★どのような特許を取得し、どのように活用するか?

★広くて強い特許を取得し、研究成果を事業活動に最大限に活かすためには?

※オンライン会議アプリzoomを使ったWEBセミナーです。ご自宅や職場のノートPCで受講できます。

【アーカイブ配信受講:8/19~8/23】での受講もお選びいただけます。

セミナー趣旨

近年、抗体医薬への期待が高まっていますが、最近では、次世代抗体として、抗体薬物複合体(ADC)、二重特異性抗体、低分子抗体(ミニ抗体)などの研究開発が注目され、新たなステージに入っています。このような次世代抗体について研究開発を推進するためには、特許戦略の構築が必要不可欠です。すなわち、研究開発のそれぞれの段階に対応して、どのような特許を取得し、どのように活用するかが重要な課題です。とくに、広くて強い特許を取得することが有効であり、その結果、研究成果を事業活動に最大限に活かすことができます。本講演では、このような視点から、次世代抗体に関する技術動向と特許戦略について説明し、今後の課題と対応策について解説します。

受講対象・レベル

特許に関心のある研究者、経営者、知財担当者など。

必要な予備知識

特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします。

習得できる知識

・次世代抗体の特許動向と今後の方向性に関する知識を習得し、研究開発や特許実務に活かすことができる。
・次世代抗体に関する研究開発と特許実務の課題を習得し、課題に対応するための手法を実践することができる。
・次世代抗体に関する特許の活用方法に関する知識を習得し、特許活用を視野に入れて研究開発や特許実務を行うことができる。
・次世代抗体に関する登録特許の最新事例を理解し、このような知見に基づいて研究開発戦略や特許戦略の策定を行うことができる。

セミナープログラム

1.次世代抗体に関する特許出願の動向
 (1)特許出願の最近の傾向(抗体医薬)
 (2)抗体薬物複合体(ADC)に関する特許出願
 (3)二重特異性抗体(マルチスペシフィック抗体)に関する特許出願
 (4)低分子抗体(ミニ抗体)に関する特許出願(scFv、VHH抗体など)
 (5)がん免疫療法に関する特許出願(CAR-T細胞など)
 (6)抗体医薬の医薬用途に関する特許出願
   (抗がん剤、自己免疫疾患、喘息、アトピー性皮膚炎、骨粗鬆症、感染症、眼疾患、神経系疾患など)
 (7)次世代抗体の量産化、精製技術、産生細胞に関する特許出願

2.次世代抗体に関する要素技術の特許分析
 (1)抗体薬物複合体(ADC)の要素技術の特許分析
   ・コンジュゲーション技術、リンカー構造、DAR(薬物抗体価)の最適化など
 (2)二重特異性抗体(マルチスペシフィック抗体)に関する要素技術の特許分析
   ・二重特異性の組合せ、医薬用途の選択、電荷的相互作用、量産化・精製技術など
 (3)低分子抗体に関する要素技術の特許分析
   ・Fab、scFv、diabody、single chain diabody、tandem-scFv、VHH抗体など
 (4)がん免疫療法に関する特許分析
   (免疫調節、養子免疫療法、腫瘍溶解性ウイルス療法、がんワクチン療法など)
 (5)抗体医薬の医薬用途に関する特許分析
   (抗がん剤、自己免疫疾患、喘息、アトピー性皮膚炎、骨粗鬆症、感染症、眼疾患、神経系疾患など)
 (6)抗体分子の構造改変の要素技術の特許分析
   ・アミノ酸改変(Fc領域)、糖鎖構造改変、立体構造の最適化など
 (7)抗体の量産化、精製技術、産生細胞に関する要素技術の特許分析

3.次世代抗体に関する研究開発と特許出願の課題
 (1)特許出願のタイミングと注意点
 (2)研究開発に必要な特許調査の注意点
 (3)研究開発戦略と特許戦略の一体化
   ・研究部門と知財部門の協力体制、研究者と知財担当者の連携の在り方など
 (4)今後の研究開発戦略の方向性

4.次世代抗体に関する特許実務の課題
 (1)広くて強い特許とは、どのような特許か(次世代抗体を中心に)
 (2)どの程度の進歩性が要求されるのか(従来技術との比較データなど)
 (3)どの程度の開示が要求されるのか(実験データ、薬理データ)
 (4)特許審査への対応
   ・拒絶理由への対応方法、面接審査の活用方法、拒絶査定を回避するコツなど

5.次世代抗体に関する特許の活用方法
 (1)次世代抗体に関連する特許ライセンスの現状と課題
 (2)次世代抗体のライセンス活動の実務上の留意点
 (3)他社の特許を侵害しない方法
 (4)事業戦略と特許戦略の一体化
   ・薬機法と特許法の連携、パテントリンケージなど
 (5)次世代抗体に関する特許のLCM戦略

6.次世代抗体に関する登録特許の最新事例
 (1)登録特許の徹底分析(クレーム構成、審査経緯など)
 (2)事例に基づく特許分析
   ・抗体薬物複合体:「Enhertu」「Kadcyla」「Adcetris」「Trodelvy」等
   ・二重特異性抗体:「Hemlibra」「Vabysmo」「Blincyto」等
   ・がん免疫療法剤:Kymriah、Yescarta、免疫チェックポイント阻害剤
 (3)進歩性や開示要件は、どの程度、要求されるのか
 (4)諸外国の登録特許の事例との比較(米国、欧州、中国など)
 (5)事例を踏まえた最適な明細書・クレームの提案


キーワード:
医薬品,モダリティ,特許,抗体医薬,次世代抗体,抗体薬物複合体,WEB,セミナー
 

セミナー講師

青山特許事務所 顧問弁理士 加藤 浩 氏

【ご専門】
知的財産法、生命工学、薬学

【ご略歴】
東京大学薬学部卒業、同大学院修了(薬学修士)、東北大学大学院工学研究科修了(工学博士)、慶應義塾大学法学部卒業(法学士)。弁理士。薬剤師。1990年に経済産業省特許庁(特許審査官)に入庁後、経済産業省大臣官房、ハーバード大学(留学)、特許庁審判部(審判官)、政策研究大学院大学(助教授)等を経て、2009年6月より現職。
2009年4月より日本大学法学部(教授)。東京大学公共政策大学院、非常勤講師。
《活動等》
知的財産大学院協議会 会長(2019年~)
大学技術移転協議会  理事(2019年~)

【ご執筆】
・共著『知的財産政策とマネジメント』(白桃書房、2008年)
・共著『不正競争防止の法実務』(三協法規、2009年)
・共著『体外診断用医薬品の開発と承認申請』(技術情報協会、2010年)
・共著『次世代バイオ医薬品の製剤設計と開発戦略』(シーエムシー出版、2011年)
・共著『技術マネジメントの法システム』(放送大学教育振興会、2014年)

セミナー受講料

49,500円(税込、資料付)
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  2名同時申込の場合計49,500円(2人目無料:1名あたり24,750円)で受講できます。
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開催日時


12:30

受講料

49,500円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

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開催場所

全国

主催者

キーワード

医薬品技術   知的財産マネジメント一般   医薬品・医療機器等規制

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