カーボンニュートラルでレジリエントな社会の実現に向けた
~「(株)アジャイルエナジーX」設立等、地域の分散型エネルギー有効活用と電気事業の将来像~

開催日:2023年04月12日

セミナー趣旨

多くの国が2050年頃のカーボンニュートラル( CN )実現に向けたエナジートランジションの真っ只中にいるが、化石燃料消費を減らしていかなければならない一方で、地政学的リスクの顕在化に伴う化石燃料の需給ひっ迫・価格高騰等により世界的なエネルギー危機が生じている。この危機はエナジートランジションと表裏一体の関係にあり、中長期的にはCNとエネルギーの安定供給の両立が必要となる。本講では現下の電力需給の状況について述べるとともに、CNと安定供給・地域レジリエンスの両立に向けた東京電力パワーグリッドの取り組みを詳説する。

セミナープログラム

1. 昨今の電力需給状況
 (1) 2022年3月の需給ひっ迫
 (2) ひっ迫と余剰を繰り返す電力需給の課題
2. カーボンニュートラル(CN)に向けた道筋
 (1) CNを達成するための条件
 (2) 東京電力グループのCNへの取組みの全体像
3. Utility 3.0の実装と分散型エネルギー取引市場
  (1) 再生可能エネルギー大量導入の課題
 (2) CNと安定供給・地域レジリエンスの両立
  (3) 階層型のエネルギーマネジメントと分散型エネルギー取引市場
 (4) Utility 3.0の実装に向けた東京電力パワーグリッドの取り組み
4. 分散型エネルギーを活用しきる仕組み
 (1)スマートレジリエンスネットワークの取り組み
 (2)分散型エネルギーと分散コンピューティングとアジャイルエナジーXの取り組み
 (3)GXとDXの同時実現によるスマートでレジリエントな地域の実現

セミナー講師

東京電力パワーグリッド株式会社
取締役
副社長執行役員 技監
岡本 浩 氏

東京大学大学院工学系研究科電気工学専攻 博士課程修了
平成 5年 4月 東京電力株式会社入社
平成14年 7月 同社 本店技術部系統技術グループマネージャー
平成22年 1月 同社 本店技術部スマートグリッド戦略グループマネージャー
平成25年 7月 同社 本店パワーグリッド・カンパニー
                     系統エンジニアリングセンター所長 兼 技術統括部 兼  企画部
平成26年 6月 同社 技術統括部長 兼 経営企画本部系統広域連系推進室長
平成27年 4月 同社 常務執行役
平成28年 4月 東京電力ホールディングス株式会社 常務執行役
平成29年 6月 東京電力パワーグリッド株式会社 取締役副社長 経営改革担当
令和 3年 6月 同社 取締役副社長執行役員 兼 技監 兼 行為規制管理者
現在に至る

専門分野・主な研究テーマ:東京電力ホールディングスおよび東京電力パワーグリッドにおいて、電力システム・電力技術に関する技術企画・研究開発・国際標準化や経営企画に関する業務に携わる。

受賞歴:
電気学会論文賞(1996年)
第38回エネルギーフォーラム優秀賞(2018年)
第42回エネルギーフォーラム普及啓発賞(2022年)

著 書:
(単著)グリッドで理解する電力システム、日本電気協会新聞部(2020)
(共著)電力系統の最適潮流計算、日本電気協会(2002)
    Dr. オカモトの系統ゼミナール、日本電気協会新聞部(2008)
          スマートグリッド学:戦略・技術・方法論、日本電気協会新聞部(2010)
          電力システム改革の検証、白桃書房(2015)
          エネルギー産業の2050年 Utility 3.0のゲームチェンジ、日経出版(2017)

セミナー受講料

1名:33,550円(税込)2名以降:28,550円 (社内・関連会社で同時お申し込みの場合) 

受講について

<1>メールで請求書をご送付します。ご入金確認後、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りします。
<2>視聴期間は4週間です。期間を過ぎての対応は致しかねます。
<3>ご受講者様ご自身での視聴に限らせていただきます。


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時

オンデマンド

受講料

33,550円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

事業戦略   資源工学   省エネルギー

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