される用途で用いられることが多く、これまで右肩上がりの成長を示してきている。特に、医療・衛生分野、フィルター分野や自動車の防音分野では機能性に優れた多くの新製品が開発されている。
ここでは、日本不織布業界の現状や不織布製造技術の種類や特徴、最近の技術的および商品開発の動向について述べると共に、グローバル化によるこれからの不織布業界の課題について解説する。
習得できる知識
・不織布製造技術や不織布製製品の種類や特徴の基礎知識
・各産業用途での要求性能
・不織布の技術開発動向
・産業用繊維資材分野で用いられる不織布に対して要求される機能性やその付与方法
セミナープログラム
1.不織布業界の現状
1.1 不織布とは
1.2 日本の不織布産業の現状
1.3 不織布産業発展の歴史
1.4 不織布産業発展の背景
1.5 世界の不織布産業の現状
2.不織布製造法と用途の進展
2.1 不織布に用いる繊維
2.2 不織布製造法の種類と特徴
2.2.1 ウエブの形成方法
2.2.2 ウエブの接着方法
2.2.3 不織布の仕上げ加工方法
2.3 不織布の用途
2.3.1 衛生用途
2.3.2 医療用途
2.3.3 フィルター用途
2.3.4 自動車関連用途
2.3.5 ワイパー用途
2.3.6 土木・建築用途
2.3.7 電池セパレータ用途
2.3.8 将来性のある産業用繊維資材分野
2.4 新しい不織布製造方法
3.不織布製造技術の動向
3.1 複合化技術の多様化
3.2 製造機械の多目的化
3.3 リサイクル関連技術の進展
3.4 エアレイ技術の多様化
3.5 スパンレース技術の進展
3.6 極細繊維、ナノファイバー不織布製造技術の多様化
3.7 日本のオリジナル技術
4.最近の不織布関連トピックス
4.1 ISOによる不織布の新定義の決定
4.2 水解性(水洗性)の評価基準の制定問題
4.3 コロナウイルス感染防止製品(マスク、防護服等)の機能性向上
4.4 高機能自動車用吸音材の開発(EV化への対応)
4.5 セルロースナノファイバー (CNF)の不織布への適用
4.6 SDGs、海洋プラスチック(マイクロプラスチック)問題への対応
4.7 食品衛生法の一部改正(ポジティブリスト)への対応
4.8 グローバル化への対応
4.9 最近の環境関連見本市で見られた不織布
5.不織布産業の将来動向
5.1 不織布の発展予測
5.2 不織布産業発展のための課題
■Q&A■
このセミナーに関する質問に限り、講師とメールにて個別Q&Aをすることができます。
具体的には、セミナー資料に講師のメールアドレスを掲載していますので、セミナーに関する質問がございましたら
直接メールでご質問ください。
(ご質問の内容や時期によっては、ご回答できない場合がございますのでご了承下さい。)
セミナー講師
日本不織布協会 顧問、技術委員長、環境委員長 矢井田 修 氏
信州大学 繊維学部 Fiiリサーチ・コーディネーター
【経歴】
大阪大学工学部機械工学科助手、大阪市立大学生活科学部生活環境学科助教授、京都女子大学家政学部生活造形学科教授、評議員、学生部長、信州大学繊維学部特任教授
【研究内容】
オープンエンド精紡法に関する研究(博士論文)、スパンレース不織布の構造や性質に及ぼす製造条件の影響、論文約70篇、著書(共著)約30冊
【活動】
日本繊維機械学会フェロー、不織布研究会委員長、高知県客員研究員、繊維加工技術研究会会長、ジオシンセティック技術研究会理事、近畿経済産業省CNF研究会幹事、日本適合性認定協会技術アドバイザー、大阪工研協会ニューフロンティア材料部会幹事
【最近の業績(3年間)】
1)矢井田修、技術革新が進む不織布産業―ニューノーマルでの不織布― 日刊工業新聞、令和3年年5月19日第6面(全面)(2021.5.17)
2)矢井田修、不織布の技術開発動向と最近の話題、繊維機械学会誌、日本繊維機械学会、Vol.74.No.1,32-43(2021.1)
3)矢井田修、機能性材料としての不織布の基礎、クリーンテクノロジー、日本工業出版、Vol.31.No.2.41-45(2021.2)
4)矢井田修、巻頭言「不織布の時代がすぐそこに!」、成型加工、プラスチック成型加工学会、Vol33.No.2,35(2021.2)
5)矢井田修、不織布に関する展示会~N+展(Nプラス展)視察報告、加工技術、Vol.56,No.2,1-9(2021.2)
6)矢井田修、不織布に関する最新情報、繊維学会誌、Vol.77,No.3,P98-105(2021.3)
7)矢井田修、不織布と環境問題とのかかわり、NONWOVENS REVIEW,Vol.31,No.4,79-86(2021.3)
8)矢井田修監修、不織布の最新開発動向、第1章不織布の高機能化と今後の展望、第2章不織布の国内外の市場動向、シーエムシー出版、1-16,17-27(2021.3.)
