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市場起点、コア技術戦略、
オープンイノベーションによる三位一体の研究開発
『価値づくり』を実現するための具体的な活動
研究開発担当者に求められる市場起点の具体的活動
コア技術の理解とその設定
オープン・イノベーションの様々な効果
<価値づくり特集セミナー>
舵をとるために何をすればいいのか
企業が目を向けるべきは、直接的に、顧客が享受する「価値」である
R&D部門だからこそ収益を継続的に生み出すことが出来る
研究開発マネジメントをこれから行う方、既に行っているが視点・行動を変えたい方は是非
市場起点、コア技術戦略、オープンイノベーションの
3つの戦略イニシャティブを有機的・相乗効果的に三位一体で組み合わせ、強力に展開する
セミナー趣旨
私は、日本企業の停滞の原因は、誤解を恐れずに言えば、「ものづくり」への強い固執にあると考えています。多くの場合、「ものづくり」とは、市場価値が低下しつつある自己の従来の強みへの拘泥であり、自己の「視野狭窄」を生み出してきているからです。企業は、その本質において、「顧客が享受する価値に対して支払う対価」を源泉に存続しています。したがって、企業が目を向けるべきは、直接的に、顧客が享受する「価値」です。企業にとってこの「価値」を継続的に創出すること、すなわち「価値づくり」が、その本来的使命であるはずです。そして、研究開発部門は、この「価値づくり」において先導的・主導的な役割を担わなければなりません。
この「価値づくり」を成功させ収益を継続的に拡大するためには、研究開発部門における「市場起点の思考と活動」、「コア技術戦略の実行」そして「オープン・イノベーションの徹底」の3つの戦略イニシャティブを有機的・相乗効果的に三位一体で組み合わせ、そしてそれらを強力に展開することが重要です。
本セミナーでは、以上のような「価値づくり」に向けての三位一体の研究開発の必要性の背景と、その構造と内容を紹介した後、具体的にどのような活動を行うことが必要なのかを、様々な事例を交えながら説明をしていきます。
習得できる知識
『価値づくり』を実現するための具体的な活動
『ものづくり』の問題点
研究開発担当者に求められる市場起点の具体的活動
コア技術とはの理解とその設定法
オープン・イノベーションの様々の効果 等
セミナープログラム
1.はじめに
-日本企業の大きな問題点:ものづくり経営?
-米国企業の『価値づくり』の追求(GEの例)
-日立の研究開発体制の改革:『価値づくり』へ
2.なぜ『価値づくり』なのか
-『価値づくり』の定義
-「価値づくりへの脱皮」が求められる6つの大きな背景
・顧客は享受する価値に対し対価を支払う
・顧客は常に充足されない潜在ニーズを持つ(アマゾンのドローン活用例)
・常に『非顧客』が存在する
・新興国企業の台頭による既存価値追求競争の限界(韓国化粧品企業などの例)
・従来の「ものづくり」の発想では発展・成長はない
・『価値づくり』の前提のオープンイノベーションが格段に容易に
3.日本企業の大きな問題点:「ものづくり」への固執
-「ものづくり」の関心領域:製品や技術
- 台湾・中国の金型技術力の向上の例
-「a solution without a problem(問題のない解決策)」
-『価値づくり』の視野 vs. 『ものづくり』の視野
4.『価値づくり』への『三位一体型』研究開発マネジメントとは
-『価値づくり』は継続的な収益拡大を実現する
-『価値づくり』のための三位一体の研究開発とは
-「市場起点の思考と活動」が必要とされる理由
-「オープンイノベーションの徹底」が必要とされる理由
-「コア技術戦略の追求」が必要とされる理由
-『価値づくり』のための三位一体の研究戦略の全体像
5.『価値づくり』の視点を持つ
-『価値づくり』における研究開発部門の役割(日立製作所、三菱ケミカル、富士フイルムの例)
-『価値づくり』の研究開発部門における現状
- 顧客がどのような点に価値を認識するかの理解の必要性
- 顧客は自社のQCDだけで買うのでは決してない
-『価値づくり』の拡大の視点:VACESモデル
(日本触媒、シマノ、帝人、日東電工、東洋電機、3M、テトラパック、
コマツ、日本ペイント等の例)
6.市場起点の思考と活動
-「市場起点の思考と活動」の位置付
- 革新的テーマ創出のメカニズム:市場知識と技術知識のスパーク
- スパークの原料の「市場知識」の強化活動
-「市場起点の思考と活動」の企業事例(本田宗一郎、花王、資生堂の例など)
- 研究者は蛸壺から出でよ!
