
防腐力と安全性の二刀流を実現!
化粧品・医薬部外品で問題となる微生物の基礎,防腐設計の理論,カテゴリー別防腐処方設計法・試験法,保存効力試験において正確なデータを取得するためのポイントについて,豊富な経験に基づき,実践的かつ分かりやすく解説する特別セミナー!
【WEB受講(Zoomセミナー)】※Live配信のみ(録画視聴はありません)
セミナー趣旨
防腐設計は、防腐剤を配合して試験に合格すればいいというような単純なものではなく、使用方法、使用地域、容器、製品の安定性や使用性に及ぼす影響等、多くの要因を考察し、防腐力と安全性を両立させる必要がある。
一方、防腐力を評価する保存効力試験は、ちょっとした試験条件の違いが結果に大きく影響し、正確なデータを得ることが難しい。また、全てのカテゴリーに適用できるわけではない。
本講座では、この難題を解決するためのポイントを具体的な処方例や試験方法を挙げながら分かりやすく説明していく。4,000品にのぼる製品の防腐処方を設計した経験と微生物試験法や基準が議論されたISO国際会議に日本代表として20回以上出席し、その制定に貢献した実績をもとに資料を作り上げた。皆さんの実力向上に役立つことができれば幸いである。
受講者の声
- 大変勉強になる有意義な講演でした。実務で防腐力試験や処方設計をしている身として、知識が足りない部分を補填できる良い機会でした。
- 丁寧でわかりやすかったです。ありがとうございました。
- とても参考になりました。講師の説明も分かりやすく参加してよかったです。
- 防腐力試験のポイントや処方設計について実務で活かせる内容でした。ありがとうございます。
受講対象・レベル
・化粧品、医薬部外品の防腐処方設計を担当している方及びその責任者
・化粧品、医薬部外品の品質管理・品質保証を担当されている方及びその責任者
・化粧品、医薬部外品の商品企画、商品開発を担当している方及び責任者
必要な予備知識
基礎から説明するので、予備知識は必要ありません。
習得できる知識
1)微生物の基礎
2)防腐設計理論
3)カテゴリー別防腐処方設計法及び試験法
4)保存効力試験において正確なデータを取得するためのポイント など
セミナープログラム
1. 微生物の基礎
-化粧品で問題となる微生物
-環境と微生物
2. 微生物制御の重要性
-何故、化粧品には微生物制御が必要なのか?
-微生物起因の回収事例
-化粧品の微生物制御の基本的考え方…一次汚染と二次汚染では対応方法が大きく異なる
3. 保存効力試験
-保存効力試験って何?
-正確なデータを出すためのポイント
・菌株の復元・保管
・菌液調製 … 調製液の選択で結果が異なることも
・菌液接種、混合…均一に混合することが重要
・接種済試料の保管…保管温度で減少速度が変わる
・残存菌数測定 … 抗菌成分の中和と試料の分散が重要
4. 防腐処方設計
-防腐基準の比較 (JP、USP、ISO)
-合否だけでなく、防腐力の強弱を把握することが重要
-防腐処方設計の必要性&基本的な考え方
-防腐力を有する成分 (防腐剤、防腐剤代替剤、防腐助剤)
-各防腐成分の特徴
-防腐力に影響を及ぼす要素(水分活性、pH、原料等)
-防腐処方設計におけるカテゴリー
-カテゴリー別防腐処方設計方法、及び適切な試験法
・含水製品…水系、乳化系、乳化系+粉末、被膜剤系、カチオン系、アニオン系
・粉末・固形製品
・油性製品
・防腐処方設計不要
質疑・応答
セミナー講師
大河微生物研究所 大河 正樹 先生
日清製粉,資生堂を経て現在に至る
2007 日本化粧品工業連合会微生物専門部会長
1979 日清製粉株式会社入社
食品保存・食品微生物学の研究、品質管理を担当
1995 株式会社資生堂入社
化粧品の防腐処方設計(約4,000品)
微生物保証の責任者として、防腐処方設計研究員、微生物管理技術者を指導育成
2007 日本化粧品工業連合会微生物専門部会長に就任
業界の微生物技術を向上させるため、微生物基準・試験法の改定、教育セミナー等を推進
ISO/TC217(化粧品)WG1(微生物)国際会議に21回出席、試験法・基準の設立に貢献
2018 大河微生物研究所設立
化粧品・食品の微生物制御の専門家として、各企業の技術指導、セミナー・執筆活動に従事
防菌防黴学会所属
セミナー受講料
(消費税率10%込)1名:44,000円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:38,500円
テキスト:PDF資料(受講料に含む)
受講料
44,000円(税込)/人
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
13:00 ~
受講料
44,000円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込
開催場所
全国
主催者
キーワード
化粧品・医薬部外品技術 化学反応・プロセス
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
13:00 ~
受講料
44,000円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込
開催場所
全国
主催者
キーワード
化粧品・医薬部外品技術 化学反応・プロセス関連セミナー
もっと見る関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
PFAS(ピーファス)を分かりやすく解説!有機フッ素化合物の基礎知識
【目次】 PFAS(ピーファス)という言葉を耳にしたことはありますか?PFASは「パーフルオロアルキル物質」の略で、主に有機フッ素化... -
プラスチック分解微生物とは?求められる背景や仕組みについて解説
プラスチックは私たちの生活に欠かせない素材ですが、その便利さの裏には深刻な環境問題が潜んでいます。毎年膨大な量のプラスチックが廃棄され、海洋や土壌に蓄... -
-
結晶性シリカ、構造と種類、用途など、わかりやすく解説
【目次】 1. 生活にはなくてはならない材料、シリカ シリカを構造で分類した場合、結晶性と非晶質に大きく分けられ、同じシリカでも似...