9)矢井田修、日本における不織布産業の現状と今後の課題―技術開発・海洋プラスチック問題・国際化対応―、紙・不織布・フィルム加工ガイド2021、テックタイムス、27-37(2020.8)
10)矢井田修、不織布産業の技術および製品開発動向と最近の話題(上)、加工技術、繊維社,Vol.55,No.4,259-271)(2020.4)
11)矢井田修、不織布産業の技術および製品開発動向と最近の話題(下)、加工技術、繊維社,Vol.55,No.5,,259-271)(2020.5)
12)不織布系ジオコンポジットの濁水中細粒分に対するフィルター性能評価、西村正樹、小河篤史、藤原照幸、矢井田修、嘉門雅史、ジオシンセティックス論文集、Vol.34,137-144(2019.12)
13)矢井田修、不織布産業の最近の課題―海洋プラスチック問題を主としてー、機能紙研究会誌、No58,59-68(2019)
14)O.Yaida, Trend of Nonwovens Technologies in the World, International Conference of ANDTEX2019,Bangkok(2019.5.16)
15)矢井田修、コロナ禍における不織布産業の状況と環境問題とのかかわり、日本繊維機械学会誌、Vol.75,No.1,34-44(2022.1)
16)矢井田修、コロナ禍から脱プラ・脱炭素へ向けた不織布産業の現状と今後、紙・不織布・フィルム加工ガイド2023、紙パルプ技術タイムス、Vol.65,No.8,39-50(2022.8)
元日本繊維機械学会常務理事、元繊維学会理事、元日本繊維製品消費科学会理事、元日本家政学会被服材料部会長、JIS原案策定委員会委員長(不織布関連6件)
【受賞】
1983年6月 日本繊維機械学会学会賞受賞(オープンエンド精紡法に関する研究)
2009年6月 日本繊維製品消費科学会学会賞功績賞受賞
2009年6月 日本繊維機械学会学会フェロー認定
2017年6月 日本繊維機械学会学会賞功労賞受賞
2021年6月 繊維学会学会賞功績賞受賞
セミナー受講料
オンライン受講価格:39,600円
<セミナー主催者のメルマガ登録をされる場合>
特別割引価格:
1名:37,620円
2名:49,500円(1名分無料:1名あたり24,750円)
3名以上のお申込みの場合、1名につき24,750円で追加受講できます。
※オンライン受講価格は、Live/アーカイブ/オンデマンドの受講を1名様でお申込みいただいた場合の価格です。複数お申込みでは適用されません。
※複数割引はお申込者全員のメルマガ登録が必須です。同一法人内(グループ会社でも可)によるお申込みのみ適用いたします。
※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。(申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
※セミナーの視聴・資料のダウンロードのため、セミナー主催者の会員登録が必須となります。お申込みと同時に会員登録をさせていただきます。
【セミナー主催者のメルマガ登録】
ものづくりドットコムの無料会員登録に加えて、セミナー主催者でのメルマガ登録を行っていただきますと、特別割引価格でセミナーをご受講いただくことが可能です。
セミナー主催者でのメルマガ登録をご希望されるかどうか、セミナー申込みページにて確認項目がございます。
セミナー主催者の会員詳細はこちら
受講について
オンデマンド配信の受講方法・視聴環境確認
- 録画セミナーの動画をお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
- 申込み後すぐに視聴可能です。S&T会員マイページ(無料)にログインいただき、ご視聴ください。
- 視聴期間は申込日より営業日で14日間です。ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
- セミナーに関する質問に限り、後日に講師にメールで質問可能です。
(テキストに講師の連絡先が掲載されている場合のみ) - 以下の視聴環境および視聴テストを事前にご確認いただいたうえで、お申込みください。
セキュリティの設定や、動作環境によってはご視聴いただけない場合がございます。
≫ 視聴テスト【ストリーミング(HLS)を確認】 ≫ 視聴環境
配布資料
- 製本テキスト:お申込み時のご住所へ営業日3日までに発送いたします。
- 講師メールアドレスの掲載:有