
【中止】人間拡張技術をサービス化するための人の感覚と運動機能の基礎的理解と応用事例
積極的に設計に活用するための人間工学的手法について説明。
人間拡張への応用として、自動車や建機のインタフェースデザイン、運動トレーニング/リハビリ/ヘルスケア支援、触感デジタルデザインへの活用事例を紹介する。
セミナー趣旨
人間拡張は、足りない能力を補う補完・補綴や今持つ能力の維持のみならず、その人が持つ能力をテクノロジーによる支援で強化・増進・拡張することを目的とした技術分野である。デバイスの小型化やクラウド化がすすみ、センサやアクチュエータ、コンピュータのウェアラブル性が増してくることで、まるで服を着たり眼鏡をかけたりするような気軽さで機能性をもつ機器を身にまとうことも可能になりつつある。これらの技術を活用することで、身体的・感覚的・認知的能力を高める人間拡張サービスの実現が望まれているが、実益のある人間拡張サービスを開発するには、人の心理的、生理的、身体的特性の基礎的知識が不可欠である。本講演では、人間拡張の考え方を概説したうえで、人がどのように身体運動を生成しているのかや、運動感覚や触感の生起のメカニズムを概説したうえで、道具の操作性を定量的に評価し、積極的に設計に活用するための人間工学的手法について説明する。また、これらを用いた人間拡張への応用として、自動車や建機のインタフェースデザイン、運動トレーニング/リハビリ/ヘルスケア支援、触感デジタルデザインへの活用事例を紹介する。
受講対象・レベル
家電、自動車、ロボット、ソフトウェア等による人間拡張サービスの開発に関わる方ならびに、IT機器やロボット、運動アシストデバイスを活用して人間拡張に関連するソリューションを提供するための基礎的な知識を得たい方。
必要な予備知識
この分野に興味のある方なら、特に予備知識は必要ありません。
習得できる知識
・人の感覚、運動、生体システムの基礎的知識
・ヒューマンインタフェース、インタラクションに関する基礎的知識
・人間拡張に関する基礎的知識
・上記技術の応用事例
セミナープログラム
1. 人間拡張とは
(1) 人間拡張とは
(2) 人間拡張のために考慮すべき人の性質
(3) 人間拡張が拡張するもの
2. 身体と運動
(1) 骨格と力
(2) 手先剛性から見た腕の動かしやすさ
(3) 力感の知覚メカニズム
(4) 感覚量と操作感
(5) マルチ/クロスモダリティと力感
3. 触感の理解と評価技術
(1) 触覚の基礎
(2) 接触・振動計測による触感評価
(3) CMF と デジタルデザイン
(4) 触感予測と生成
(5) 触感の金銭的価値
4. 製品設計への人間工学的アプローチ
(1) 人間工学とは
(2) 人の認知の仕組み
(3) 認知負荷
(4) 単純反応・選択反応
5. 人間拡張サービスへの応用事例
(1) 自動車・建機ヒューマンインタフェースの応用事例
(2) 運動トレーニング/リハビリ/ヘルスケア支援への応用事例
(3) 触感デジタルデザインへの応用事例
■ご講演中のキーワード
人間拡張、触感、力感、人間機械システム、ヒューマンインタフェース、運動アシスト、医療介護、ヘルスケア
セミナー講師
栗田 雄一 先生 広島大学 大学院先進理工系科学研究科 教授
■ご略歴
大阪大学基礎工学部卒業後、奈良先端科学技術大学院大学で博士学位を取得。
その後、広島大学特任助教、ニューヨーク州立大学客員准教授、ジョージア工科大学客員研究員、
奈良先端科学技術大学院大学助教、JSTさきがけ研究員、広島大学大学院工学研究科准教授、
同教授を経て、2020年より現職。
触・力感を中心とした運動・感覚モデリング技術に20年以上携わっており、
その成果を活用して自動車、建機、家電、文具、医療機器メーカーなど10社以上との共同研究経験をもつ。
また多くの学術団体や社団法人の理事、委員を務めており、これら団体とも連携した
ヒューマンモデリングと人間拡張技術の社会実装に取り組んでいる。
■ご専門および得意な分野・ご研究
ハプティクス、ロボティクス、人間機械システム、人間拡張
■本テーマ関連学協会でのご活動
公益社団法人計測自動制御学会代議員
一般社団法人日本ロボット工業会ロボット産業ビジョン策定委員会委員
一般社団法人マテリアルデザイン研究協会理事
特定非営利活動法人日本バーチャルリアリティ学会人間拡張研究委員会副委員長
セミナー受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。
配布資料・講師への質問等について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)。
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。) - 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。
下記ご確認の上、お申込み下さい
- PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbps以上の回線をご用意下さい)。
各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。 - 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。
Zoomを使用したオンラインセミナーとなります
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
→ 確認はこちら
※Skype/Teams/LINEなど別のミーティングアプリが起動していると、 Zoomでカメラ・マイクが
使えない事があります。お手数ですがこれらのツールはいったん閉じてお試し下さい。 - Zoomアプリのインストール、Zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です。
※一部のブラウザは音声(音声参加ができない)が聞こえない場合があります。
必ずテストサイトからチェック下さい。
対応ブラウザーについて(公式) ;
「コンピューターのオーディオに参加」に対応してないものは音声が聞こえません。
申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
- 開催5営業日以内に録画動画の配信を行います(一部、編集加工します)。
- 視聴可能期間は配信開始から1週間です。
セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
尚、閲覧用のURLはメールにてご連絡致します。
※万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、
(見逃し視聴有り)の方の受講料は(見逃し視聴無し)の受講料に準じますので、ご了承下さい。
→こちらから問題なく視聴できるかご確認下さい(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」
受講料
41,800円(税込)/人