一般財団法人 日本エネルギー経済研究所 水素、e-gas/fuel、CCU、カーボンリサイクルの課題と脱炭素化以外の重要な視点
開催日 | オンデマンド |
---|---|
主催者 | JPI (日本計画研究所) |
キーワード | 化学反応・プロセス 地球温暖化対策技術 省資源 |
開催エリア | 全国 |
開催日:2023年08月22日
セミナー講師
一般財団法人 日本エネルギー経済研究所クリーンエネルギーユニット 担任補佐次世代エネルギーシステムグループ マネージャー 研究理事柴田 善朗 氏
【1992年】 東京大学工学部航空学科 卒業【1994年】 同大学大学院航空宇宙工学専攻 修了【1995年】 から株式会社東芝エネルギー事業本部に勤務【1997年】 フランス国立鉱山大学大学院 修士課程修了【1999年】 株式会社住環境計画研究所に勤務【2010年】 現職再生可能エネルギー、系統安定化対策、水素、CCU等に関する政策・技術分析を専門とする。
セミナー受講料
1名:33,930円(税込)2名以降:28,930円 (社内・関連会社で同時お申し込みの場合)
受講について
<1>メールで請求書をご送付します。ご入金確認後、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りします。<2>視聴期間は4週間です。期間を過ぎての対応は致しかねます。<3>ご受講者様ご自身での視聴に限らせていただきます。
セミナー趣旨
既存インフラを有効活用できることで注目されている合成燃料(e-gas/fuel)のメカニズムは水素とCCUの要素に分解できるが、CCUによるCO2削減効果は全く無い。全てのCO2削減効果は水素に依存していることから、e-gas/fuelは、CCUやカーボンリサイクルではなく、水素として分類すべきである。この正しい分類に基づき、e-gas/fuel、CCUやカーボンリサイクルの課題と今後の展望を詳説する。
セミナープログラム
1. CCUSという分類から生じるCCUにまつわる誤解 (1) CCUにおけるCO2再排出は果たして問題なのか? (2) CCUにおいてCO2を使いさえすればCO2削減になるのか? (3) CO2排出削減効果の帰属に関する議論 (4) CCUは揺りかごから墓場までを見ないといけない2. 水素との関係性から見えてくるCCUの誤解の根源と正しい分類方法 (1)「ブルー水素≒CCS」「CCUでブルー水素は成立するか?」 (2)「e-gas/e-fuel≒グリーン水素」「メタネーション∉ CCU」 (3) CO2から燃料を作ることはできない (4) 水素、CCS、CCUの関係性の再整理と正しい分類:CCSとCCUは別分類すべき (5) 化学品や炭酸カルシウム等の原料の場合 (6) CO2調達戦略3. カーボンリサイクル・炭素循環 (1) CO2の価値化に潜む罠 (2) やってはいけない炭素循環の例 (3) 何のためにカーボンをリサイクルするのか?4. 脱炭素化以外の重要な視点 (1) e-gas/e-fuel自体が目的ではない:既存インフラや産業の観点 (2) 本来の水素の使い方