飛行ドローンなどの海洋ロボット群を用いた、藻場計測等環境調査を行う手法を紹介。
今後、ロボット計測の拡張によりブルーカーボンに結び付く仕組みについてもお話させていただきます。
セミナー趣旨
海洋ロボット等一連の環境計測用ロボットの開発について紹介し、次に、水中ロボットと船ロボット、およびその連結系、飛行ドローンなどの海洋ロボット群を用いた、藻場計測等環境調査を行う手法を紹介する。藻場計測により3Dオルソ画像の作成や藻場体積を求め、海中CO2吸収量を算定する。海洋ロボットの実験で藻場により明らかに海中CO2が大きく低減することがわかったので、今後、ロボット計測の拡張によりブルーカーボンに結び付く仕組みが生み出される。
受講対象・レベル
本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です。
必要な予備知識
この分野に興味のある方なら、特に予備知識は必要ありません。
習得できる知識
海洋ロボット、モビリティの基礎知識と活用法、CO2削減によるカーボンニュートラル化やブルーカーボンクレジット
ビジネスの足掛かり。
セミナープログラム
1. 海洋ロボットの開発史
1) 水中ロボット
2) 船ロボット
2. 飛行ロボットの開発史○○
1)ドローン
2) 構造物検査特殊飛行ロボット
3)陸上ロボット、医療ロボット等その他のロボット
3. 総合モビリティによる環境調査
1)赤潮モニタリング
2)海ゴミモニタリング
3)海洋環境検査
4. 海洋ロボットにおける藻場計測
1)ロボットの構成
2)計測実験
3)計測結果
4)藻場の3Dオルソ化と体積量算出
5)ブルーカーボンクレジット
5.技術の今後とビジネス展開
■講演中のキーワード
水中ロボット、自律船、藻場、オルソ画像、海中CO2低減、ブルーカーボン
セミナー講師
長崎大学 海洋未来イノベーション機構 教授・副学長 山本 郁夫 氏
■ご略歴
1983.3 九州大学工学部航空工学科卒、同大学院工学研究科修了、博士(工学)。
1985.4 三菱重工本社技術本部、
2004.4 海洋研究開発機構、
2005.4 九州大学大学院総合理工学府教授、
2007.4 北九州市立大学教授、
2013.4 長崎大学教授、
2019.4 同大学副学長。GlobalScot(スコットランド名誉市民)、フランス国際賞受賞。
専門はロボット工学。実用的なロボットを世界に先駆けて開発することで定評がある。
三菱重工業(株)で10000m(10900m)無人潜水ロボットやB787主翼、
JAMSTECで300km(317km)以上を自律で航走する水中ロボットを開発してきた。
大学では小型無人飛行体、水中ロボット、船ロボット、本物そっくりに泳ぐ魚ロボットを世界に先駆けて開発している。
宇宙遊泳する魚ロボットも開発した。30年以上のロボット研究歴の中で英国、フランス、日本などで
ロボットの創出法に関する本など多く執筆している。内閣府総合海洋政策本部参与会議自律型無人潜水機(AUV)戦略PT有識者委員。
■ご専門および得意な分野・ご研究
ロボット工学、モビリティ工学、システム工学
セミナー受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです
→環境の確認についてこちらからご確認ください - 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
→こちらをご確認ください
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
10:30 ~
受講料
47,300円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込、コンビニ払い
開催場所
全国
主催者
キーワード
メカトロ・ロボティクス 航空・宇宙技術 環境マネジメント
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10:30 ~
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47,300円(税込)/人
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