- 市場・顧客を理解する3軸、TADとそのための具体的活動
(島津製作所、シマノ、IBMの20%ルール等の他)
- 研究開発部門の市場起点の思考と活動のための具体的方策
(マーケティング強化、ステージゲートプロセスの導入等)
7.コア技術戦略の追求
-「コア技術戦略の追求」の位置付
・自社の存在価値の発揮のない展開では早晩他社に負ける
・スパークの原料の「技術知識」の強化策として
- コア技術戦略とは
- コア技術設定の企業事例(3M、クレハ、富士フイルム、東レ等)
- コア技術は戦略思考・未来志向で設定する
- コア技術の選定軸
- コア技術の選定軸と三位一体モデルとの関係
- コア技術による「市場起点の思考と活動」の促進(日立、キヤノンの例)
-「市場起点の思考と活動」による新たなコア技術の発見
- コア技術の設定プロセス
- コア技術設定上の注意点
8.「オープンイノベーションの徹底」
-「オープンイノベーションの徹底の」の位置付
- オープンイノベーションとは
- オープンイノベーションが必要とされる背景
- オープンイノベーションの多様性とその類型
・類型(1):何を大きな目的として
・類型(2):イノベーションの発生の場は
・類型(3):具体的に何を求めて
・類型(4):誰と
・類型(5):どのような関係性の下
・類型(6):どのように実現
- 他の要素との相乗効果
・市場起点の思考と活動によるオープンイノベーション対象者の発見
・市場思考の思考・活動による市場理解の視野の拡大(IHIの例)
・コア技術によるオープンイノベーション機会増大(富士フイルムの例)
・オープンイノベーションにおけるコア技術による収益確保
・オープンイノベーションによるコア技術の強化と補完(コンチネンタル、オリンパスの例)
- 外部パートナー探索2つの方向性
- 自社が個別に外部を探す
(P&G、コニカミノルタ、ソフトバンク、ナインシグマ、エルゼビア等)
- 外部に積極的に探される
・自社保有技術の開示・発信法(富士フイルム、GE、3M、ホンダ等)
- オープンイノベーション実現の阻害要因
・取引コスト
・心理的抵抗
- オープンイノベーションの成功に向けて打つべき10の施策
9.最後に
□質疑応答□
セミナー講師
【講師情報】
略歴
大手電機メーカー、アーサー・D・リトル(ジャパン)(株)、
(株)フュージョンアンドイノベーション等を経て、
現在ベクター・コンサルティング(株)代表取締役社長 経営及び技術マネジメントに関する
コンサルティングにおいて20年以上の経験を有す。
日本工業大学大学院 技術経営研究科教授を兼任。北海道大学工学部、
米国コーネル大学経営学大学院(MBA)卒
著書・訳書
「プロフィット・ピラミッド超高収益を実現する14のシンプルな法則」(著書)ダイヤモンド社
(韓国語及び中国語でも出版)、「エマソン 妥協なき経営」(訳書)ダイヤモンド社、
その他共著・共訳、雑誌への寄稿多数
近著(翻訳):「ステージゲート法 製造業のイノベーションマネジメント」
(原著「Winning at New Products」ロバート・クーパー著)英治出版 2013年
専門
テクノロジーマネジメント、新規事業戦略、マーケティング
セミナー受講料
49,500円( S&T会員受講料47,020円 )
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※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
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※他の割引は併用できません。
講師のプロフィール
プロフェッショナリズムと豊富な経験をベースに、革新的な製品やサービスを創出するプロセスの構築のお手伝いをいたします。
浪江 一公
なみえ かずきみ / 東京都 / ベクター・コンサルティング株式会社
ベクター・コンサルティングは、Bridging technologies and markets toward creating innovationsを目指し、クライエント企業様に技術と市場との間の橋渡しによりイノベーションの...続きを読む
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開催日時
10:30 ~
受講料
49,500円(税込)/人
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東京都
【港区】芝エクセレントビル B1F KCDホール
【地下鉄】大門駅 【JR・モノレール】浜松町駅
主催者
キーワード
技術マネジメント総合 事業戦略
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